単行本 くもをさがす

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賞歴

  • 書店員が選ぶノンフィクション大賞オールタイムベスト2023
  • 全国学校図書館協議会選定図書

関連情報

内容紹介

カナダで、がんになった。「私は弱い。徹底的に弱い」。でも――あなたに、これを読んでほしいと思った。祈りと決意に満ちた著者初のノンフィクション。

29万部突破! ついに3冠!
・第75回読売文学賞(随筆・紀行賞)
・書店員が選ぶノンフィクション大賞 オールタイムベスト2023
・ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 第1位(ノンフィクション部門)

NHK「あさイチ」、テレビ朝日「アメトーーク!」、TBS系「王様のブランチ」日本テレビ系「news every.」他続々メディアで紹介!

カナダでがんになった。
あなたに、これを読んでほしいと思った。


これは、たったひとりの「あなた」への物語ーー
祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション

『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から治療を終えるまでの約8 ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。
カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間――。
切なく、時に可笑しい、「あなた」に向けて綴られた、誰もが心を揺さぶられる傑作です。

●『くもをさがす』へ寄せられた声
思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと改めて教わったよう。
――ジェーン・スーさん(コラムニスト)

読みながらずっと泣きそうで、でも一滴も泣かなかった。そこにはあまりにもまっすぐな精神と肉体と視線があって、私はその神々しさにただ圧倒され続けていた。
西さんの生きる世界に生きて
いるだけで、彼女と出会う前から、私はずっと救われていたに違いない。
――金原ひとみさん(作家)

剥き出しなのにつややかで、奪われているわけじゃなくて与えられているものを知らせてくれて、眩しかったです。関西弁のカナダ人たちも最高でした。
――ヒコロヒーさん(お笑い芸人)

読み終わり、静かに本を閉じても心がわさわさと迷う。
がんの闘病記という枠にはとてもおさまらず、目指す先はまったく別にあることに気づかされた一冊。幸せいっぱいのときに、それを失う恐怖心が同時に存在するパラドックスに気づくと、上手くいったとしてもイマイチでも、自分なりに納得できる瞬間の積み重ねが人生なのだとあらためて知る。
――高尾美穂さん(産婦人科医)


●『くもをさがす』読者は必読!
西加奈子の掌編「Crazy In Love」
(『私小説』金原ひとみ編著/河出書房新社刊 収録)

「Crazy In Love」は、「文藝」2022年秋季号、金原ひとみ責任編集「私小説」特集へ寄稿された、『くもをさがす』でも特に印象に残るエピソードを基に描かれた、切実さとユーモアが入り混じる掌編小説です。
同特集を新たに編み直し、2023年2月に刊行された単行本『私小説』収録の本作は『くもをさがす』読者必読です!

著者紹介

西 加奈子 (ニシ カナコ)

77年生まれ。 2004年に『あおい』でデビュー。 07年『通天閣』で織田作之助賞、 13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞。 他著書に『ふる』『i』『夜が明ける』等

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読者の声

めぐ さん/47歳 女性
はじめまして
この本は、私が高熱でなかなか退院できずにいたとき、友人が持ってきてくれました。
去年の9月に卵巣がんの告知を受け、ステージ4bで手術、抗がん剤治療中になります。
免疫力が落ちて、感染し今は抗がん剤を一時やめざるをえない状況です。

本を読み進めるにつれて、驚くことばかり
西さんのお誕生日は私と1日違い
バンクーバーに住んでいたこと。
子育てしていたこと。
母の名が同じだったこと。
何か運命を感じました。
バンクーバーの印象は私とは違った印象でしたが、よくも悪くもやはり自分できり開いていくものだと思いました。
西さんの考え方や周囲の人たちとの関係、感謝。
共感と感心を致しました。
これからつきまとってくるであろう再発に対しても心の持ちよう
勇ましく楽しく歩んで行こうと思いました!

オガワカコ さん/50歳 女性
西さんの新刊だ!と読み進めてる途中私にも西さんと同じ癌が見つかりました。神様に世の中の端っこへ、静かにおかれてしまったような気持ちになり、病気になってしまった自分のことが、許せなく嫌になったしまいました。でも、
読み進めていくうちに、手術、再建、治療の不安が解消されていきました。また、世の中に戻って来れたような気持ちでした。再建はしない選択を自分で決め、全摘の傷跡もがんばった証としてかっこいい自分と思えるようになりました。それでも、気持ちがもたなくなった時、読み返して元気をもらっています。
西さん、ありがとうございます!
ゆか さん/女性
忘れられない一冊になった。
闘病のことだけではなく、様々なことが書かれていて、そのどれもが心に残る。
なぜか看護士は全員関西弁なのも深刻になりすぎなくてよい気がした。
周囲の人々がみな優しい人ばかりで、人に恵まれているな、と思ったが、それはきっと本人の受け止め方と描き方による部分もあるのだろう。良い面を受け、それを引き出せる、というか。本人の人柄の良さが垣間見えた気がした。
手元に残して、時折読み返したくなる本。
なお さん/46歳 女性
親を介護しています。今年、愛猫を14歳で看取りました。愛するものを失うことの衝撃を少しずつ実感しています。
自分が先に死ぬことへの恐怖はどこから来るのかと考えたら、愛する人と一緒にいられなくなる恐怖なのだろうと思います。
わたしを考えると、子はおらず、夫は8歳年上、年齢順なら自分のしまい方はどうしようかと考える日々です。自分が先に死ぬことには恐怖ではなく、順番守れなくて申し訳ないという気持ちです。愛する人を全員見送るのはつらい。けれどもそれができないならもっとつらいのかもしれないと思います。
伊藤 太郎 さん/23歳 男性
まずはじめに、この本を書いてくださったことに感謝の思いをお伝えしたいです。自分の読書体験のなかに、幸せな瞬間が増えました。ありがとうございます。西さんが書く文章が纏っている温かい空気感がとても好きです。今後、自分が生きていく中で行き詰まった時、「くもをさがす」に帰ってくると思います。本を開いて、バンクーバーのおおらかな空気をいっぱいに吸い込み、そこにいる人たちのしなやかな生き方を思い出して、愛のある人間でいたいと思っています。
この本を書いてくださって本当にありがとうございました。読み終わった直後から感動をお伝えしたい気持ちが止まず、読後数日経ってこのサイトに辿りつくことが出来ました。これからの作品も大変楽しみにしています。お身体に気をつけて頑張ってください!
Tamako さん/女性
昨年乳がんの診断を受けたタイミングで、テレビ本書が特集されていて存在を知った。西さんと同じサブタイプであることもあり、治療の際の心のバイブルにしていた。だから、読み終わると心の拠り所がなくなってしまう気がして、最後は週に1ページずつ、一語一語を噛み締めるようにゆっくり読み進めた。
結局抗がん剤治療の半ばで読み終えてしまったが、怖くても辛くても当たり前なんだということを認めてもらえてとても気が楽になった。
私も、寄り添ってくれる家族や友人に感謝しながら自身の人生に向き合って行きたい。
makko さん/45歳 女性
まさにほとんどピッタリ同じ状況で、一気に読みました。年齢まで一緒でした。私はまだ治療は完了していませんが、これからどんなことが起こるのかとか、希望もたっぷりもらえました。

「たとえ乳房も子宮も卵巣もなくても私は女性だ」という決然とした一文に、奮い立つような感情を抱きました。

弱さも強さもみんなまとめて自分を愛す、私にとってこの1冊はここから先を生きるための指標です。
キツラノ さん/31歳 男性
この本を読みながら「そうやねん!」と自分もバンクーバーに住んで感じたことが改めて言葉になったような気がします。

僕も去年カナダで病気になり、(良くも悪くも)病院にお世話になりました。
治療のことを考え、現在は日本で闘病中です。

病気のため思うように外にでられず、目を閉じるとバンクーバーにいた時の情景、人との出会い、街の雰囲気を今でも昨日のことのように思い出します。
時間があいてから、あの時はこういう気持ちだったんだなと。
この本が改めて、バンクーバーでの思い出とのつながりをさらに強くしてくれました。

