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[ 著者:窪田 般彌 ]の検索結果
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一九四〇年、ブルトンの放った、世界の価値を逆転させる言葉に満ちたアンソロジー。ジャリ、カフカ、ダリ、デュシャン、ピカソ……シュルレアリスムの入門書にして羅針盤のごとく我々を導く啓蒙の書!
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詩はもともと、音楽や絵画のように楽しめるものだ。詩こそ、声に出して「朗読」するのに最も適した芸術である。本書では新しい詩の試みが盛んに行われた20世紀前半の黄金期から59篇を収録した。
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日本の詩人たち――堀口大學、齋藤磯雄、日夏耿之介、永井荷風など錚々たる人々の歩んだ道を、詩人で仏文学者の著者が、軽妙洒脱かつユーモラスな語り口でまとめた名著にして遺作。
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〈二○世紀〉の到来とともに、シュルレアリスムへの決定的潮流を作ったアポリネールが痛快なエロス像を主人公の少年に託して描いた傑作短篇小説。天衣無縫な前衛性と鋭い精神性が交錯した巨匠の絶品。
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女帝マリア・テレジアから追放を申しわたされたカザノヴァは、ウィーンからパリ、マドリッドへと旅を続ける。バルセロナでは再び幽閉の憂き目に会うが、それでも数々の女たちは彼に魅き寄せられていく。
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ロンドンで恋の痛手を受け人生の凋落を感じつつ、ベルリン、ペテルブルグ、モスクワ、そしてウィーンへと足を延ばす。プロシャ王やロシア女帝に謁見しながら放浪を続ける彼に運命の重みが辛くのしかかる。
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魔術に狂信するデュルフェ夫人との奇怪な秘儀、同性愛のマルコリーナ嬢とP・P嬢との情交、そして渡英した彼はシャルピヨンという運命の女によって徹底的に裏切られ自殺寸前まで追いこまれることになる。
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フランスの財政を助けようとカザノヴァが出した策は、なんと国営の富くじ計画だった。オランダへ密使で派遣されたり、工場主になったりと、立身と金儲けと降神術に目覚めた彼の怪しくも愉快な遍歴時代。
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2人の美しい修道女C・CとM・Mを相手に若きカザノヴァは究極の愛欲と限りない悦楽の日々を過ごす。また人心を惑わせた科で投獄された彼はヨーロッパじゅうを沸かせた世紀の大脱獄を果たす。
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18世紀ヨーロッパを自在に生きた真の自由人、冒険家、色事師、カザノヴァの真実の生涯。従来不当に貶められてきたカザノヴァの復権と名誉回復を企図する著者の書き下ろし評伝。
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カザノヴァ回想録
- 定価
- 534円(本体:485円)
- ISBN
- 978-4-309-46002-4
- 在庫
- ×品切・重版未定
- 発売日
- 1980.12.04
私は狂おしいほど女を愛してきた。しかし、つねに女たちより自由を愛してきた――18世紀ロココの時代に生まれ、生涯放浪し続けた色事師、冒険家、魔術師、詐欺師そして自由人カザノヴァの生涯を綴る。