単行本 犬はいつも足元にいて

犬はいつも足元にいて

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賞歴

  • 第46回文藝賞
  • 全国学校図書館協議会選定図書

関連情報

内容紹介

中学生の僕と犬が、茂みの奥で見つけた、得体の知れない“肉”の正体とは? 日本文学史上初!の兄弟ユニット作家による完全共作。話題の第46回文藝賞受賞作/第142回芥川賞候補作。

選考委員絶賛!

「文学は個人の自我の発露である」という旧来の文学観は音を立てて崩れ去る。
ぜひ読んで驚いていただきたい。――斎藤美奈子氏

生きとし生けるものは匂いならぬ臭いを発し、
腐りもする存在なのだ、
との輪廻的達観を抱いた秀作。――田中康夫氏

二人の作者が個々の深層意識に潜入しながら、
公園の「肉」という真の主人公を探り当てている。――藤沢周氏

この作者は相手がちゃんと見えている。
それは、世界と人間に対する肯定の基盤であり、
だから主人公も登場人物もうとましいのに、
好きになってしまう。この距離感は絶妙で、
作者独自のものだ。――保坂和志氏

著者紹介

大森兄弟 (オオモリキョウダイ)

兄は1975年、弟は1976年、ともに愛知県生まれ。2009年『犬はいつも足元にいて』で文藝賞を受賞し、兄弟ユニット作家としてデビュー。他の著書に『まことの人々』『わたしは妊婦』がある。

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