ありがとうございます。


天道虫 さん/33歳 女性
乳癌ではないのですが、葉状腫瘍が再々発し、右胸を全摘することになりました。
ショックで辛くて辛くて堪らない中、縋るような気持ちで『くもをさがす』を買いました。
西加奈子さん、この本を書いてくださりありがとうございます。
病気に対する恐怖や、自分の気持ちに対する葛藤など自分の中でモヤモヤしていたものが、西さんの文章を読むことで整理できたり理解できたりしました。
まだまだ自分の状況を受け入れられてはいないのですが、この本をお守りにして手術や術後の生活に臨みたいと思います。
ハピネス さん/60歳 女性
乳がん患者という立場になって15年。
これまで手にしてきたすべての乳がん関連本の中で一番心に届きました。
まだ手にしていない患者さんに読んでもらいたいと思い、乳腺外科の待合いに置いてもらえないかと主治医に相談したところ「NHKでも紹介されて気になっていました」とのこと。
読んでないんかーい!…と心の中でツッコミを入れましたが、1週間後に乳腺外科に行くと受付に置いてくれていました。
ひとりでも多くの患者さんやご家族の心に届きますように.⁠。⁠*⁠♡
まーさん さん/67歳 女性
 たった今、読み終えました。ガン闘病記だけではなく、社会のいろいろな観方に触れ、自分の狭さを感じました。
西加奈子さんの周りの人々の温かさ、心の強さ、広さにも感動!私はそういう友人になれるだろうかと自問しました。
 でもまだどのようにも変われる!そんなふうに思わせて頂きました。西さんの正直な前向きさに背中を押してもらった気分です。
 文中の本の引用も印象的でした。
言葉が心の奥に潜む思いを引っ張り出してくれるようです。
 私も元乳がん患者ですが、幸い初期でしたので今は普通に元気に過ごせてます。とても呑気なガン患者だった17年前をちょっと思い出しました。
西加奈子様、どうぞお元気で、これからもどんどん書いてください。楽しみにしております。
しずく さん/39歳 女性
私は医療従事者で、この本に登場するような抗がん剤を扱う部署で働いています。
この本の中の「がん患者やからって、喜びをうばわれるべきやない。」という言葉。私は患者さんにこんなに真っ直ぐ言えていないなと心にズシンと響きました。関西弁でコミカルに伝わるけどもとても心に残る内容でした。
まめ さん/60歳 女性
誰に教えられたのかも覚えていませんが、私もなぜか蜘蛛だけは家の守り神だからと絶対に殺さず、掃除もほらほら危ないよと声をかけながら蜘蛛を避けて掃除するくらいで笑
西さん、おばあさん様様ですね!
私はもともと慢性蕁麻疹持ちで年に1回くらいひどいやつになるんですが、5年前のその時、食べ物が全く喉を通らなくなる謎の症状が同時に出て大学病院を紹介され約2ヶ月ありとあらゆる検査をする中で初期の肺腺癌が見つかりそこからアラアラと手術になり、その頃には最初の飲み込めない症状は消え去り(結局原因不明、喉はいたって健康)
まぁ、これは親切な「お知らせ」だったんだろうなぁと思ってます。
この世界にはまだまだ不思議がいっぱいですね。
西さん、お元気でいてください。
きっと大丈夫!
チャコ さん/64歳 女性
ステージ1の乳がんで、右乳房全摘しました。こんな軽いステージなんだから、不安に思ったり怖がるのは申し訳ない、後ろめたい感じがずっとあります。そんな罪悪感にも似た気持ちは、当たり前なんだよと、言ってくれる人は居なかった。
大きな胸の傷跡も、不安で気弱になったりすることも、全部ひっくるめて、私は私を生きて行って良いんだと、言ってもらえた様でした。
ありがとう。
片桐 博 さん/53歳 男性
NHKの番組で西さんのがん闘病の動画が取り上げられていて、とても共感して本を読みました。カナダの医療現場のことも含め、カナダと日本の文化の違いに関する記述がとても興味深かったです。考えさせられた記述の一つは『障害を持っていることで「迷惑をかける」などという観念はないし、困っている人がいれば助けるのが当たり前なのだから、助けられた側も過剰に感謝する必要などない。このような共生も、本来は当たり前のことだ。だがそれを「当たり前のこと」として皆で共有してる街は、マイノリティに対してだけではなく、結果全ての人に優しい。』(p.110)です。
読後改めて西さんの動画を観たくなり、再度NHKラーニングの動画を観ました。
丸子 さん/64歳 女性
『へび』を読んでいて、くもに辿り着き、あなたに向けられた言葉は私に届きました。痛みや苦悩を想像するのは遠巻きにして、ただ心のうちに添ってみました。勇敢という言葉の通り自分で決断する潔さ、多くの人との絆、愛と情との相違、ガンさえも生きているととらえること、くもが守り神のような祖母であることなど、随所で頷きながら読みました。
平穏と裏腹な困難が、近くに潜んでいるかもしれないと思いながらも、今の幸せをかみしめて生きようと再確認しました。
西さんの生の声が、しっかりと聴こえてきました。
桑原寛文 さん/55歳 男性
生きるって日頃感じないこと。でも、死が身近に迫ると、ハグ、友達、景色、食べ物、全てが痛いくらいに輝きを増す。でもリアル。西さんはそんな切羽詰まった環境を関西弁で和ます。でも、人が生きるってリアルで辛く、幸せで、切なく、楽しい感じ。そんな体いっぱいの全身で受けた感じでドストレートで投げられた感じ。受け取りは読者それぞれに。大谷選手のストレートより重い直球。素晴らしい問いに出会えました。ありがとう。西さん。
ちか さん/60歳 女性
本作に出会う前に友人が癌を患い余命幾許も無い事を知り、意気阻喪の頃ラジオで紹介していた『くもをさがす』に惹かれ書店に向かいました。
私も関西人なので、本書のカナダの人が関西弁で登場することに妙にリアルを感じて、西さんの気持ちの中にも、入っていくことができました。
自分はじぶん…といいながらも、客観視しながらプロに頼り、信頼する事、生き抜く事を信じて他人に感謝し愛する西さんの日々、どんなにしんどくて、怖かっただろうと思いながらも、読み終わらないうちに私には希望がみえました。
美しく張られた蜘蛛の巣をわずかに差す真っ直ぐな陽の光で見つけ、その真ん中に神々しくいる蜘蛛を見つけるのが、好きな私です。
蒼井瑞季 さん/28歳 男性
カナダに語学留学を考えている私にとってはカナダでのリアルな医療形態、生活風景などが垣間見えて勉強になりましたし、今を生きる事の素晴らしさ、尊さが胸が痛くなるほどこの本から伝わってきました。
また過去に大切な人が癌を患った時にこの本に出会えていたら違う対応が出来ていたかもなと思わされました。
私にとって大切な一冊になりました。
西加奈子さんありがとうございます。
ゆき さん/33歳 女性
33歳未婚で乳がん告知されました。そんな時に書店で手にした本でした。
これから私がどうなるのか不安すらも自覚できていない状態の中、まだ他人事のように読んでいたと思います。
日々の検査結果の更新。その都度治療や人生の選択。
どれだけ書ききれないことがこの本には隠されているのか。それを想うだけで、自分も強くあれるかもしれないと思えます。
これから抗がん剤治療が始まりますが、私もこの1日1日を笑い飛ばせるように頑張ります。
ありがとうございます。
みさえ さん/55歳 女性
83歳で母が乳癌になり現在85歳。膀胱がんと肺癌と次々とがんが見つかりながら今治療しています。その母の趣味は読書で今回母から貸してもらって読みました。海外での告知 治療周りの方の助けなどとてもわかりやすく伝わりました。
心の持ちどころの大切さも、大事だなぁと思います。これからも頑張ってください。
かおりんご さん/45歳 女性
9月に乳がんを告知され、まさか私が、と真っ暗な気持ちで入った書店で導かれるようにこの本に出会いました。
読み進めるうちに、あなたとは私だ、これは今の私のために書いて下さったのだ、と思わずにはいられませんでした。
「あなたの体のボスはあなただ。」という言葉に勇気をもらい、自分の意思で主治医や治療法を決めてきました。来月手術が控えています。不安な夜もありますが、そんな時はこの本を開き、お気に入りの言葉を何度も読み返します。
私を暗闇から救ってくれた「くもをさがす」。なんとお礼を申し上げたらよいか分かりません。
お会いしたことのない西さんも作中登場する病気を乗り越えた方たちも、私のキャンサーシスターフッドだと思っています。
西さんが、みなさんが、これからも幸せで、輝いていますように。
私も頑張ります!勇気を、光を、ありがとうございました!
田村雅子 さん/67歳 女性
一気に読み進めました。これほど心を揺さぶられた作品は久しぶりです。胸が締め付けられるような緊迫感、目の前にどこまでも青い空が広がっているような解放感、相反する感情がいったり来たりしました。経験と日常生活が綴られていく中で、医療、教育、伝統、文化それぞれに深く切り込んでいく。ずっしりと重い一冊でした。ドンと背中を押してもらいたい時に、きっと読み返すことになると思います。
まろまろ さん/46歳 男性
西さんの強さを一番、感じました。
ふとした瞬間、気付いたら泣いていました。
自分も病気で、急に悲しんだり、苦しんだりしました。その時に、「くもをさがす」を読んで、西さんのように生きなきゃと思いました。

