河出文庫 か10-11 源氏物語 6

源氏物語 6

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内容紹介

ついに最愛の紫の上が死去し、悲しみにくれる光源氏は念願の出家をはたし、源氏の物語は終焉に向かう。舞台を宇治に移し、源氏ゆかりの貴公子、薫と匂宮の物語が始まる。『夕霧』から『椎本』までを収録。

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生きる苦しさと、愛するかなしみ。

紫の上の死を迎え、悲しみにくれる光君は出家を決意し、
光源氏の物語はしめやかに終焉に向かう。
そして新たな物語、薫と匂宮が姫君たちと繰り広げる「宇治十帖」へ!

夕霧は亡き友、柏木の妻である落葉の宮に恋慕を募らせる。
紫の上は出家を果たせずに最期を迎え、心の支えを失った光君は、
悲しみにくれ出家を決意し、光源氏の物語は終焉に向かう。
「橋姫」からは、いよいよ宇治を舞台にした傑作「宇治十帖」が始まる。
「夕霧」から「椎本」までを収録。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)

1967年生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など。『源氏物語』の現代語訳で読売文学賞受賞。

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