単行本 戦争と飢餓
- 単行本 46 / 608ページ
- ISBN:978-4-309-22586-9 / Cコード:0022
- 発売日:2012.12.13
- 定価:4,950円(本体4,500円)
- ×品切・重版未定
賞歴
- 読売
内容紹介
第2次世界大戦は食糧をめぐる熾烈な戦いだった! 大戦中の各国は、膨大な軍隊や自国の国民をいかにして養ったのか? 「食糧」というまったく新しい視線で戦争を分析した画期的名著!
目次・収録作品
地図
出典に関する註記
第1章 序——戦争と食糧
●第1部 食糧——戦争の原動力●
第2章 ドイツの帝国への大望
小麦から肉へ/敗北、飢え、第一次世界大戦の遺産/自給自足経済(アウタルキー)と生存圏(レーベンスラウム)/ヘルベルト・バッケと飢餓計画/東部での大量虐殺
第3章 日本の帝国への大望
農村危機の急進的な解決策/満州に100万戸/南京から真珠湾へ
●第2部 食糧をめぐる戦い●
第4章 アメリカの軍需景気
第5章 イギリスを養う
肉からパンとじゃがいもへ/アメリカの粉末卵とアルゼンチンの塩漬け牛肉(コンビーフ)
第6章 大西洋の戦い
最も過酷な冬/アメリカという命綱/冷凍肉か兵士や武器か/大西洋の勝利
第7章 大英帝国を動員する
中東補給センター/東アフリカで暴利をむさぼる/西アフリカとドル不足/ベンガル飢饉
第8章 ドイツを養う
生産戦争/西ヨーロッパの占領/ギリシャ飢饉とベルギーの回復力/同盟国とアーリア人
第9章 飢えを東方に輸出したドイツ
現地の食糧で生活する/飢餓計画の実施/1941年から42年にかけての食糧危機/ポーランドのホロコースト/ウクライナでの食糧徴発
第10章 ソヴィエト体制の崩壊
第11章 日本の飢えへの道
米とさつまいも/帝国領土の混乱と飢餓
第12章 内戦下の中国
国民党の崩壊/生きのびた共産党
●第3部 食糧の政治学●
第13章 天皇のために飢える日本
お国のためとされた健康的な食生活/チャーチル給与/アメリカの海上封鎖/ガダルカナル/ニューギニア/ビルマ/本土の飢え/降伏
第14章 ソヴィエト連邦——空腹での戦い
赤軍を養う/都市部を養う/アメリカという命綱/飢えを克服した忍耐力
第15章 ドイツとイギリス——受給権に対するふたつの取組み
1930年代のイギリス——栄養学的な見解の相違/1930年代のドイツ——「栄養面での自立」政策/配給の政治学/イギリスの労働者階級を養う/ドイツの軍事機構を養う/闇市場/ドイツの都市部——空腹だが飢えてはいなかった
第16章 大英帝国——戦争の福祉的な側面
ドクター・キャロット——イギリス国民の健康を守る/栄養格差の是正/健康と士気——軍の炊事部隊/塩漬けの牛肉とビスケットで戦う/粥、豆、ビタミン/栄養状態の修復——インド軍
第17章 アメリカ——不況から抜け出して豊かな社会へ
「いい戦争」/未来への希望/兵士の快適な生活/オーストラリア——勝利のための食品加工/太平洋諸島の人々を養う
●第4部 戦争の余波●
第18章 腹ぺこの世界
第19章 豊かな世界
自国の豊かさとヨーロッパの救済を秤にかける/戦後食糧世界の形成/あらたな消費者の台頭
出典に関する註記
第1章 序——戦争と食糧
●第1部 食糧——戦争の原動力●
第2章 ドイツの帝国への大望
小麦から肉へ/敗北、飢え、第一次世界大戦の遺産/自給自足経済(アウタルキー)と生存圏(レーベンスラウム)/ヘルベルト・バッケと飢餓計画/東部での大量虐殺
第3章 日本の帝国への大望
農村危機の急進的な解決策/満州に100万戸/南京から真珠湾へ
●第2部 食糧をめぐる戦い●
第4章 アメリカの軍需景気
第5章 イギリスを養う
肉からパンとじゃがいもへ/アメリカの粉末卵とアルゼンチンの塩漬け牛肉(コンビーフ)
第6章 大西洋の戦い
最も過酷な冬/アメリカという命綱/冷凍肉か兵士や武器か/大西洋の勝利
第7章 大英帝国を動員する
中東補給センター/東アフリカで暴利をむさぼる/西アフリカとドル不足/ベンガル飢饉
第8章 ドイツを養う
生産戦争/西ヨーロッパの占領/ギリシャ飢饉とベルギーの回復力/同盟国とアーリア人
第9章 飢えを東方に輸出したドイツ
現地の食糧で生活する/飢餓計画の実施/1941年から42年にかけての食糧危機/ポーランドのホロコースト/ウクライナでの食糧徴発
第10章 ソヴィエト体制の崩壊
第11章 日本の飢えへの道
米とさつまいも/帝国領土の混乱と飢餓
第12章 内戦下の中国
国民党の崩壊/生きのびた共産党
●第3部 食糧の政治学●
第13章 天皇のために飢える日本
お国のためとされた健康的な食生活/チャーチル給与/アメリカの海上封鎖/ガダルカナル/ニューギニア/ビルマ/本土の飢え/降伏
第14章 ソヴィエト連邦——空腹での戦い
赤軍を養う/都市部を養う/アメリカという命綱/飢えを克服した忍耐力
第15章 ドイツとイギリス——受給権に対するふたつの取組み
1930年代のイギリス——栄養学的な見解の相違/1930年代のドイツ——「栄養面での自立」政策/配給の政治学/イギリスの労働者階級を養う/ドイツの軍事機構を養う/闇市場/ドイツの都市部——空腹だが飢えてはいなかった
第16章 大英帝国——戦争の福祉的な側面
ドクター・キャロット——イギリス国民の健康を守る/栄養格差の是正/健康と士気——軍の炊事部隊/塩漬けの牛肉とビスケットで戦う/粥、豆、ビタミン/栄養状態の修復——インド軍
第17章 アメリカ——不況から抜け出して豊かな社会へ
「いい戦争」/未来への希望/兵士の快適な生活/オーストラリア——勝利のための食品加工/太平洋諸島の人々を養う
●第4部 戦争の余波●
第18章 腹ぺこの世界
第19章 豊かな世界
自国の豊かさとヨーロッパの救済を秤にかける/戦後食糧世界の形成/あらたな消費者の台頭
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