本当にありがとうございました。
応援しています。
まっさんの娘 さん/62歳 女性
実は私は9本(?)の手術痕がありまして、九歳から五十八歳までに他人よりは少し多い手術を経験しています。九歳の時はあまり深刻には感じませんでしたが、大人になってからの手術はやはり、思うところがありました。最後になった手術が終わり手術室から出てきた私は父のデスマスクそっくりだった、と娘に言われました。どうして私が、と思う感覚は手術のその度感じたことです。改めて、「くもをさがす」を読んで、私も世界中の誰かも目に見えない力で生かされているのだ、と思いました。
そう、今この時を自分らしく生きるんだ、自分の「いのち」を慈しむんだ、そんなふうに思った私でした。
ゆっきー さん/56歳 女性
最終章にて、「くもをさがす」は、"どこにいるのか分からない、会ったことのない「あなた」に向けて書いている"という文章を目にした時、(このタイミングで出逢えて良かった、出会うべき時にちゃんと出会えたんだ♪)と、強く感じました。自分に欠けている考え方、日本とカナダとの様々な考え方その他の違い(特に愛と情の違いという捉え方)等を認識することが出来ました。
今自分は不幸と感じていて、どうしたら、そこから逃れられるのか、分かりませんが、この本と出会い、考え方の視野を広げてもらえた気がします。どんな状況でも、決める権利が自分にあることも。人生一度きり!こうありたいという自分に、ゆっくりでも、近づいていきたいと思っています。ありがとうございました。
r.y さん/29歳 女性
私は8年目の看護師です。さまざまや場面に立ち会い、看取りも数えられません。そんななか、ここ数ヶ月で自分自身が適応障害となり、現在休職している中でこの書籍に出会いました。日本との医療や文化、考え方の違いに驚きつつ、読みながら共感する部分も多く、読む前と比べてありのままの自分を好きでいようと思うようになりました。自分がこの先どう生きるのか、どんな人生になるのか、自分の家族に何が起こるのか、何も予測は出来ないですし、先のことを考えると不安と恐怖に押し潰されそうになるときもあります。でも1日1日を大切に、今の自分の素敵なところを1つでも見つけながら、不完全な自分を愛していこうと思います。素敵な書籍、西さんとの出会いに感謝します。そして、これからも職場復帰した後は医療従事者として少しでも心の拠り所になれるような看護師でい続けられるようになりたいと思います。素敵な出会いをありがとうございました。
nrk さん/44歳 女性
昨年末、左乳房全切除しました。私は西さんと同世代で、小学生の1人息子もいます。乳癌告知時や治療中の想いは、共感するものとそうでないものがありましたが、西さんが「わたし」に向けて届けてくれた言葉を、私の身体の一部にして生きていきたいと思いました。
まいち さん/48歳 女性
今、私はがんなのか、がんではないのか、
結果待ち中。1週間後にわかる。
2泊3日の検査入院が決定したとき、入院中読んだら、と、本なんかまったく読まないパートナーがテレビでやってたからとプレゼントしてくれた『くもをさがす』
正直、有名人の闘病記(こういうと怒られそうですが)は嫌いでした。
一般人と違い、そもそも生活・お金に不安がない人たちのものなんて、何の参考にも励ましにもならんと思ってました。
今もその気持ちは変わりませんが、くもをさがすはなんか違いました。それだけではない、かといってあからさまな頑張って、頑張ろうのエールではない。

1週間後、はっきりわかった時にはまた違った感想が出てくるかもしれません。
ぴよぴよ さん/46歳 女性
日々記録していたからこその臨場感がすごく伝わってきました。著者の持ち前の底力と繊細な感性で、人生の大きなうねりを乗り越えた様がとても美しく見えます。全身麻酔で両側切除なのに日帰りというのが一番衝撃で、しばらく忘れられません。日本では経験できないことだと思うので。
ゆりかご さん/57歳 女性
I’m just me. I love me.
読んだ後、まさにこれだな、西さんが伝えたい事は。と感じて感想を送るためにサイトを開いたらTシャツにその様な文字がありました。
ちゃんと伝わりました、西さん。
今の多くの日本人にメッセージとして伝わって欲しいと個人的に強く思います。
そして不安がゼロにはならないと思いますが、とりあえずの治療の終了、本当に良かったです。

最後の章の、6 息をしている のためのその前の241ページなのだとグッとくるものがありました。
ガンと診断されていない人よりは、死というものを身近に感じた体験をされたであろうと思います。
いつの日か、西さんにしか書けない、死というものに思いを馳せるというか、向き合う様な小説を期待しています。
波 さん/35歳 女性
大好きな西加奈子さんのエッセイということで、じっくりゆっくり拝読しました。
読み進める度に、全身で受け止めなければと覚悟のようなものを抱いて読んでいました。
そして、何度も西加奈子さんの言葉に救われ、自分のままで生きていきたいと強く思いました。

ほんとに辛いことが重なり、大変な日々を過ごされていたのだと知りました。それでも周りの人々や西加奈子さん自身のパワーで乗り越え生きてこられたのだと改めて感じました。

今までより、もっと西加奈子さんが大好きになり、身近に感じることが出来ました。
心からの感謝を伝えたいです。
どうもありがとうございます。
まゆ さん/53歳 女性
私も期間は空いてますが、乳がんにより両胸全摘出しました。 再建手術もしないことを決めましたがたまーに寂しくなったりしてました。でも、「乳首っているー?」のところで大笑いして、何だかスッキリしました。
 私も今の自分の身体がとても愛しいです。子供のころの感覚に戻ったような、清々しさです。なかなかわかり会える人はいないかも、しれませんが。
西さんの明るさ、正直さ、最高に救われました。ありがとうございました☆
ゆかちん さん/48歳 女性
私も昨年10月に浸潤性乳管癌になり右胸全摘しました。まさか自分が癌になるとは…同時に生活が一気に変わりました。私の場合は先に2種類の抗がん剤治療8クールが終わってからの手術、不安で不安で…ただありがたい事に職場で出来る治療は全てやってもらい、何とか乗り越えて今は1年間TS-1治療をする事になり頑張ってます。お陰様で仕事もしながら…病気になって色々と考えさせられました。
西さんの事は手術が終わり実家で療養中に朝日新聞の連載で知りました。今回本も読ませていただき、私も西さんみたいに頑張ると改めて思いました。
カズ さん/68歳 女性
私がこの本を読んでいる最中に毎年普通にしている胃カメラで癌が見つかりました。ショックで続きを読むことができずに暫くそのままにしていましたが、手術の日程が決まり覚悟を決めた時にもう一度最初から読み始めて最後まで一気に読みました。西先生の言葉に共感し力をもらいました。今一回目の手術が終わりもうこれで終了と思っていたら以外と拡がっていて残りの3分の1の胃もとって全摘することになって2回目の手術の予定待ちです。世界一受けたい授業でも先生の前向きなお姿を見てますます頑張ろうと自分を鼓舞しているところです。サラバは前に読んでましたが、漁港の肉子ちゃんやiを読んでいます。先生の益々のご活躍を期待しながら、私も前向きに頑張ります。
ニジのママン さん/41歳 女性
私も先日乳がんと告知され、まだ検査中です。がんと告知され驚いたけれど、なんで私が?と思う気持ちはありませんでした。むしろがんになったのが、私の周りの大切な人ではなくて私で良かった、と思う自分がいました。西さんも同じような事を書かれていて、気づいたら涙していました。この涙は、そんな事言ったら家族が傷つくかなと思い、誰にも言えない気持ちを西さんの本を通して客観的に見つめたら自然と流れた涙でした。これから治療をする身として、大変勇気付けられました!素敵な作品をありがとうございました。
なおこ さん/43歳 女性
ゆっくり読んでいます。
私のところにも同じ病気がやってきました。怖くて不安で、読めないと思ったけど読んでみたら私の気持ちをほぐしてくれました。
やっつけるって力んでいたけど、治療って思うと冷静になれました。
私は私であるし、病気に飲み込まれたくない。飲み込まれていた私を救ってくれました。また自分が見えなくなったらゆっくり読んでわたしが消えていかないように、何度でも読みたくなる本。
カナコさんありがとう。
おかめ さん/48歳 女性
最初は自分が癌になったらここまで冷静にいられるだろうか…と思っていたが読み進めていくうちに「大丈夫」「わたしはわたし」と思えるようになってきた。
万が一いつかその日が来ても「大丈夫」だろうなと思わせてくれてありがとう。

