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[ 著者:中上 健次 ]の検索結果
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母をモデルにした長編「鳳仙花」、『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」他短編、故郷・紀州のルポ作品等を収録。欲望と悲しみ・憤りを辺境の地・熊野を舞台に描いた中上健次の小宇宙。
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熊野を舞台に繰り広げられる業深き血のサーガ……日本文学に新たな碑を打ち立てた著者初長編にして圧倒的代表作。後日談「覇王の七日」を新規収録。毎日出版文化賞他受賞。
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「俺は何者でもない、何者かになろうとしているのだ」――東京で生活する少年の拠り所なき鬱屈を瑞々しい筆致で捉えたデビュー作。全ての十九歳に捧ぐ青春小説の金字塔。
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金色の小鳥が群れ夏芙蓉の花咲き乱れる路地。高貴にして淫蕩の血に澱んだ仏の因果を背負う一統で、「闘いの性」に生まれついた極道タイチの短い生涯。人間の生と死、その罪と罰が語られた崇高な世界文学。
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路地を出ざるをえなくなった青年と老婆たちは、トレーラー車で流離の旅に出ることになる。熊野、伊勢、一宮、恐山、そして皇居へ、追われゆく聖地巡礼のロードノベル。
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不世出の作家、中上健次の、早すぎる死の前に残した講演テープに語られる魂と死の文学観。山本健吉『いのちのかたち』に対峙しつつ、信仰や神を基底にすえて壮大に挑む貴重な日本文化論。
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熊野の山々のせまる紀州南端の地を舞台に、高貴で不吉な血の宿命を分かつ若者たち――色事師、荒くれ、夜盗、ヤクザら――の生と死を、神話的世界を通し過去・現在・未来に自在に映しだす新しい物語文学。
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破壊と創造をつらぬき、現代文学に巨大な可能性を拓いた新世代の旗手の、15年にわたる画期的な歩みを1巻に集大成。解説=川村二郎 付録=収録作の時評・書評集。
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熊野の山々がせまる紀州南端の地を舞台に、高貴で不吉な血の宿命を分かちあう若者たちの生と死を、神話的伝承の世界を通して過去・現在・未来に自在に映し出す新たな物語文学の誕生。
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閉ざされた現代文学に巨大な可能性を切り拓いた、時代の旗手の第一創作集――故郷の森で生きる少年たち、都会に住む若者のよる辺ない真情などを捉え、新文学世代の誕生を告知した出発の書!
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自然に生きる人間の原型と向き合い、現実と物語のダイナミズムを現代に甦えらせた著者初の長篇小説。毎日出版文化賞と芸術選奨文部大臣新人賞に輝いた新文学世代の記念碑的な大作!
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このいとおしい思い、この激情――人の寄って立つ土地と血への愛と痛みとを、自然のうちに探って、現実と物語のダイナミズムを現代に甦らす著者初の長篇。
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兄の自殺によって母系一族の運命に初めて向いあった「一番はじめの出来事」、都会に生きる若者の寄る辺ない真情を描いた「十九歳の地図」。新世代を告知した注目の第1創作集。