単行本 青が破れる

青が破れる

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賞歴

  • 第53回文藝賞

関連情報

内容紹介

この冬、彼女が死んで、友達が死んで、友達の彼女が死んだ――秋吉、ハルオ、とう子、夏澄、梅生。五人の不定の生が紡ぎだす鮮烈のデビュー作。選考委員絶賛! 第53回文藝賞受賞作。

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藤沢周氏、保坂和志氏、町田康氏大絶賛──新たなる青春小説の誕生を告げる、第53回
文藝賞受賞作!

わずか112枚の小説で3人の身近な者たちが死ぬという暴挙を事もなげにやった。自然に、そしてリアルに。
その物語の破れ目から、茫洋とした未知な感情の景色が見えてきた本作を推す。
──藤沢周氏

小説が読む人を動かすのは、技術や知識でなく書く人がこの現実に対して持っている
違和感からくる熱意や孤独だ。
この小説には書くという熱意があるから伝わった。私は作者の孤独な時間に共感した。
──保坂和志氏

人の抱える切なさ、遣る瀬なさ、は定型化され詩になり、歌になる。本作ではそれが小説でしか描きえないやり方で描かれている。
特に結末の近く、神の名が呼ばれるところ前後の独白は、もはやすべての人が心に抱えている、なんと呼んだらよいかわからない感情に迫っていて素晴らしい。
――町田康氏


◎内容紹介

この冬、彼女が死んで、友達が死んで、友達の彼女が死んだ。
ボクサーになりたいが、なれない青年・秋吉。夏澄との不倫恋愛を重ねながら、ボクシングジムでは才能あるボクサー・梅生のパンチとのスパーリングを重ねる日々。ある日、友人のハルオに連れられハルオの恋人・とう子の見舞いへ行く。ハルオに言われその後はひとりでとう子のもとを訪ねることになるが……。
清新にして感情的な新たなる文体。
21世紀のボクシング小説にして、現代を象る青春小説である第53回文藝賞受賞の表題作「青が破れる」に加え、書き下ろし短篇「脱皮ボーイ」と「読書」を収録。


◎「青が破れる」登場人物紹介
秋吉  ボクサーになりたい主人公。でも才能なし。
梅生  秋吉のジムの同僚。かなり才能あり。
ハルオ 秋吉の親友。たまに唐突に消える。
とう子 ハルオの恋人。余命短し。美人。
夏澄  秋吉の恋人。夫・子あり。つまり不倫


◎装幀=町口覚/カバー写真=石川竜一

著者紹介

町屋 良平 (マチヤ リョウヘイ)

1983年東京都生まれ。2016年『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞しデビュー。19年『1R1分34秒』で芥川賞を受賞。22年『ほんのこども』で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『恋の幽霊』など。

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読者の声

戸崎夕鶴 さん/28歳 女性
ずっと名前を見続けてきた町屋良平さんの名前を「受賞」で見つけて、私も嬉しく、悔しくもあります。本当におめでとうござます。

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