いつか西さんとお会いできたら絶対にハグしたいです。
Y.O さん/36歳 女性
この本に出会えて良かった、救われた、
どれもこれも言葉にすると陳腐になってしまう気がして、上手く伝えられません。
ただ、「この本を、あなたに読んでほしい」の「あなた」のうちの1人になれたことに、そして西加奈子さんに、心から感謝します。
るなるな子 さん/59歳 女性
がんの手術をした友人、これから手術をする友人に「ガンは治るよ」「必ず元気になるよ」とポジティブな言葉しかかけてこなかった。
ひょっとしたら、そんな言葉がけで、その人が抱える不安や恐怖を表出させられなくしちゃったのかも。
カナコさんが文章で表現してくれたネガティブな気持ちは誰しもが自然と抱く「漠然とした不安」。書くことが仕事でない私たちには、そんな気持ちを表出できる場が、自分や病気を受容するエネルギーになるのかもしれないと思った。
この本を、これから乳がんの手術をするカナコさんと同年代の友人に貸してあげました。病気をググるのは怖くなるだけだから辞めた方がいいよ、とアドバイスしましたが、この本は笑えるし怖くないのでお勧めしました。
サトミ さん/63歳 男性
今年の7月から末期腎不全となり透析治療を始めています。病気への向き合い方を教えていただきました。私もやりたいことを続けるように頑張ってみます。
美穂 さん/44歳 女性
私も乳癌になり手術も終わり しばらく経った時にテレビで西さんが自身の乳癌の体験を本にしたと読んで乳癌でも全然治療の進め方が違うんだとびっくりし日帰り退院なんて無理無理と思いました!
手術して右胸全摘しましたが なんとなくの不安は拭えません。
子ども達の幼稚園の先生が私と同じ位に乳癌になっていてつい先月亡くなられた事を聞きました。
とても驚きなんで?と、元気になる人もいるのに亡くなってしまう事もある嫌な病気です。
いづみんみん さん/67歳 女性
今読み終わり、始めから終わり迄ずっと泣きっぱなし、なぜって私もトリプルネガティブ乳ガンの治療中だから、生きてる背景は違えど本当にそうそう、私も感じたと同感の嵐、大切な本に出会えて、最高です。まるで私の気持ちを代弁してくれるような文章にただただ涙です。これからの生き方をすごく考える指南のような本でした。後5クールと放射線治療が残っていますが、自然体で望みます。本当にありがとう。
Luna さん/44歳 女性
現代では癌は治る病気と自分に言い聞かせていましたが、実際癌と診断されたら、心境穏やかではないのが人間。母を膵臓癌で4年前に亡くし、癌と聞くと人ごとではない。実体験をリアルな心境で綴る事で、今後救われる方がたくさんいます。また、病気のことだけではなく、社会的な問題、日本が大きく問題として取り上げない、目をつぶっている部分にもフォーカスしていたり、大変色々と考えさせられる作品。私はこの作品を読んで、涙と笑顔が溢れました。大変な経験をされても前を向き、自分らしくいることの美しさを体で表現されている西さんは女性の見本です。日本では、痩せてガリガリがいい女、胸が大きいと良い女などなど固定概念ばかりでそこにハマろうとする女性が多い。私は、そんな部分にハマらずに生きていきたいと思っていたので、後押しされた気分でスッキリしました。
いなけん さん/47歳 男性
私は外科医として大勢の癌の患者さんを治療してきました。出来るだけ一人一人の希望に寄り添いたいと思っていますが、様々な治療方法を提案し選択を訪ねると私は素人なのでわからない、決めてほしいと言われることが多く日本では昔ながらの父権主義的な関係性の方がお互い幸せだったのかなと思う時がありました。くもをさがすを読んで、西さんの感情の動きと自身の人生を決めていく強さに感銘を受けました。また悩んだ時に読み返したいと思います。応援しています。
daisy さん/63歳 女性
39才で乳がんを患い、右乳房、リンパ節摘出、卵巣摘出、抗がん剤を経験しました。一番感じた事は、日本との医療制度の違いです。日帰り手術なんて、有り得ない!!考えられないです。私は熱も出たし、麻酔が切れた後の痛みは強かったし、西さんはとても強い方だと、心底尊敬します。医療従事者の方達とのやり取りが、関西弁で救われました。
20年経過した時に、主治医から初めて「あなたはサバイバーですよ。」と言われました。いろんな事を忘れていくのに、がん治療中の事だけは、今でも忘れる事はありません。乳がんにならなかったら人生違っていたのでは?と、思いますが…。乳がんになって、ゼロから生き直したとは思っています。まだまだ、不安はあると思いますが、西さんなら、何があっても絶対大丈夫です!
まるこ さん/26歳 女性
カナダの人々の愛や、「あなたの体のボスはあなたやねんから。」という言葉、そしてその言葉の通り自分のことを自分で決めて生きていく西さんが特に心に残っています。自分も、この本に出てきた人生の先輩たちのように、愛をもって、強く生きていきたい、強く笑って生きていきたい、と思いました。
私はこれから先、何度もこの本を読み返して、元気をもらって生きて行くと思います。西さん、この本を書いてくださってありがとうございました。西さんの本をこれからも楽しみにしています。
M.N さん/32歳 女性
わたしも昨年、右胸のしこりを見つけて31歳で乳がんの診断を受けました。誰もが、がんと宣言された時は同じ気持ちなんだなぁと心強く感じました。わたしは初期段階での早期発見で抗がん剤は経験していませんが、手術、放射線治療30回、ホルモン療法5年の予定で治療をしています。この本に出会えて前向きに日々を生きていこうと思えました。ありがとうございました。これからも1人じゃない!一緒乗り越えていきましょう!
なな さん/50歳 女性
西加奈子さんが、乳がんに罹患し
カナダで『くもをさがす』とはどういうことなのか?
と思い本を買い読み始めました。
私は現在乳がんの再発はなく生活しています。
ですが、何年経っても再発という言葉が
怖いです。
「待って、まだ怖いねん。」
それは静かで、鈍い孤独だった。
というところで涙が止まりませんでした。
西さんも同じ気持ちなんだと思い救われました。
一緒に頑張って生きましょう!
ユウ さん/40歳 女性
自分が40代になり、がんもしくは他の病に罹り健康な身体を損なう可能性をいつも頭の片隅に置いて考えるようになった。次は私なのではないか?そう思わずにはいられない。時間の有限性を気にして生きるというのは、時にネガティブになる。
そんな時に出会った『くもをさがす』
西さんの関西弁と、カナダの看護師や医師に、つっこまずにはいられない程の対応に、泣きながら笑った。特に手術前のやり取り。
私はこの本に出会えて幸運だった。ここには、真実しか書いてない。そう思うから、私がこの先病に臥せる日が来た時にもなんだか大丈夫な気がした。みんな不安を抱いている。PTSDになったりもする。それが自分たった一人じゃないということだけで、なんだか大丈夫な気がする。
