単行本 債務共和国の終焉 わたしたちはいつから奴隷になったのか
- 単行本 46 / 232ページ
- ISBN:978-4-309-24630-7 / Cコード:0033
- 発売日:2013.09.18
- 定価:2,750円(本体2,500円)
- ×品切・重版未定
内容紹介
労働力の商品化から負債化(資本化)への転換をとらえることなくして現在の危機を見ることはできない。経済学、哲学などのラディカル派4人による全く新しい経済と政治への宣言。
資本主義はどこで何が変貌したのか。確信は人間を再び奴隷にする労働力の資本化だ。金融危機からアベノミクスまでのあらゆる経済政策の失敗と、左派の対抗理論の破産が、危機の深層を逆照する——。
各分野のラディカル4人の共同執筆により、債務を軸にいままでの資本主義論を根底からくつがえす斬新なアプローチで暗黒の未来を開く衝撃の書。
[本書より]
●この債務はいったい誰の責任なのだ? 借りた金はどこに消え、誰が使ったのだ? 貨幣の機能とは借財を増やすことにあったのか。
●人的資本の論理は労働者を国家の債務奴隷にする。
●債務を終わらせるプロセスはすでにはじまっている。問題は誰にそれを担わせるかのみだ。
●債務の民主的配分を図る社会民主主義とレントを守るファシズムが、一つの国のなかで共存する未来を現実的に想像するべきだ。賃金のレント化は労働者の生活をダイレクトに金融資本主義化する。
著者紹介
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