単行本 水俣病闘争史

水俣病闘争史

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賞歴

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内容紹介

水俣病を巡る闘争はどのように生まれ、全国的な運動に展開したのか? 渡辺京二や石牟礼道子の知られざるコミットを明らかにしつつ、運動の精神に肉迫する決定版。

今日ただいまから、
私たちは、国家権力に対して、
立ちむかうことになったのでございます――。

最もラディカルで大規模な公害闘争として知られる水俣病闘争は、どのように生まれ、全国的な闘争に展開していったのか? そこには「運動方針の最優先事項は患者の意思である」とし、徹底して裏方に回った渡辺京二と石牟礼道子の存在があった。知られざる彼らのコミットを明らかにしつつ、水俣病闘争が問いかける「精神」を躍動感豊かに描き出す。

【書評・メディア情報】
毎日新聞(8月27日)/書評(池澤夏樹氏・小説家)
日本経済新聞(10月15日)/書評(梯久美子氏・ノンフィクション作家)
週刊金曜日(10月21日)/書評(長瀬海氏・ライター/書評家)

目次・収録作品

はじめに

第1章 寒村から
塩と木材/日本窒素肥料/アセトアルデヒド/新興コンツェルン

第2章 闘争前夜
異変/公式確認/細川一/排水口変更/有機水銀説/爆弾説とアミン説/産業性善説/漁民暴動/猫四〇〇号/サイクレーター/患者家庭互助会/見舞金契約/「水俣病は終わった」/胎児性患者/安賃闘争/新潟水俣病/公害認定

第3章 闘争の季節(とき)がきた
水俣病市民会議/確約書/石牟礼道子/渡辺京二/血債を取り立てる/水俣病を告発する会/熊本地裁に提訴/水俣病研究会/第一回口頭弁論/補償処理委/厚生省占拠/巡礼団

第4章 困難、また困難
臨床尋問/一株運動/チッソ株主総会/ほんとうの課題/敵性証人/カリガリ/自主交渉/チッソ東京本社/年越し交渉/五井事件/鉄格子

第5章 大詰めの攻防
公調委/判決前夜/判決/東京交渉団/補償協定

第6章 個々の闘い果てしなく
水俣病センター/チッソ県債/杉本栄子/石牟礼道子の涙/原田正純/無要求の闘い/差別糾弾闘争/緒方正人

おわりに

主要参考文献
「水俣病闘争」関連年表

著者紹介

米本 浩二 (ヨネモト コウジ)

1961年徳島県生まれ。毎日新聞記者を経て著述業。石牟礼道子資料保存会研究員。著者『みぞれふる空』『評伝 石牟礼道子』『不知火のほとりで』『魂の邂逅』ほか。

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