西さん、ありがとうございます。
あなたの作品に、安心と希望と温かさをもらいました。
はる さん/29歳 女性
あさイチを見てすぐに読みたい!と思って読みました。
西さんの人柄とご家族、ご友人、カナダの看護師が大好きになりました。最高だった。
私は看護師として働いています。「くもをさがす」を読んで、看護師として患者さんに向き合うために大切なことは何か気付かされたように思います。
海外での医療、看護をもっと知りたいと思ったし、私もバンクーバー行ってみたい。人生一度だから後悔のない生き方を、周りの人達を心から愛したいと思いました。ありがとうございました。
はる さん/29歳 女性
あさイチを見てすぐに読みたい!と思って読みました。
西さんの人柄とご家族、ご友人、カナダの看護師が大好きになりました。最高だった。
私は看護師として働いています。「くもをさがす」を読んで、看護師として患者さんに向き合うために大切なことは何か気付かされたように思います。
海外での医療、看護をもっと知りたいと思ったし、私もバンクーバー行ってみたい。人生一度だから後悔のない生き方を、周りの人達を心から愛したいと思いました。ありがとうございました。
SY さん/53歳 女性
西さんの生命力に心を打たれながら最後まで読み切り、終わりに、で泣いた。人は自分の力で生きていると思いがちだがそうではないし、人の愛(そう、情とは違う)や宿命に生かされている。西さんが失ったものより大きなものを得て、この世界に戻ってきてくれたこと、長い旅の果に見たものをシェアしてくださったこと、この本との出逢いに感謝。
にったん さん/51歳 男性
ゴルフカート転落事故で骨折。35日の入院を経て2019.8.17に退院。47歳。そして…2022.8.20妻の乳癌が発覚…。すべてに感謝して今を生きる幸せを…全世界の人々がこの本に共感できれば戦争のない平和な世界に繋がると思います。この本に限りませんが…。人間ほど都合のよい勝手な生き物もないとも思いました。大切なことを再確認させていただいた、この出会いに感謝しています。ありがとうございます。
たかこ さん/61歳 女性
癌で亡くなった夫がどんな気持ちでいたのかを知りたいとずっと思っていました。読み終えて西さんがこの本を書いてくださったことに感謝しています。
竹の屋 さん/59歳 女性
乳がんの手術の為の入院中に読みました。それより前に本を頂いたのですが、時間と気持ちの余裕が無くて読めていませんでした。同じ病気という事で治療内容がリアルに理解できて、笑って、泣いて読みました。最後に「あなた」で、私に向けられたメッセージの様な気がして胸に刺さった気がしました。
elle01 さん/24歳 女性
西加奈子さんの本には必ず“救い”があり、私はいつもそれを求めて本を開けます。
この本を読み終えた日の日記には、
「彼女が並べる文字の羅列がどんどん体に染み渡って、今なら世界を愛せる気さえする」
と書いていました。
のん さん/46歳 女性
今年の初め病気が発覚し、開胸手術を経験した私の気持ちをそっと汲んでくれたような、優しい文章に癒されました。
分かる分かると同調し泣きたくなる気持ちになりながらも泣かなかった。
そこには事実しかないから。
病気が発覚し手術までは冗談であってほしい、嘘であってほしい願いも虚しく朝起きるたびにいちいち絶望感に打ちひしがれました。
けど、日常は続いていく。
実は死を近くに感じながらも、淡々と生きていくしかない現実に私は助けられていたのかもしれません。
ハーパーいっこ さん/63歳 女性
3年前に乳ガンの手術、2年前に分子的治療を終えて今は4ヶ月ごとに検診を受けています。
乳ガン検診や自分の胸を意識することの大切さを周りの人にうまく伝えられずにいる中で会社で30歳の方が罹患。健康診断で見つかったのですが「若い人でも…」と焦っていた時、河北新報の新刊予告でこの本のことを知りました。
今、会社で回し読みしています。すみません。
でも手っ取り早く大切なことが伝わると思っています。
会社では以外と病気のことは本人の意思に関わらず公表しづらい雰囲気なので。
みゅうこ さん/42歳 女性
まず、1番に伝えたい事は大好きな西さんが今元気で生きてくれていることが本当に嬉しいです。
今までも西さんの作品に救われた事が沢山あるし、全ての作品が私の宝物です。
その中でもこのくもをさがすは特別な存在になりました。
これから自分に起こるであろう色々なことに挫けそうなとき、この本を開けば西さんが背中を押してくれる。
なんて心強いんだろう。
もう40代だし、おばさんだし…なんて後ろ向きになりがちでしたが私は私で最高なんだ!ってこれからは胸を張って生きていきます!!
rikko さん/44歳 女性
私も10年前に子宮頸がんで子宮と卵巣全摘、
8年前に肺転移で右肺摘出
抗がん剤、放射線治療を経験し、病気後
不安神経症でパニック障害発症。気圧病で頭痛持ちの44歳。西さんの文章に涙が止まらず、そしてまた自分自身が救われました。この本を一生の宝物にし、辛い時、痛い時、泣きたい時に読み返して前を向いて生きて行こうと思います!
西さん!ありがとうございます!
石原 さん/50歳 女性
大切な友達が乳がんになりました。
彼女はカナダに住んでいます。大丈夫なのか不安でしたが、西さんの本を読み、気持ちがとても落ち着きました。がんをやっつけてな。とめっちゃ言っていましたが、がんも生きようとしている。西さんの生きようとする考えが、何の濁りもなく、すっと入っていき、私自身も大切に生きようと思う気持ちが強くなりました。
彼女はカナダで、抗がん剤の治療を終え、一ヶ月後に手術をします。思いっきりハグしたいと思いました。
一休さん さん/54歳 女性
手にとって買おう買うまいか迷いました。大腸がんを患っています。手術を終えたけど、リンパ節転移があり、術後化学療法をしています。がんが見つかってから今日まで何が自分に起きたのか、まだ受け入れられてない自分がいます。
その中、やっぱり手にとって読みたいと思って買ってきました。
綴られている言葉が自分の気持ちを言葉にしていてくれました。
言葉が自分をつくるというのも実感しました。海外の作家の言葉などが引用されていて、その言葉にも力をもらいました。
何回も読み返しては進み、読破しました。これからもまた何回も読み返していきます。
カコ さん/58歳 女性
ある時 ひとつの部屋にしばらくいないといけなくなった、、
身体が楽になり時間だけはたっぷりとある
最初は携帯に手が、、
でも そこはとても狭い世界だった、、、
読みたくて買ってあった数冊の本、、
読み始めた、、
くもをさがす
とまらなくなった、、  朝読み始め、、読み切ってしまった。。
かなしい涙は出なかったけど、、
別のなみだ、、、
病気、、今は暴れているが、、なぜか急に自分の身体をよしよしとなでてやった、、
またこれが落ち着き、、恐怖と戦う、、

