単行本 南無ロックンロール二十一部経
『アラビアの夜の種族』『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』を超える
圧倒的スケール。構想執筆十年、デビュー十五周年記念作品。
- 単行本 46 / 576ページ
- ISBN:978-4-309-02187-4 / Cコード:0093
- 発売日:2013.05.15
- 定価:2,640円(本体2,400円)
- △3週間~
賞歴
- 朝日
関連情報
内容紹介
あのカルト教団事件と3.11後の世界との断絶。失われたものは何か? 浄土はあるか? 稀代の物語作家が破格のスケールで現代に問う、狂気の聖典。構想執筆10年。デビュー15周年記念作品。
著者刊行の辞
真の意味での“震災”と“人災”の起きた1995年は、戦後最大のカタストロフィが日本を襲った年だったと思う。直視するには想像力が必要だった。しかし、たとえばオウム真理教側が持っていた「物語」と、事件を報道するメディア側の持つ「物語」は違いすぎた。亀裂を埋める想像力はほとんど見当たらなかった。2011年、カタストロフィは一気に規模をアップデートした。この時、僕は「物語に何ができるのか」の問いに対しては沈黙した。なぜならば、それは物語の形で差し出す以外にない答えだから。
その物語が、これだ。
著者紹介
こちらもおすすめ
この本の感想をおよせ下さい
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。