単行本 いつか深い穴に落ちるまで

いつか深い穴に落ちるまで

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賞歴

  • 朝日、東京

内容紹介

サラリーマン・鈴木、地上最強のリアリティ・ショーに挑む。人類は、地球に穴を貫けるのか? 日本―ブラジル間・直線ルート開発計画が今、始まる。選考委員驚愕の第55回文藝賞受賞作。


サラリーマン・鈴木、人生を「穴」に賭ける

「なぜ、そんな穴を?」
「だって、近道じゃありませんか」

日本戦後史 × 穴掘り × やるせない会社員
日本-ブラジル間・直線ルート極秘開発プロジェクト、開始。
大ボラサラリーマン小説の爆誕!!!

◎選考委員、驚愕

小説という表現を信じる力の強さと、想像力の勝利に打たれて、
私はこの作品を絶対に世に出したいと思った
ーー磯﨑憲一郎氏

「よくまあここまで」と思わせる大風呂敷なホラ話。
これぞ文科系の土木小説! その野蛮さは大物の片鱗
ーー斎藤美奈子氏

奇妙だから面白いのではない。真面目だから面白い。
作品の生真面目さ、のようなものに惹かれた。
ーー村田沙耶香氏


【あらすじ】
戦後から現在まで続く「秘密プロジェクト」があった。
発案者は、運輸省の若手官僚・山本清晴。
敗戦から数年たったある時、新橋の闇市でカストリを飲みながら彼は思いつく。「底のない穴を空けよう、そしてそれを国の新事業にしよう」。
かくして「日本-ブラジル間・直線ルート開発計画」が「温泉を掘る」ための技術によって、始動した。

その意志を引き継いだのは大手建設会社の子会社の広報係・鈴木一夫。
彼は来たるべき事業公表の際のプレスリリースを記すために、
この謎めいた事業の存在理由について調査を開始する。

ポーランドからの諜報員、
業員としてやってくる日系移民やアジアからの技能実習生、
ディズニーランドで待ち合わせた海外の要人、
ブラジルの広報係・ルイーザへの想い、
そしてついに穴が開通したとき、鈴木は……。

様々な人間・国の思惑が交差する中、日本社会のシステムを
戦後史とともに真顔のユーモアで描きつくす、大型新人登場。

著者紹介

山野辺 太郎 (ヤマノベ タロウ)

1975年、福島県生まれ。宮城県育ち。42歳。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科修士課程修了。現在、会社員。

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