でも また戦える気がする。

私もくもをさがす、、  きもちになれそう
たかちゃん さん/38歳 女性
死というもの、度重なる不運や病ががニュートラルなものであると受け止める加奈子さんの生き方、考え方が、私の視野を大きく広げてくださいました。
愛と情についての記述もとても興味深く、ことあるごとに、これは愛か?情か?私はどちらを持ちたいのか考えるようになりました。この本を読み、これまで以上に西加奈子さんという方を好きになり、尊敬しています。たくさんの気づきをありがとうございました。
すっぴんどる さん/58歳 男性
私は肺がん4期のがん患者です。がん種は異なるものの、発見から治療に至るまでのストレスに満ちた日々には、共感することが多く、「そうだよねそうだよね」と頷きながら、一気に読みました。
取り分け、がんは元はと言えば自分の細胞なのだから、闘わないという意味の一文には、同じことを考えている人がいると、心強さすら感じました。
これからきっと、しんどいことや諦めそうになることもあるでしょうが、それもまた自分のありのままであると、心を支えてくれる本に出会ったなと思っています。
ふなぴい さん/65歳 男性
ヒコさんがテレビ番組で。この本のことをしゃべっていて、普段あまり本を読まない自分が妙に引き付けられ、案の定一気に読み終えました。65年生きても知らなかったこと、知ろうとしなかったことを、この本でどんどんぶつけられて。自分はいったい今後、何をすれば良いのか、どうすべきなのか、その答えは、残された人生のなかで少しでも見つけられたら良いかも、と思っています。素敵な作品をありがとうございました。
きのこ さん/28歳 女性
私はコロナ後遺症で、今も普通通りに生活ができません。それでも私の症状は比較的ましな方です。でも、この先の見えない病気で何度もくじけそうになり、正直、いなくなりたいと思ったりと今も恐怖と戦っています。この恐怖は当たり前の感情であり、たとえ完治したとしてもずっとつきまとうということ。紙一重だということ。
後遺症になってから自分を責めていましたが、その必要はないと感じました。西加奈子先生が生きてくれて本当に良かったと私は思います。そして自分自身が今この本を読めたことに感謝しています。
ぬーちゃん さん/44歳 女性
くもをさがす 本日買い求めてそのまま読み切りました。
私も女性特有のがんで全摘の経験があります。幸い初期で抗がん剤治療も転移もありませんでした。
が、幸いなんて言わずに辛かったって言って良かったんだと、思えました。
5年間の経過観察の間、一度も不安のない定期検診はなく、ずっと苦しかったし、今後も変わらないけれど、治療を終えて元気に生活してる幸せと、生きるってどっちもなんだなって思いました。
Tomoko さん/50歳 女性
カナダのバンクーバーに住んでいます。
今まさにカナダで乳がん治療中です。
西さんの事を知ったのは、日本に住む友達から「くもをさがす」の本の事を教えてもらって、カナダへ本を送ってもらいました。
私の乳がんが発覚した時期と、西さんの本を知った時期が同じで、なんだか運命的なものを感じました。 
西さんが通院していた病院で治療しています。
本を読み始めると、今まさに自分が経験してる事が書いてあり、現実味がしました。
今は手術前の抗がん剤治療をしていて、手術はこれからです。
乳がんが発覚した時は、カナダで死ぬんだろうかと思うほど不安と恐怖に押しつぶされそうでした。 
そんな時に西さんの本と出会い、勇気と感動をもらいました。 
自分らしく生きていくことに背中を押してもらえたような気がします。
この「くもをさがす」に出会わせてくれてありがとうございます。 
風子 さん/58歳 女性
テレビのインタビューを見て読まなきゃと書店に走りました。私のことは私が決める!って大事なことだな。会話は関西弁で(笑)それが面白かったです!病気を克服した話だけど暗くならず病気も悪いことばかりじゃないのかな?と思うような本でした。
りり さん/30歳 女性
人とのつながり、暖かみを感じられました。マイナスなことはそれとして大切に抱えつつも、前向に生きていく勇気をもらえる一冊です。
K.M さん/45歳 男性
西さんと同い年。そして同じ頃に癌を診断されました。希少癌でした。
闘ってたのは自分だけじゃなかった。
それだけで救われました。
残りの人生で何ができるか、前向きに生きていく力を頂きました。ありがとう。
Y.Y さん/38歳 女性
昨年、希少難治癌の診断を受け、抗がん剤治療、手術をし、闘病しています。
癌サバイバーならではの、治療中に抱いた心理がリアルに描かれており、「そうなの、同じことを感じたな」と、振り返りながら拝読をさせていただきました。
⚪︎手術後に感じられた、癌との戦いを終え、嬉しいはずなのに、目標がなくなり、ぽっかりと心に穴が空いてしまったという、ご友人の心理描写。
⚪︎自分の体のオーナーは自分。治療選択も医師任せにせず、自分で決める。
私だけでなく、癌サバイバーの皆さんが感じる心持ちなのだと、前を向けました。モヤモヤした思いを整理する事が出来、感謝です。
素敵な本との出会いを、ありがとうございました。
サカイ さん/43歳 女性
西加奈子さんの作品が好きで、新刊が出たので気になっていましたが、闘病の日記は胸が痛そうだなぁと、躊躇していたら、自分にも乳がんが見つかりました。
すこし怖かったですが、いいタイミングだと思い読みました。
主人が買ってくれました。
胸が痛くなり、恐怖もわきましたが西さんが元気で輝かれているのはすごく励みになるし、私も自分のがんと向き合いたいと思います。
来週手術です。
癌に罹患された方みんながそれぞれいろいろな不安やこのなんとも言えない思いを経験されていると思うと、すごく勇気が出ました。ありがとうございます。
たまちゃん さん/43歳 女性
ちょうど4年前に乳がんになり、全摘するか温存するかの判断を迫られた時に、とっさに、夫に
「全摘して大丈夫?」と聞いた。
『くもをさがす』を読んだ後、なんであんなことを聞いたのか…考えている。
ぐり さん/46歳 女性
西さんの「くもをさがす」を拝読させて頂いて、まず思ったことは、本当に本当に読んでよかった! そして、西さんの、正直で真剣で格好良くて温かい言葉や文章に、時に胸が痛くなり、時に熱くなり、時に涙し、、、自分の心に深く刻まれるような経験をさせて頂き、私にとってお守りのような存在の本になりました。
私は弱い、けどそれが私で最高だ!
モモリコエクスプレス さん/73歳 男性
6月11日、ラジオで秋元康と大崎洋が対談していて、その流れで白色の表紙の「居場所」を手に取りました。その横に黄色の表紙で「カナダでガンになった」って!何言うてんねん、この本は!と勢いで買ってしまいました。
私は7年前に妻をガンで亡くしていますが、彼女は闘病中、どんな心持ちで戦っていたのかしら?と改めて当時を振り返っていました。
悲しみ色だけではなく、強い気持ちと周りの方の友情を力に変えて、フラフラなのにしっかり生きていく西さんを、素晴らしいガンサバイバーだと尊敬します。
丁度出張の途上、ANAの機内誌の特集がVancouver、思わずCAさんに何マイルで行けるかをたずねてしまいました、西さんに会えるなら行ってみたいと。
当時、妻を全力で支えてくれた子供達にこの本をバトンタッチして読んでもらいます。
綾野まき さん/51歳 女性
私は『あなた』の1人です
見た目よりかなり重い思いを
それでも軽やかにセンスよく手渡されて
その間何度も笑わせてもらいながら
私なりに受け取りました

