単行本 武漢日記 封鎖下60日の魂の記録

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関連情報

内容紹介

新型コロナウイルス蔓延により、突如強行された1100万人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント。

忘れてはいけない、この悲しみの日々を──

新型コロナウイルス蔓延による1100万都市の完全封鎖。
2020年1月25日、封鎖の2日後から、武漢在住の作家・方方(ファンファン)が自身のブログ上で武漢の実情を伝える日記を書き始めた。
⾝近な⼈が次々と死んでいく悲惨な状況、⾷料品やマスクの不⾜、医療現場の疲弊と焦燥……未曾有の災厄に対して個⼈はどうあるべきかを真摯に綴り、不安を抱える⼈々に「真実」を知る⼿がかりや大きな⼼の慰めを与え、深夜一二時の更新を待ち望む読者は「億単位」とも⾔われた。
前例のない都市封鎖下、称賛と批判の嵐のなかで発信し続けた〈真実〉の記録、混迷のいまを生きるすべての人へ贈る希望の書。

◆推薦コメント

言論の自由は、いかなる政治体制下であっても、勇敢で志の高い個人が身銭を切って創り出すことができるということを作者はみごとに証明している。
――内田樹

感染症は、社会全体の人道主義の水準を浮き彫りにしたと著者は書く。それは地べたレベルでも、政治レベルでも。作家とは、それを見て書き残す者だと信じた人の渾身の記録。
――ブレイディみかこ

封鎖され、弾圧され、怯え、苦しみ、それでも起きたことをひたすら書く。これは私たちの『ペスト』(カミュ)だ。
――いとうせいこう

人の暮らしに不可欠な自由を奪われた未曾有の都市封鎖の渦中、唯一生き残った「語る自由」が今、私たちに真実を伝え、パンデミック地獄からはい上がる術を教えてくれる
――山極壽一(京都大学総長)

※著者は、本書の印税を武漢の医療従事者およびその家族に寄付することを表明しています。




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著者プロフィール:方方(ファンファン)
1955年、中国・南京生まれ。現代中国を代表する女性作家の一人。2歳時より武漢で暮らす。運搬工として肉体労働に従事したあと、文革後、武漢大学中国文学科に入学し、在学中から創作活動を始める。卒業後はテレビ局に就職し、ドラマの脚本執筆などに従事。80年代半ばから、武漢を舞台に、社会の底辺で生きる人々の姿を丁寧に描いた小説を数多く発表。2007年からは湖北省作家協会主席も務めた。2010年、中篇「琴断口」が、中国で最も名誉ある文学賞の一つである魯迅文学賞を受賞。「新写実小説」の代表的な書き手として、高い評価を得ている。主要な作品は映画化もされた「胸に突き刺さる矢」(2007年)、『武昌城』(2011年)、『柩のない埋葬』(2016年)など。

著者紹介

方方 (ファンファン)

1955年、中国・南京生まれ。武漢在住の著名な女性作家。2010年、中国で最も名誉ある文学賞のひとつである魯迅文学賞を受賞。武漢を舞台に、社会の底辺で生きる人々の姿を丁寧に描いた小説を数多く発表。

飯塚 容 (イイヅカ ユトリ)

1954年生まれ。中央大学文学部教授。訳書に、余華『活きる』『死者たちの七日間』、高行健『霊山』『ある男の聖書』、蘇童『河・岸』、畢飛宇『ブラインド・マッサージ』など。

渡辺 新一 (ワタナベ シンイチ)

1946年生まれ。中央大学名誉教授。東京都立大学大学院博士課程満期退学。専門は中国現代文学。

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