単行本 実録・苦海浄土
- 単行本 46 / 228ページ
- ISBN:978-4-309-03181-1 / Cコード:0095
- 発売日:2024.05.27
- 定価:2,750円(本体2,500円)
- ○在庫あり
賞歴
- 毎日
- 全国学校図書館協議会選定図書
内容紹介
水俣病が再浮上した1965年、石牟礼道子と渡辺京二の出会いは雑誌「熊本風土記」に結実、社会問題と文学/思想が交わる大きな渦に転じていく。『苦海浄土』誕生を追うノンフィクション。
石牟礼道子と渡辺京二
その後の世界を変えるふたりの闘争は、
伝説の雑誌「熊本風土記」から始まった――
知られざる『苦海浄土』誕生の秘密に迫るノンフィクション
* * *
共産党に幻滅した若き思想家・渡辺京二と、孤独に表現を模索する若き詩人・石牟礼道子。折しも水俣病が社会問題として再浮上した1965年、谷川雁を介したふたりの出会いは、渡辺が編集する地域文化誌「熊本風土記」創刊に結実。社会問題と文学/思想が重なる大きな渦へと転じていく――『苦海浄土』誕生である。文学者としての共鳴、作者と編集者の緊張感、活動家としての共闘などが峻烈に交差する先で、ふたつの魂はどこに向かおうとしていたのか? 知られざる証言や資料から『苦海浄土』誕生の裏側を躍動感豊かに描く。
【書評・メディア情報】
毎日新聞(7月6日)/書評(中島岳志氏・東京工業大学教授)
静岡新聞(7月28日)ミニ評
週刊金曜日(8月2日)/書評(五所純子氏・文筆家)
西日本新聞(8月10日)/書評(田村元彦氏・西南学院大学准教授)
週刊読書人(8月23日)/書評(渡邊英理氏・大阪大学教授)
朝日新聞(9月21日)/書評(安田浩一氏・ノンフィクションライター)
著者紹介
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