単行本 消滅世界

消滅世界

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各紙で話題騒然!日本の未来を予見する圧倒的衝撃作

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内容紹介

「セックス」も「家族」も、世界から消える……人工授精で子供を産み、夫婦間のセックスは近親相姦とタブー視される世界。日本の未来を予言する、中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕の衝撃作。

中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕!

壮大な世界。でもこれは母と娘の物語ではないだろうか。
さすが村田沙耶香。この作家はすごい。-—中村文則

見たこともないほど恐ろしい「楽園」が、ここにはあります。 -—岸本佐知子

著者紹介

村田 沙耶香 (ムラタ サヤカ)

1979年千葉県生まれ。著書に『ギンイロノウタ』(野間文芸新人賞)、『しろいろの街の、その骨の体温の』(三島賞)、『コンビニ人間』(芥川賞)、『消滅世界』『地球星人』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』など

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読者の声

ひろこ さん/43歳 女性
少しオタク気質な私には、
前半部は共感できる内容でした。
2次元と3次元の恋がどう違うのか、
ただ触れることが出来ないだけで、
思いの深さは変わらないはずと
私も思います。
だから一緒に恋としてカウントする主人公の気持ちに寄り添いながら、静かに読めました。
マスターベーションの概念も、
ひとりよがりなセックスなら
マスターベーションと何にもかわらない。
自分の子供が欲しい気持ち、
他者を必要とする思いにしても、
結局のところ自己愛でしかないのかなあって思ったりして。
ただ最後の実験都市の部分は、
かなり気持ち悪かったです。
いつかセックスするおかあさんは、
自分の子と近親相姦してしまいそうで吐き気がしました。
でも自己愛の行き着く先はそこなんでしょうね。

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