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[ 著者:江宮 隆之 ]の検索結果
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満州に理想郷を夢見て献身し、戦後もロバート・ケネディにベトナム戦争からの撤退を訴えて、生涯を理想にささげた小澤征爾の父・小澤開作の数奇な生涯を愛情こめて描く評伝小説。
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植民地下の韓国で千人以上の孤児を育てて「韓国孤児の慈父」と呼ばれた曽田嘉伊智の数奇な生涯を初めて描き、日韓の秘められた親交の歴史をあきらかにする感動作。もうひとつの「白磁の人」。
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「相場の魔術師」といわれ、のちには「天下の雨敬」とよばれた「明治の三傑」の一人・雨宮敬次郎の波乱の生涯をはじめて小説化。激動の時代を壮大なスケールで生き抜いた男たちがいま甦る。
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幕末、龍馬より先に議会制政治を構想し、龍馬より少し前に暗殺された男がいた。歴史に埋もれた赤松小三郎という男の鮮烈にして壮絶な、夢と挫折の生涯をはじめて描く傑作時代小説。
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宮沢賢治のただひとりの友、保阪嘉内。嘉内もまたもうひとりの夭逝せる求道者だった。ふたつの魂の出会いを綿密な取材と想像力によって甦らせた初の嘉内の伝記小説。
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韓国で戦後、縁もゆかりもない孤児133人を育て上げた日本人がいた。悲惨のどん底をさまよう地獄のような少女時代、そして孤児たちを守り抜いた後半生。日韓の秘話を壮大なスケールで描く。
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特攻隊員が母親の着物の柄で作った人形を背負って出撃していった事実を知り、TV局の若手プロデューサーがあらためて戦争の悲惨を問う番組を完成する物語。戦場からの遺書。
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敗戦直後の混乱期、一人の女性俳人が、タブーとされていた性の言語世界に足を踏み入れた――彗星のように現れ消え去った幻の俳人、鈴木しづ子の波乱に満ちた人生と作品を辿る。
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幕末期に結成された新選組。そこは殺戮のまち、動乱の京――そこで男たちは無限の夢を見、女たちは無償の愛に生きた。甲府、会津、終焉の地・函館――知られざる、もう一つの新選組悲歌……。
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戦国時代、最強の武将といわれた武田信玄。武田家を継いだ勝頼は、今日まで不肖、暗愚の子と呼ばれている。しかし、彼こそが、あの信長が最も恐れた武将だった――。
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出自没却。一切語らず。信州・伊那谷を流浪した男。襤褸を纏い、酒に溺れ、糞尿に塗れ、野垂死にした男――名を井上井月、俳人。芥川龍之介にその句を絶賛された、その生涯を描く。
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甲州右左口村に生まれ、貧困、病魔、失明――孤独に苦しみ、短歌に生命の埋火を燃やし尽くした伝説の放浪歌人・山崎方代の特異な魅力をあますことなく探る評伝小説。
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鋭い洞察力と卓越した見識を持ち、少数派を恐れず合理主義に徹し、終始一貫、良心に従って生きた宰相・石橋湛山の波瀾に満ちた人生。
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甲州人を父母に持ち、東京の真ん中の「甲州村」で甲州弁の中で育った一葉。誇り高く、侠気に溢れたその気質は、紛れもない甲州女であったとする全く新しい一葉像を描き出す。
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日韓関係史上になお影を落とすあの時代に、朝鮮にこよなく愛され、かの地の土となった伝説の人・浅川巧。素朴な白いやきもののように人々を慰め育んだ、愛の生涯を描く一九九五年度課題図書の文庫化。
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カネゴン、そしてウルトラマン。怪獣は実に悲しい公害の犠牲者たちであった。怪獣たちの人形づくりにかけた貧しい画家・高山良策の実話を通して、地球の大切さや心の美しさを知る少年と少女。
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日韓関係史上になお影をおとすあの時代に、朝鮮にこよなく愛され、かの地の土となった伝説の人・浅川巧。素朴な白いやきもののように人々を慰め育んだ、愛の生涯を描く待望の伝記小説。
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焦土と化した戦後日本の荒廃した社会の中、身体そのものから流露する言葉で彗星のように俳句界に現れ、消え去った“幻の女性俳人”――鈴木しづ子を描いた力作小説。ほか一篇を収録。