単行本 私のいた場所

私のいた場所

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異界をたゆたう女たちの幻惑奇譚

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内容紹介

現代ロシアを代表する女性作家による、本邦初の幻想短篇集。現実と非現実、生と死の狭間をたゆたう女たちを強靱な筆致で描く、めくるめく奇想世界。全18篇を収録した日本オリジナル編集。

空を飛ぶ病身の女、
キャベツの赤ん坊を育てる母親、
身体を入れ替えられた妻、
生の心臓を食べたがる娘、
マッチを擦る黒いコートの少女——
世界幻想文学大賞受賞の現代ロシアを代表する作家、待望の傑作短編集!

ペトルシェフスカヤの幻想小説の主人公たちは、狭苦しい共同アパートの息も詰まらんばかりの即物的な「生の王国」にいたはずが、いつのまにか「境界」を踏み越えそうになり、抽象的な風景にとまどいながら我知らず境界領域を旅していることが多い。(略)彼らはふたたび「生の王国」に戻って来られることもあれば、そのまま「死の王国」へと旅立たなければならないこともある。(訳者あとがき」より)

著者紹介

リュドミラ・ペトルシェフスカヤ (ペトルシェフスカヤ,リュドミラ)

1938年モスクワ生まれ。現代ロシアを代表する作家。リアリズム的作品から幻想小説や童話まで精力的に執筆。トライアンフ賞、世界幻想文学大賞など受賞多数、国内外で高い評価を受ける。代表作に長篇『時と夜』。

沼野 恭子 (ヌマノ キョウコ)

1957年東京生まれ。東京外国語大学大学院教授。著書に、『ロシア万華鏡 社会・文学・芸術』など、訳書に、L・ウリツカヤ『女が嘘をつくとき』、L・ペトルシェフスカヤ『私のいた場所』など。

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