河出新書 -74 いま読む『源氏物語』

いま読む『源氏物語』

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内容紹介

源氏物語の新訳を手掛けた作家・角田光代と、平安文学研究者として注目の山本淳子が、今源氏物語をどう読み、どう捉えるか、紫式部と道長、彰子の関係なども含め、現代の視点から読み解く。

『源氏物語』をいま、どのように読むか。
紫式部がほんとうに書きたかったこととは何か――

5年かけて全訳に挑んだ作家・角田光代と、
注目の平安文学研究者・山本淳子が、
『源氏物語』と紫式部、一条天皇・定子、藤原道長など、
現代の視点で語り尽くす!
「定子は桐壺更衣のモデル?」「藤壺は光源氏を愛していたのか?」
いまなお千年の時代を越えて語りかけてくる日本文学最大の傑作、
『源氏物語』をより深く楽しく読むための対談集。

目次・収録作品

【目次】
はじめに 角田光代
第一章 『源氏物語』が今、語りかけてくるもの
第二章 『源氏物語』の書かれた時代
第三章 気になる登場人物、場面から『源氏物語』を読み解く
第四章 さらに『源氏物語』をめぐって
おわりに 山本淳子
*源氏物語[五十四帖簡単あらすじ]

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)

1967年生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など。『源氏物語』の現代語訳で読売文学賞受賞。

山本 淳子 (ヤマモト ジュンコ)

1960年金沢市生まれ。京都大学大学院博士課程修了。平安文学研究者。京都先端科学大学人文学部教授。『源氏物語の時代』(朝日選書)でサントリー学芸賞受賞。『紫式部ひとり語り』『道長ものがたり』他。

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