全集・シリーズ 14歳からわかる生命倫理

14歳からわかる生命倫理

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内容紹介

尊厳死、出生前診断、代理出産、臓器移植、デザイナーベビー……進歩し続ける医療を前に「命の格差」が広がっています。誰もが向き合うことになる「命」を巡る問題をイチから読み解く1冊。

目次・収録作品

■序章 私たちは「命」の選択に迫られている
「自分は生まれてこないほうが良かったの?」/まるでSFのような「命」の世界/「命の格差」が広がっていく/「生きるか、死ぬか」という究極の選択/あなたがブチあたる「命」の問題

■第1章 あなたの命は誰のものですか? ――山梨大学医学部・香川知晶さんに聞く「生命倫理」
頭を抱えてしまった10の問い/「不幸な子どもを生まない運動」/「殺される障害者の側」からの叫び/疑問が残されたままの「脳死判定」/脳死とされていたのに生き返った/脳死からの移植を求める臓器移植法/お腹を貸す「代理出産」/代理母が引き渡しを拒否した「ベビーM事件」/人身売買や売春とセットになっている?/臓器売買と貧困/長生きするな、と政府が言っている

■第2章  生きていてはいけない命なんてあるの? ――川口有美子さんに聞く「安楽死・尊厳死」
「尊厳死」に対するイメージ/運動機能が全停止するALS/「それって殺人でしょ」/丸1日で8〜10万円の看護費/尊厳死法制化の狙い/「自然死」「平穏死」ブーム/「さっさと死ねるようにしてもらう」と言った政治家/安楽死・尊厳死と優生思想/「それでもあんたは呼吸器つけたいのか」/息子に頼まれて呼吸器の電源を切った母/頭と指先だけで会社を経営するALS患者/死のベルトコンベアーに乗せてはいけない/とにかく生きちゃえ!/「生きてて楽しい?」に涙した母/死を選ぶことを強要してはいけない

■第3章 産まれてくる命を選んでいいの? ――DPI女性障害者ネットワーク・米津知子さんに聞く「出生前診断」
新型出生前診断の衝撃/産まれる前の胎児を調べる/「新型」検査で何がわかるのか /「精度99パーセント」ってホント?/検査をしないと喜べない社会/「どうしてわかってて産んだの?」/堕胎罪と人口政策/不妊にさせられた女性たち/障害者団体と女性団体からの反対運動/優生保護法を告発した女性障害者/望まない出生・生命訴訟/障害を持っている人って、充実しています/「知的障害の人は受け入れられない」

■第4章 知らない誰かの精子から産まれた私 ――AID自助グループDOG・加藤英明さんにきく「精子提供」
DI=非配偶者間人工授精とは/「父子関係はない」という検査結果/根本にあるところが崩れていくような浮遊感/家族間での「最大のタブー」/家族の危機的状況で知らされる/何人産まれたのか、公的な数値はない/健康な医学部生の精子/精子提供、1回3万円/提供者と子どもが一緒に旅行する国/遺伝上の父親に会いたい/あくまで育ててくれた親が親/いつ子どもに事実を伝えるべきなのか/子どもたちが立ち上がった/「妊娠したら終わり」の治療/DIがないと僕は存在しなかった

■あとがき 「命」と向き合うすべての人に
「たった99ドルで、あなたの遺伝子を解析します!」/あるダウン症の赤ちゃんとその両親/「刑務所に行くことになってもいい」/生かすのか、それとも死なせるのか/両親の決断/「この子たちがいてくれてほんとによかった」/明確な答えは何ひとつ出ていない

■資料 「生命倫理」を正しく理解するための法律ガイド

著者紹介

雨宮 処凛 (アマミヤ カリン)

1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの戦争のリアル』等、著書多数。

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