単行本 五輪と戦後 上演としての東京オリンピック

五輪と戦後

  • 五輪と戦後

この国にとって五輪とはいったい何なのか?
戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版!

オンライン書店で購入

  • amazon
  • Rakutenブックス
  • 紀伊国屋書店
  • honto
  • 7netshopping
  • HonyaClub
  • e-hon
  • HMV&BOOKS
  • 大垣書店

店頭在庫

  • 紀伊国屋書店
  • 有隣堂
  • 三省堂書店
  • 旭屋書店
  • TSUTAYA
  • 未来屋書店アシーネ

賞歴

  • 毎日、日経
  • 全国学校図書館協議会選定図書

関連情報

内容紹介

ポスト戦争の時代、東京オリンピックの舞台はいかに整えられたのか。聖火リレーという演出、国民的英雄を生んだ競技という上演、そしてアジアでの再演……。五輪というドラマを活写する。

この国にとって五輪とはいったい何なのか?
戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版!


帝国の軍都からオリンピックシティへ……
いかに舞台は整えられ、
復興、万博、聖火リレー、神宮外苑、沖縄……
いかに演出、上演され、
マラソンランナーの悲劇、「東洋の魔女」、映画『東京オリンピック』……
いかに再演されてきたか―――!?
ソウル、北京、札幌、長野、そして再びの東京……

目次・収録作品

【目次】
序 章 東京五輪という呪縛――シナリオが綻びるとき
第Ⅰ章 ポスト戦争としてのオリンピック――舞台
1 軍都からオリンピックシティへ
2 五輪開催と軍用地返還――もう一つの日米交渉
3 東京復興としての万博・オリンピック
第Ⅱ章 聖火リレーと祭典の舞台――演出
1 聖火、沖縄を走る――「祖国復帰」への象徴演技
2 神宮外苑にいたる道程――聖火リレーというもう一つの巡幸
3 三つの舞台――神宮外苑・代々木・駒沢
第Ⅲ章 メダリストたちの日本近代――演技
1 マラソンランナーの悲劇――兵士から国民的英雄へ
2 「東洋の魔女」の伝説――殖産興業の末裔たち
3 もう一つの感動――映画のなかの東京オリンピック
第Ⅳ章 増殖する東京モデル――再演
1 ソウル1988――成長するアジアのドラマ
2 北京2008――繰り返される成長のドラマ
3 ドラマにおける反復と転換――札幌と長野
終 章 ドラマトゥルギーの転位――「速く、高く、強く」からの脱却を

著者紹介

吉見 俊哉 (ヨシミ シュンヤ)

1957年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。専攻は社会学・文化研究。著書に『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『万博と戦後日本』『親米と反米』『大学とは何か』など多数。

こちらもおすすめ

この本の感想をおよせ下さい

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

この本の感想を書く

こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。 お問い合わせは、こちらへ

close閉じる