単行本 ほんとうの中国の話をしよう

ほんとうの中国の話をしよう

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内容紹介

最も過激な中国人作家が、「人民」「領袖」「草の根」など、10のキーワードで綴った体験的中国論。文革から天安門事件を経て現在に至る中国社会の悲喜劇をユーモラスに描いたエッセイ。

中国国内で発禁処分! 最も過激な中国人作家・余華(『兄弟』『活きる』など)が、毛沢東の文化大革命、鄧小平の改革開放、天安門事件から、現在にいたる中国社会の変容をユーモアを交えてつづった体験的中国論。「人民」「領袖」「読書」「草の根」「魯迅」「格差」「革命」など、10のキーワードで読みひらくほんとうの中国の姿。「中国はわずか三十年で、政治至上の国から金銭第一の国に変身してしまった」

「[天安門事件直前の]1989年春の北京は、アナーキストの天国だった。警察が急に姿を消し、大学生と市民が自発的に警察の任務を果たした。あのような北京が再現することは、おそらくないだろう。共通した目標と共通した願望が、警察のいない都市の秩序を整然と維持していた。街に出れば、友好的な空気が流れていることを感じる。地下鉄もバスも切符を買わずに乗れた。人々はお互いに微笑み合い、よそよそしさがみじんもなかった。(……)当時の北京は、「四海の内はみな兄弟」とも言うべき都市になっていた」(本書「人民」より)

著者紹介

余 華 (ヨ カ)

1960年杭州生まれ。現代中国を代表する作家。92年中篇『活きる』が映画化、2005年には長篇『兄弟』が大ベストセラーとなる。最新作は『死者たちの七日間』。ほかに、『血を売る男』など。

飯塚 容 (イイヅカ ユトリ)

1954年生まれ。中央大学文学部教授。訳書に、余華『活きる』『死者たちの七日間』、高行健『霊山』『ある男の聖書』、蘇童『河・岸』、畢飛宇『ブラインド・マッサージ』など。

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