『あなた』と私は繋がっている
私は誰とでも繋がっている
私が望めば、望んだ通りに

恐れも喜びも思いのままに
感じることができる
私もいつか、くもになる日まで
きれいなくもに、なりたいな

この本を、命かけて届けてくれた『あなた』に
感謝の気持ちを込めて。
心から、ありがとう。
mi さん/54歳 女性
異国ではないものの、4年ほど前にほぼ同じ病を経験しましたので、同じ病でも病状も違えば、受け止め方も違い、同じではないということが良くわかります。
でも、心底弱ったときに救われるのは共通で、笑ってくれる周りの人ではないかと思います。
私はオープンに語る勇気は持てませんでしたが、恐怖と共に最善を尽くそうと1年を過ごし、乗り越えてさらに逞しくなった気がします。
美しい瞬間って、私にもあったあの時のあの瞬間かも..と想像しています。
ゆり さん/39歳 女性
数年ぶりに無性に惹かれて本を購入しました。
翌日、流産し、緊急入院することになりました。
奇しくも時間ができた、と病院に届けてもらったものの、がんになったというストーリーを今の心境で読みきれるのか、結局不安で開ききれませんでした。
気持ちが落ち着いた頃、ようやく読み始めました。涙を堪えながら読み進めましたが、家族の描写にはどうしても自分の家族と重ねてしまい、涙が堪えきれませんでした。
不思議なタイミングでこの本と出会い、いろいろな感情を肯定する、自分なりに納得させる機会をいただいたように思います。
こうして作品にしてくださったこと、感謝しております。どうかお元気で、次回作も今すぐ読みたい気持ちですが、無理なく、健やかな日々を紡いでいってくださることをお祈りしております。
ぷち さん/24歳 女性
この本を書いてくださって、本当にありがとうございます!というのが1番の感想です。
抗がん剤治療中の、なかなかえげつない状況を文字に起こすのは、勇気のいる作業ではないかと思います。
それでも周囲への感謝や、幸せな瞬間などが文章から溢れるように伝わってきて、私も幸せな気持ちになりました。
あと、個人的なことですが、治療中のパニックアタックからのパルスオキシメーターのくだりは、同じこと経験したことがあるので、分かるー!!!とめちゃくちゃ頷きました。(私は他の病気の治療でしたが)副作用ってしんどいですよね。
長くなりましたが、本当に、この本からたくさんのことを感じることができて、胸がいっぱいです!これからも、応援しています!
なっちゃん さん/42歳 女性
私は、シングルマザーで1年ほど無職。自分が何がやりたくて、どうしたいのか思春期のような感情と。子供達を養わなければという、責任感で次第に日々の生活が恐れに支配されるようになった。そんな時、恐れを抱きしめる西さんのこの本に出逢って私の気持ちに寄り添ってもらった。私も、長らく恐れを抱えて生きてきたんだなぁ。と、実感し。今の現状の中でそれに気付かされただけなんだと思う。自分の中にある恐れ。それも間違いなく私の一部。そっと抱きしめて。ここまで見ずに来たことへの謝罪と。今までの感謝。そして、これからはそっと寄り添うことを約束しようと思う。
なお さん/31歳 女性
どんな姿になっても、思い通りにいかなくても、私は「私」だ。どんな私も愛することが出来る。読んでいると、力が湧いてくるようでした。
「生きている事」の尊さを強く感じました。
コウシン さん/47歳 女性
林真理子さんのYouTube、マリコ書房で紹介されていたので、拝読しました。私も乳がんの治療をしましたが、特に病院とのやり取りのなかで、いろんな喜怒哀楽があったことを思い出しました。小説ではなく、ノンフィクションで読めたのも良かったです。
pico さん/46歳 女性
乳がんを告知され、呆然としていた前日にこの本が発売されました。わたしに書いてくれたのかしら?とすぐに手に取り、おそるおそる一気に読みました。
不安、恐怖心、誰にも言えない気持ち、その全てを西さんが代弁してくれていました。
私もきっと大丈夫なんだ、と背中を押してもらえました。
全摘手術を受け入院している最中も、西さんの体験、気持ちを思い出して、ずっと手を握ってもらっているような優しさに包まれました。
ひとりじゃない。本当に心強かったです。
素晴らしい本を書いてくださり、心から感謝しております。
sai さん/40歳 女性
病気は違えどわたし自身も卵巣を摘出している。
キャンサーフリーになった西さんの抱える恐怖や葛藤は、病気になったことのある人間ならきっと一度は体験するだろう感情。
あまり描きたくはないその言いようのない、他人には理解し難い、どこか嘘めいたような感情を、ありのままに言葉にしてくれた事は間違いなく多くの人にとって救いになったに違いない。
そして何よりも、この腕で今を不安に思う誰かを、愛する大切な人を力一杯に抱きしめる事ができる事がいかに幸せな事かと、そう教えてくれた。
西さんの投げた小石は、大きな波紋となり遠くへ遠くへと広がっている。
わたしの心を揺らしてくれたように、誰かにとってもそうであって欲しいと、心から願っている。
iro さん/40歳 女性
西さんの文章は、短くも歯切れ良く、そして知的でユーモアに飛んでいて、心にするするっと入ってくる。
淡々と綴られた文章の中に、時に露わになった剥き出しの感情たちが溢れ出してくる。
浴槽に勢いよく湯を溜めながら1人泣いた夜は、息が苦しくなるほど心が締め付けられた。
最初は、誰のせいにもできないどこに向けたらいいのか分からない宙に浮いた感情たちが、いつからか自分と、そしてこの世にたった1人の「あなた」に向けられていた。
それは、まさに「祈り」と言う言葉以外に見つからなかった。
『くもをさがす。』
それは、まさに祈りそのものだ。
Tutomama さん/62歳 女性
まさに癌闘病中です。日本の医療システムはとても良くできていると思いますが、自分の体のボスは自分という主張が通らない事が多々あります。例えばカナダでは、薬を飲む自由をあっさり認めてくれたとありましたが、日本では入院手術前は、ビタミン剤を含む全ての薬は禁止です。治療をするのは医師ですが、治癒は自分が主体と思い、寛解を目指して努力しています。
鹿ラムネ さん/50歳 女性
西さんがご自分の疾患との対峙を身近に感じる事ができました。私にも起きうるかもしれない。でも、西さんがいるから大丈夫!って思えました。美しい瞬間を教えて下さりありがとうございました。
西さんと会話する相手が皆関西弁ってのも心地よく、不謹慎ながら手術前のやり取りで笑ってしまいました。
Elly さん/47歳 女性
ご出版された4月、西さんと同じくトリプルネガティヴと告知を受けました。このタイミングで西さんの御書に出逢えたことに意味があると思いました。まるで西さんに突然どつかれ、『ほら、こっちやで!』と手を強く引かれるようなあたたかな読後感。日常に引き戻される感覚。それが自分自身に向き合うというあたりまえのことを強く思い出させてくれました。闘病ではない、ここは戦場などではない。日常。
自分にとことん向き合い、そして支えてくれる家族、友人を大事にしようとあらためて誓いました。
本当にありがとうございました。
余談ですが、西さんのエピソードはクモが現れますが、
我が家にはなぜかてんとう虫が現れます。一体どこから入ってきたのか?私や家族にショックなことが起こると、必ずそのてんとう虫はやってきます。まるで『生きなさい』『大丈夫』と言われているようで、私も同じように意味を見出さずにいられませんでした。
イザサミ さん/71歳 男性
バンクーバーに住んでいます。妻が3年ぶりに日本へ一時帰国中です。病院での検査結果、左胸にしこりが発見され、マンモグラフィー、MRIそして針生検査を終えたところです。その結果、手術を日本ですべきか、戻って当地にてするか決めようと思っていたところ、昨日の新聞紹介で、西加奈子さんと本書の紹介があり、早速キンドル版を購入。当地の病院に対しては、検査に時間がかかりすぎ治るものも治らないという不信感をもっていたので、できる限りの検査は日本で済ませ、さて戻ってきてからどうなることやらと不安でした。本書を読み、一旦システムに入ると治療は驚くほどスムーズに進むとあり勇気づけられる思いがしました。また、本書に書いてあるバンクーバーの生活に共感すること多々あり、そして西さんとはすくなからぬ共通点があることも知りえました。
やっくん さん/67歳 男性
10年前に肺癌と判り左の肺を摘出しました。不思議に大丈夫だと感じました。今も生きていてかなこちゃんの「くもをさがす』を読む事ができて嬉しいです。20年前にもこれは胃潰瘍で胃も全部取って仕舞いましたがなぜだか今も元気です。この世でやることが在るので生かされて居るのだと思い日々精一杯に暮らしています。此れからも加奈子ちゃんの活躍を祈っております。有難う御座いました。
めたもん さん/27歳 女性
この本についての西加奈子さんのインタビューを読んで、私は、お父さんとお母さんのがん治療中や治療後の今の気持ちをほとんど理解できてなかったのかなと思い、理解したいなと本をすぐに買って読みました。
読み終わった今もやっぱり2人の気持ちを十分理解できたわけではないと思うけど、私なりにお父さんとお母さんに寄り添ってサポートしたいと思いました。
今は母が読んでいます。
この本を出版いただきありがとうございます。
まゆみん さん/54歳 女性
卵巣がんの告知あり、5日前に開腹手術をしました。病院に西さんのくもをさがすを持ち込んで何度も読み返しました。両胸摘出手術が日帰りには本当にびっくりしました。同時に自分の甘さを痛感しました。明後日退院しますが、7日も入院できるなんて幸せ過ぎる!やれる事は自分で!退院後、抗がん剤治療が始まりますが、自分を信じてやるしかないのです。
仕事もやる。子どもたちが待ってるから
大好きなキャンプと麻雀もやる。
まだ、思いっきり泣けていませんが、時が来たら泣こうと思います。
西さん くもをさがす を書いて下さりありがとうございます。
イータンリャン さん/41歳 男性
「まさか」や「どうして」って人生について回る。ハナから達観しているヒトは稀だ。存在しないかもしれない。それは病どころではなく、仕事や恋愛、友情、そもそも自分の生まれにも感じている人がいるだろう。西さんは日本とカナダ(大阪や東京、トロントやバンクーバーなど都市間の話も)で医療や地域社会の違いにも触れてくれた。自分のボスは自分でありながら、親しい仲間との触れ合いで自分の気持ちをどう維持して前向きになっていくか。という、大切な話が書かれていた。
ぼんちゃん さん/63歳 女性
4月10日に乳がんと診断されキャンセルが出たため急遽4月27日に右乳房全摘手術を受けました。本の紹介欄などで知っていましたので退院直後、購入し読みました。雲をさがすだと思っていたらspiderの方だった。私は蜘蛛が苦手だ。
どうしようかと思ったが読み進めていくうちに引き込まれていった。
「私のからだのボスは私だ
自分の事は自分が決める。」
私は判断を人に委ねたいと思ってばかりいた。
つらい事から目をそむけようとしたり、漠然と温泉に行けないんだ。とか、どこか自分を外から眺めているような夢の中にいるような1ヶ月だった。
読んでいくうちに夢から覚めた。
そうだ私のボスは私なんだ。
これからも迷う事はあると思うけれど自分を信じようと思っている。
「5月末、もう一度読みました。生きている。幸せだ。」
乳首いる?には笑ってしまった。
いらんか笑
川瀬 勝也 さん/78歳 男性
78歳の老人です。人間の資質や感性は読書量によって決まると言っても過言ではないと常日頃思っています。孫が大学2年生になり、「本を読め」と言いましたら、「お爺ちゃんがよい本を紹介して」と逆に指示されてしまいました。そこで張り切って、しかし負担にならないように、そろりと1冊ずつlineで画像付きで送信しています。今回拝読した『くもをさがす』は、直接郵送することにしました。それはこの本が間違いなく、これからの孫の人生においてよきパートナーとなると確信したからです。御社の坂上陽子さんにもお礼を申し上げます。ヨーコ・コレクションもこれから読んでみます。ありがとうございました。
mayuko さん/32歳 女性
西さんと会ってお話しできたような感覚になりました。私も癌治療で素敵な看護師の方々、ドクターの方々に出会い、友人や家族から(私にとってのくもの存在の人からも)たくさん力を借りたので、共感する場面が多かったです。
体に大きな傷があっても、心の傷は最小限に、西さんみたいに世の中で起きている事からも目を逸らさず生きたいと思いました。ありがとうございます。
ともちん さん/女性
トリプルネガティブ、BRCA陽性。4年前に告知され、抗がん剤、手術、放射線フルコース治療にて経過観察中です。
術後クレープを食べた瞬間ががん治療のクライマックスというのにとても共感しました。
私の身体のどこにも癌細胞は無いもう何も怖くないと思えたあの日。時が経つにつれ再発の恐怖、朝の不安。何でだろう?ってずっと考えても出なかった答えが書いてあり驚きました。
「告知のトラウマ」と「取り戻した日常を手放したくない故の未知の恐怖」
キャンサーギフトを得たからこその恐怖なのだと気付きました。きっとこの恐怖が無くなる日は来ないけれどそっと隣に寄り添ってこの日常を淡々と楽しく生きていきたいなって思いました。
shigetype さん/50歳 男性
全く前情報がないままに手にとって、
衝撃と、恐怖と、そして、
この病を患う方への思いを新たにした。。

