単行本 狼少女たちの聖ルーシー寮

狼少女たちの聖ルーシー寮

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スティーヴン・キング絶賛!
摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。

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内容紹介

人間に矯正させられる狼少女、ミノタウロスの父と西部を目指す少年、幽霊の見えるゴーグルで死んだ妹を捜す兄弟……。大注目作家による目も眩むほど奇妙で独創的な短篇集を、松田青子が翻訳!

制服を着せられた狼少女たち。
ワニとレスリングする少女。雪の宮殿を守るイエティ婦人。
ミノタウロスは西部を目指し、海賊の子孫は雪山で歌う……。

スティーヴン・キング絶賛!
ファンタジー、ホラー、現実と非現実の境目を跳躍する、カレン・ラッセル初短篇集
摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。


★不協和音を奏でるイメージがページから飛び出しては読者をさらう。 「タイムズ」

★エイミー・ベンダー、ジュディ・バドニッツ、ケリー・リンクに続く、新しい世代の書き手! 「パウエルズ・ブックス」

★大胆不敵なラッセル独自の作風に最高にワクワクさせられる。 「ガーディアン」

★目がくらむほど独創的。 「メトロ」

★本当に摩訶不思議で奇妙な設定! 「デイリー・メール」


カレン・ラッセルは、明るく絶望を語ることのできる作家だ。奇想天外な設定もただ奇をてらっているのではなく、人間が持つ可笑しさや哀しさを増幅させるために選択されており、とても正しいと感じる。彼女のはじめての作品集である本書を翻訳することが叶い、心の底からうれしく思う。 ——松田青子(「訳者あとがき」より)

目次・収録作品

アヴァ、ワニと格闘する
オリビア探し
夢見障害者のためのZ・Z睡眠矯正キャンプ
星座観察者の夏休みの犯罪記録
西に向かう子どもたちの回想録
イエティ婦人と人工雪の宮殿
貝殻の街
海のうえ
ナンバー00/422の概要
狼少女たちの聖ルーシー寮

著者紹介

カレン・ラッセル (ラッセル,カレン)

1981年フロリダ州生。23歳で〈ニューヨーカー〉にてデビュー。独自の世界観が絶賛される。初短篇集『狼少女たちの聖ルーシー寮』で米図書協会の注目作家に選ばれる。他に『レモン畑の吸血鬼』など。

松田 青子 (マツダ アオコ)

1979年兵庫県生まれ。作家・翻訳家。2013年『スタッキング可能』でデビュー。21年『おばちゃんたちのいるところ』で世界幻想文学大賞・短編集部門を受賞。近著に、エッセイ『自分で名付ける』。

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