全集・シリーズ 宗教と学校

宗教と学校

  • 宗教と学校

無宗教の日本人が、なぜ宗教系の学校を選ぶのか?
「信じはしないが親しみを感じる」
——無節操な宗教観と宗教教育のアンバランスを読み解く

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内容紹介

なぜ宗教家は学校をつくることに熱心なのか。無宗教の日本人が宗教系の学校を好む理由とは。仏教系・キリスト教系・新興宗教系……宗教教育の発展と無節操な宗教観とのかかわりとは。

◎いつから宗教と教育が結びついたのか
◎なぜキリスト教はミッション活動を行ったのか
◎GHQ改革と宗教教育
◎急成長を遂げた新興宗教が学校を作った理由
◎なぜ仏教系は人気がないのか
◎教員の信仰心
◎宗教系学校が受験に強いわけ

目次・収録作品

はじめに

《第1章》 宗教教育の始まり 儒教・仏教と学校
1 : いつから宗教と教育が結びついたのか
◉儒教の役割
◉宗教と教育の融合
◉公費で運営された昌平黌
◉「藩」を養うための藩校
◉日新館----「ならぬことはならぬものです」
◉明道館----もっと実学を
◉造士館----海外留学の発想
◉朱子学と教育

2:仏教と教育
◉仏教の伝来と普及
◉空海が創設した「綜藝種智院」
◉寺子屋教育の意味合い
◉寺子屋から手習塾へ
◉旧・閑谷学校の取り組み

《第2章》 宗教教育受容史 ミッション・スクールと仏教系・神道系学校
1:ミッション・スクール
◉日本へのキリスト教伝道
◉なぜキリスト教はミッション活動を行ったのか
◉明治維新後の宗教教育
◉キリスト教系が選んだ私塾
◉誰が宣教師だったのか

2:プロテスタント系の学校
◉明治期のプロテスタント系学校
◉明治学院----日本初のキリスト教系学校
◉青山学院----熱心な宗教教育
◉同志社----日本人によるキリスト教の学校
◉関西学院----南メソジスト派とリベラル派

3:カトリック系の学校
◉明治期のカトリック系学校
◉なぜカトリック系は出遅れたのか
◉聖心女子学院----情操教育の子女教育

4:自由キリスト教の学校
◉自由キリスト教とは
◉玉川学園----宗派の教義にとらわれず
◉桜美林学園----人間性を強調
◉基督教独立学園----内村鑑三の思想

5:仏教と神道の学校
◉明治維新時の神道・仏教
◉龍谷大学----僧侶養成のための学校
◉駒澤大学----主流は仏教学にあり
◉他宗派の学校
◉神道系の学校

《第3章》 教育と宗教の衝突
1:カトリックとプロテスタントの比較
◉カトリックとプロテスタント
◉カトリック教会の変化
◉プロテスタントはどう変わったか

2:キリスト教系学校への圧力
◉教育勅語
◉国家主義とキリスト教擁護
◉私立学校令
◉第二次教育と宗教論争
◉軍国主義、全体主義の進行
◉同志社、上智、青山学院の苦悩

《第4章》 なぜ新興宗教は学校を作ったのか
1:天理教
◉新興宗教とは
◉天理教の誕生
◉天理教の発展と苦悩
◉布教のための人材育成
◉戦後の天理教系学校

2:創価学会
◉なぜ急成長を遂げたのか
◉正統宗門と政界進出
◉創価学園

3:その他の新興宗教
◉金光学園
◉PL学園
◉智辯学園
◉浪速学院
◉佼成学園
◉幸福の科学学園

《第5章》 宗教と学校の行方
1:教育改革と宗教系学校
◉戦後の教育界が向かったところ
◉新教育制度
◉改革の進んだ宗教教育
◉宗教教育における公立と私立
◉諸外国での「宗教と学校」----仏・英・マレーシア
◉韓国の宗教教育

2:現代における宗教系学校
◉日本人の宗教観
◉日本人はどの宗教を信じているか
◉宗教系学校の割合
◉なぜ仏教系ではなくキリスト教系なのか
◉宗教系私立校の進むべき道
◉宗教系が受験に強いわけ
◉進学かスポーツか
◉宗教色は必要か

3:宗教系学校の苦悩と対策
◉教員の信仰心
◉宣伝をしない仏教系
◉宗教系学校の行方

おわりに
参考文献

著者紹介

橘木 俊詔 (タチバナキ トシアキ)

1943年生まれ。経済学者。京都大学名誉教授、元同志社大学経済学部特別客員教授。著書に『格差社会』『早稲田と慶応』『灘校』『無縁社会の正体』『日本のエリート』他多数。

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