単行本 美の理論 新装版

美の理論 新装版

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アドルノ美学の至宝、究極の名著が新装版で復活

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内容紹介

美についてのあらゆる観念の解体を通して、美を現出させるアドルノ美学。いまこそ輝きをますその美学の最高峰にしてその批判理論の到達点をしめす名著、待望の新装復刊。

20世紀を代表する哲学者アドルノは『啓蒙の弁証法』(ホルクハイマーとの共著)、『否定弁証法』などファシズムの根源を西欧的理性そのものにもとめる批判理論とよばれる哲学によって著名だが、音楽論をはじめとする美学理論でも大きな影響を残した。
アドルノは1969年に没したが、その直前まで書き継いでいたのが『美の理論』である。本書はアドルノ美学の総決算であると同時に、アドルノ批判理論の到達点でもあり、その合流をしめす決定的に重要な書物である。

日本ではドイツ文学者の大久保健治氏が1985年にその本文を『美の理論』として刊行、そして1988年にそのための断片と思われる遺稿群を『美の理論・補遺』として刊行し、2007年、河出書房新社創業120周年を期してその合本版を刊行した。
そのいずれもが多くの読者をえて、現在、入手が困難になっている。アドルノの没後50年を機にこれを新装版として刊行する。
アドルノはその師ベンヤミンとともにますます重要な思想家として評価は高くなっており、翻訳や研究書も毎年のように刊行されている。そのなかでの本書の新装版の刊行は大きな意味をもつこととなろう。

目次・収録作品

【目次】
芸術、社会、美学
状況
醜、美、技術の範疇について
自然美
芸術美、〈天象〉、精神化、直観性
仮象と表現
謎特性、真実内容、形而上学
一致と意味
主観対客観
芸術作品の理論
普遍性と特殊性
社会
補遺
芸術の起源に関する諸理論 補遺
旧序文
編者後書き
訳者あとがき

著者紹介

T・W・アドルノ (アドルノ,T・W)

1903-1969。ドイツの思想家。フランクフルト大学卒。ナチスの台頭とともにアメリカに亡命、社会科学研究所を中心に活躍。主著『否定弁証法』『美の理論』『文学ノート』『ミニマ・モラリア』他。

大久保 健治 (オオクボ ケンジ)

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