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[ 著者:中野 孝次 ]の検索結果
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美術史に多大な影響を与えた本阿弥一族をめぐる様々な逸話を重ね、柔軟にして強靭な精神世界を描く。風流で清貧な生活を愛した光悦、光甫らに見る、日本人の原像を浮き彫りにする。
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帰属の場を何処に持つこともなく、動乱流転の中世を“中有的”に生きた孤高の詩心の軌跡を、現代に生きる人間の怨念の視点から浮彫りにする著者の思想の原点をなす記念碑的な長篇評論。
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訪日団に加わりはじめて祖国の土を踏んだ残留孤児が、戦後四十年を経てようやく発見した真実の祖国とは、親とは。――残留孤児の肉親探しにまつわる表題作を含む最新の小説集。
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学徒兵として迎えた敗戦――焦土と化した祖国の山河に佇む青年は、ふたたび自己確立の旅に歩み出す。平林賞受賞の話題作「麦熟るる日に」に続く待望の戦後青春篇。
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麦熟るる日に
- 定価
- 1,324円(本体:1,204円)
- ISBN
- 978-4-309-00295-8
- 在庫
- ×品切・重版未定
- 発売日
- 1978.09.12
時代から逃れ出ようとした少年の日々――昭和の年号と同齢の著者が、戦争の命運に漂った苛酷な“昭和の青春”を鮮やかに描いた、感動の自伝的小説三部作。
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カトリック・スペインの圧制下に生きる無名者の日常を描ききったブリューゲル。1枚の絵との奇しき出会いに導かれて辿る自己検証への旅。