単行本 戦争と飢餓

戦争と飢餓

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内容紹介

第2次世界大戦は食糧をめぐる熾烈な戦いだった! 大戦中の各国は、膨大な軍隊や自国の国民をいかにして養ったのか? 「食糧」というまったく新しい視線で戦争を分析した画期的名著!

目次・収録作品

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出典に関する註記

第1章 序——戦争と食糧

●第1部 食糧——戦争の原動力●

第2章 ドイツの帝国への大望
小麦から肉へ/敗北、飢え、第一次世界大戦の遺産/自給自足経済(アウタルキー)と生存圏(レーベンスラウム)/ヘルベルト・バッケと飢餓計画/東部での大量虐殺

第3章 日本の帝国への大望
農村危機の急進的な解決策/満州に100万戸/南京から真珠湾へ

●第2部 食糧をめぐる戦い●

第4章 アメリカの軍需景気

第5章 イギリスを養う
肉からパンとじゃがいもへ/アメリカの粉末卵とアルゼンチンの塩漬け牛肉(コンビーフ)

第6章 大西洋の戦い
最も過酷な冬/アメリカという命綱/冷凍肉か兵士や武器か/大西洋の勝利

第7章 大英帝国を動員する
中東補給センター/東アフリカで暴利をむさぼる/西アフリカとドル不足/ベンガル飢饉

第8章 ドイツを養う
生産戦争/西ヨーロッパの占領/ギリシャ飢饉とベルギーの回復力/同盟国とアーリア人

第9章 飢えを東方に輸出したドイツ
現地の食糧で生活する/飢餓計画の実施/1941年から42年にかけての食糧危機/ポーランドのホロコースト/ウクライナでの食糧徴発

第10章 ソヴィエト体制の崩壊

第11章 日本の飢えへの道
米とさつまいも/帝国領土の混乱と飢餓

第12章 内戦下の中国
国民党の崩壊/生きのびた共産党

●第3部 食糧の政治学●

第13章 天皇のために飢える日本
お国のためとされた健康的な食生活/チャーチル給与/アメリカの海上封鎖/ガダルカナル/ニューギニア/ビルマ/本土の飢え/降伏

第14章 ソヴィエト連邦——空腹での戦い
赤軍を養う/都市部を養う/アメリカという命綱/飢えを克服した忍耐力

第15章 ドイツとイギリス——受給権に対するふたつの取組み
1930年代のイギリス——栄養学的な見解の相違/1930年代のドイツ——「栄養面での自立」政策/配給の政治学/イギリスの労働者階級を養う/ドイツの軍事機構を養う/闇市場/ドイツの都市部——空腹だが飢えてはいなかった

第16章 大英帝国——戦争の福祉的な側面
ドクター・キャロット——イギリス国民の健康を守る/栄養格差の是正/健康と士気——軍の炊事部隊/塩漬けの牛肉とビスケットで戦う/粥、豆、ビタミン/栄養状態の修復——インド軍

第17章 アメリカ——不況から抜け出して豊かな社会へ
「いい戦争」/未来への希望/兵士の快適な生活/オーストラリア——勝利のための食品加工/太平洋諸島の人々を養う

●第4部 戦争の余波●

第18章 腹ぺこの世界

第19章 豊かな世界
自国の豊かさとヨーロッパの救済を秤にかける/戦後食糧世界の形成/あらたな消費者の台頭

著者紹介

リジー・コリンガム (コリンガム,L)

ウォリック大学のアソシエイト・フェロー、ケンブリッジ大学ロイヤル・リテラリー・ファンド(王立文学財団)フェローを務める。著書に『インドカレー伝』、『戦争と飢餓』(いずれも小社刊)。

宇丹 貴代実 (ウタン キヨミ)

翻訳家。訳書に、アドリントン『アウシュヴィッツのお針子』、デイ『わが家をめざして』、ミッチェル『今日のわたしは、だれ?』、ハウプト『モーツァルトのムクドリ』、マクドナルド『ハヤブサ』など多数。

黒輪 篤嗣 (クロワ アツシ)

翻訳家。訳書に『新しい世界の資源地図』『世界の宗教大図鑑』『まるごとわかる!海の科学大図鑑』『哲学の技法』『ダークデータ』など多数。

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