単行本 クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート

クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート

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内容紹介

制作過程を通して図案のデザイン、配色、刺し方など美しく繊細な作品を仕上げていくまでの、人気刺しゅう家の手仕事を紹介。子鹿やきつねなどの動物たちを「描く」ための方法論が詰まった一冊。

世界で人気のイギリスの刺繍アーティスト、クロエ・ジョルダーノの手仕事がこの一冊に。

いきいきとした野生の動物たちを、刺繡糸ではなく主に縫い糸を使用して緻密に描く彼女の作品は世界で注目されています。

これまでに手がけた作品の制作過程を通して、図案のデザイン、配色、刺し方など
美しく繊細な作品を仕上げていくまでの、美しい手仕事を紹介。

*****

まず、資料を参考にしながら、動物をスケッチするところから始まります。
この段階で彼女が目指しているのは、良い絵を描くことではなく、
生き生きとした、その動物の動きや姿勢をとらえているアイデアを素早く書き留め、
人の目を引くような力強い輪郭を考え出すこと。
次にその動物の体つきやどんな風に動くのか、毛並みがどう交差するのかなどの細部に注目します。

スケッチから最終的な下絵を描き上げたところで、図案として布に写すのは、動物の輪郭だけ。
目などの細かい部分は下絵を参考にしながらフリーハンドで描き込みます。

作品の仕上がりとして効果的であれば、布を手染めすることも。
最終的な刺繍のデザインを補ってくれる役目となります。

動物に使う糸は8~12色ほど。最も明るい色と最も暗い色を選んでから、残りの色を決めます。
机の上に糸巻きを並べて色の相性をたしかめながら、心が決まるまで少し時間をかけて色の入れ替えをします。

彼女は自身の観察から、動物たちのほとんどの動きは頭から始まると考え、
鼻の先から刺し始めることで、その動物の身体の自然な流れをたどることを意識しています。
刺し方はロング&ショートステッチに近く、ステッチの長さは刺したい箇所と形にあわせて加減します。
毛並みの広がりがあるところには長めのステッチを、凝縮しているところには短めのステッチを。

スケッチや下絵を参照して、手並みを表現する糸の向きや皺のでき方などに注意しながら
ときには、下絵にこだわらずその場でベストだと思う判断をしながら刺し進めていきます――。


*****


動物たちのポーズ、背景の植物を含めた構図、毛並みの色選びなど
世界的な刺繍アーティストの作品と作品づくりに対する考え方に触れられる一冊。

著者紹介

クロエ・ジョルダーノ (ジョルダーノ,クロエ)

世界で人気のイギリスの刺繍家、刺繍アーティスト。西イングランド大学でイラストレーションを学ぶ。在学中からテキスタイルアートに興味を持ち、糸や布を使って作品を作りはじめ、試行錯誤を重ねて今のスタイルに。

忠平 美幸 (タダヒラ ミユキ)

早稲田大学第一文学部卒。同大学図書館司書を経て翻訳者。主な訳書に『お茶の歴史』『サードプレイス』『遠すぎた家路』『悪の製薬』『美しい荘厳な芸術 ヨーロッパの大聖堂』など。

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