単行本 すごい物理学講義

すごい物理学講義

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わたしたちは、こんな驚きの世界に生きている!
だれもが興奮できる究極の世界原理

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内容紹介

物理学の学生でさえ感動する「世界一わかりやすい最先端物理学」をまとめた世界的なベストセラー。一般相対性理論と量子力学を統合する量子重力理論が、これでついに理解できるという名著!

初めて理解できる最新物理の「ループ量子重力理論」まで

これほどわかりやすく、これほど感動的な物理本はなかった−−
長い物理学の歴史から導き出された最前線の宇宙観! 
世界的な名著、ついに邦訳刊行!
本書で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞

* * *
世界の人びとに伝えたい、素晴らしい、とっておきの物理世界
 著者ロヴェッリの言葉は、「なぜ科学を学ぶのか」という問いかけに対するもっとも適した回答になっている。科学はわたしたちに、世界という書物の読み方を教えてくれる。わたしたちは科学をとおして、「自分の目に映る世界だけが世界ではない」ことを知る。科学的探究の起源には、より遠くへ行ってみたい、より遠くを見てみたいという好奇心がある。そして、そうした願いは、「生に意味を与える輝かしい営み」だとロヴェッリは主張する。
 このように、本書は現代物理学の概説書という枠を超え、人間と、科学と、世界のかかわりについて多くを考えさせてくれる書物である。イタリアや欧米各国で広範な読者に受け入れられたのも、本書がもつこうした性格に起因するところが大きいと思われる。 
————「訳者あとがき」より


カルロ・ロヴェッリ Carlo Rovelli
1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学で物理学を専攻、パドヴァ大学の大学院に進む。その後、ローマ大学や米国のイェール大学、イタリアのトレント大学などを経て、米国のピッツバーグ大学で教鞭をとる。現在は、フランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いている。専門は《ループ量子重力理論》で、この分野の第一人者。理論物理学の最先端を行くと同時に、科学史や哲学にも詳しく、複雑な理論をわかりやすく解説するセンスには定評がある。本書は「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞して一躍脚光を浴び、その1年後に『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(小社)を一般向けに刊行してベストセラーとなった。

目次・収録作品

目次

第1部 起 源
 第1章 粒−−古代ギリシアの偉大な発見
   物はどこまで分けられるのか?  事物の本質−−世界は原子からできている
 第2章 古 典−−ニュートンとファラデー
   アイザックと小さな月−−宇宙を支配する重力  マイケル−−場と光−−電磁気力の発見

第2部 革命の始まり
 第3章 アルベルト−−曲がる時空間
   拡張された現在  もっとも美しい理論−−一般相対性理論の魔法
   アインシュタインと数学の厄介な関係  詩と科学の宇宙像
 第4章 量 子−−複雑怪奇な現実の幕開け
   ふたたび、アルベルト  ニールス、ヴェルナー、ポール−−量子力学の養父たち
   場と粒子は同じもの  量子1 情報は有限である  量子2 不確定性
   量子3 現実とは関係である  ほんとうに、納得しましたか?

第3部 量子的な空間と相対的な時間
 第5章 時空間は量子的である
   マトヴェイ−−最小の長さの発見  ジョン−−確率の雲  ループの最初の歩み
 第6章 空間の量子
   体積と面積のスペクトル  空間の原子  スピンの網−−空間の量子の状態
 第7章 時間は存在しない
   時間はわたしたちが考えているようには流れない
   脈拍と燭台−−ガリレオの時間  時空間の握り鮨  スピンの泡−−量子の時空間構造
   素粒子の標準模型  世界は何からできているのか?

第4部 空間と時間を越えて
 第8章 ビッグバンの先にあるもの
   「先生」−−アインシュタインとローマ教皇の過ち  量子宇宙論
 第9章 実験による裏づけとは?
   自然が語りかけていること  量子重力理論につながる窓
 第10章 ブラックホールの熱
 第11章 無限の終わり
 第12章 情 報−−熱、時間、関係の網
   熱の時間  現実と情報
 第13章 神 秘−−不確かだが最良の答え

  訳者あとがき/参考文献/原 注

著者紹介

カルロ・ロヴェッリ (ロヴェッリ,カルロ)

1956年、イタリア生まれ。ボローニャ大学からパドヴァ大学大学院へ進む。ローマ大学、イェール大学などを経てエクス=マルセイユ大学で教える。専門はループ量子重力理論。 『すごい物理学講義』など。

竹内 薫 (タケウチ カオル)

1960年生まれ。サイエンス作家。理学博士。評論、エッセイ、講演などを幅広くこなし、メディアでも活躍。『99.9%は仮説』『理系バカと文系バカ』『怖くて眠れなくなる科学』『ゼロから学ぶ量子力学』など。

栗原 俊秀 (クリハラ トシヒデ)

1983年生まれ。翻訳家。訳書に、ロヴェッリ『すごい物理学講義』、スクラーティ『小説ムッソリーニ:世紀の落とし子』など。須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。

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