特に心を揺さぶられたのは、告知された日の夜の描写…
西さんの思い、バスタブに注がれる水の音、涙と叫び、
たった3行にどれだけの想いが詰められているか…

でも西さんは終始がんを恨むことはなかったという。
このがんの捉え方もこれまで自分が考えていたことと違う価値観を教えて頂いた。

死を感じたり、その恐怖に怯えたり…まだ私はそんな経験はないけれども、できることは少ないかもしれないけど、そういうことを経験した、している人にせめて寄り添いたいと、強く思った読書時間だった…

西さんがツラい中で、こんなリアルな感情表現を残して頂いたことは、きっといろいろな方の心に届くんだろうな…
めい さん/64歳 女性
あなたに、これを読んでほしいと思った。

これは私だと思いました。入院する直前に見つけ購入し、手術翌日から読み始め、自分の身体が検査や手術によってつらい状態になり、少しずつ回復しているこの時に寄り添ってくれている本です。誰もが感じる絶望感や検査や治療の痛みはもちろんの事、もう1人の自分が離れて冷静に見ている感じとか、生きているだけで素晴らしく感謝の気持ちが湧いてくるなど共感するところが沢山ありました。
カナダの生活の中で、先生が気付かれた、日本ではこうあるべきが多いというのは目から鱗です。私の抗がん剤治療はこれからなので自分の生き方を見直す良い機会になりました。
ゆみ さん/29歳 女性
乳癌全摘手術を2週間後に控えた今、この本と出会ったラッキーな読者です。

SNSやブログ等で有益な情報は簡単に手に入りますが、不安な気持ちに拍車がかかることもありました。
この本を読んだ後は、心強い味方に「大丈夫やで」とただ優しく、力強く抱きしめてもらったような感覚でした。

・ステージⅡbの右乳癌
・BRCA2保持者で両側全摘
・術前抗がん剤治療(パクリとAC)
自身と重なるところも多かったので、何度も頷きながら読み進めましたが、
共感だけでなく、自分では言語化できなかった気持ちも西さんの言葉に掬い上げてもらったように思います。本当にありがとうございます。

どうか多くの方にこの本が届きますように!
ガクパパ さん/44歳 男性
コロナ禍に外国で乳ガン。西さんとは同世代という共通点しかないにもかかわらず、共感、うらやましさ、応援の気持ちが入り乱れ、先を急いで読んだ。周りの女性だけでなく、男性にもすすめたい。そして登場人物全員に会いたい。
さなぎ さん/45歳 女性
アメリカに住んでいます。渡米まもなく乳がんが見つかりました。西さんと共通点が多く共感しながら読みました。日帰り手術をし、今は抗がん剤治療中です。言葉の壁はもちろん、何ごとも医者任せではなく、自分で動かなければならない事が多いです。何度も日本に帰りたくもなりました。でもアメリカの良さも沢山あります。今読むべき本に出会えてとても嬉しいです。大切な一冊になりました。ありがとうございました!
ホワイト さん/52歳 女性
私が乳がんの告知され手術を控えているその時にテレビでこの本を知りました。テレビに映るお元気そうな西さんからは想像もできない出来事が著書には書かれていました。手術を控えていたのでまず手術の内容の所から読み勇気をもらいました。入院中にじっくり読ませてもらいさらに勇気をもらいました。右乳房全切除手術後の私はこれからホルモン療法を内服で5年は行う予定です。離れて暮らす一人暮らしの85歳母の介護も控えているので仕事は手術前に辞めました。4年前に3か月の闘病の末亡くなった父の時は仕事も家庭も忙しく会いに行くこともままならず悔いが残っているので、自分の病気も含め悔いなく今後すごしたい、と著者を読んだからこそより思いました。ありがとうございました。
みき さん/50歳 女性
私も乳がんサバイバーです。幸い、4年前の手術から今のところ転移はなく、ホルモン治療を続けながら元気で生活できております。でも、毎年一回の検査の度に言い様のない不安と恐怖が襲ってきます。
そんなときにこの本に出会い、西さん、周りの方の前向きな考え方に勇気をもらい、近くで寄り添ってくれる安心感を感じました。
片方になってしまった乳房、バランス悪く時々あーあと思ってたけど、この本を読んでこれも自分、自分の体悪くないなと思えました。
健康な人よりは少し身近に死を感じている私はこの先の人生も大事にできると思ってます。
ありがとうございます。
むつこ さん/46歳 女性
よくぞ書いてくださった!という気持ちでいっぱいです。まさかは誰にでも起こり得るし、病気でなくても人生は平坦な道ばかりではなく。色んな意味で、この本は私にとって必要な本でした。自分の周りで起きてることでモヤモヤとしていたことの整理も出来たし、これから生きる上での指針にもなりました。愛と情の考察の部分は繰り返し読みました。また時間をおいて再読したいです。
けいく さん/37歳 女性
病気は、それそのものが怖い存在であるのと同時に、今まで見えていなかったものを顕在化させてしまうという怖さがあります。ですが、顕れてきたものをどう受け止めるかは「本人次第」で、西加奈子さんはその辺をとても上手に描いているなと感じました。
医療システムの違いなどのテクニカルな側面だけでなく、人間の内面や其々の社会が内包する価値観といった普段は見えにくい物事までも、的確に切り取り、改めて私たちに提示してくれています。

どの作品を読んでも感じる事ですが、西さんは正直で、本当に優しい作家さんだと思います。共感するだけでなく、苦しみや痛みを掬い上げ、(時には)笑い飛ばして、力強く励ましてくれます。
とても暖かい人なんだろうなと想像し、いつまでも元気でいてほしいと願いながら、読み終えました。本当に沢山の人に読んでもらいたい一冊です。
リサ さん/41歳 女性
子宮頸がんの告知をされた帰り道、この本を手に取りました。
私と夫の間には子どもがおらず、授かるといいなと思っていましたが、子宮も卵巣も摘出、リンパ節郭清と放射線治療もすることとなり、なんとも表現し難い気持ちでした。
そんな時、西さんのこの本に出会ったこと。
「私の体の中で私が作ったがんだ」闘病ではなく治療であり、たまたま生まれて、生きようとしているがんがある。それが事実で、それだけ。というフレーズに、もやもやしたものがストンと腑に落ちました。
また、西さんの周りにたくさんの愛が溢れていること、そして西さんがみなさんを愛していることもとても素敵だなと感じました。
少しの緊張とユーモアをもって、治療に望みたいと思います。今作品に出会えたことは、私にとても大きな意味がありました。
西さん、ありがとうございます。
ご家族さま、エキさんのご健康を願い、これからも応援しています。
floria さん/65歳 女性
私はがんサバイバーではありませんが、肩に骨折の金属プレートを入れてあったり(抜かない選択をしました)、歯をインプラントにしたりしたことに、人工的なもので支えられていて、どんどん本来の自分ではなくなっていくようなマイナスイメージをひそかに抱いていました
それゆえ「何かを切除したり、何かを足したりしても、その体が自分のものである限り、それは間違いなく本物なのだ。」という言葉に、驚き、気付かされ、励まされました。
前から好きだったけど、あらためて、西さん最高です!
ありがとうございました
floria さん/65歳 女性
闘病の話でありながら、小説を読むようにあっという間に読み終えてしまいました
一方、読み進めるうちに、これを書き上げた西さんの精神力に感嘆してしまう場面もありました
書くことが救いであったと仰っていますが、同時にやはり作家の胆力を感じました
それもあって、最後にあった「これを“あなた”に読んでほしい」という言葉が響いて思わず涙ぐみました
前から好きだったけど、更に好きになりました。
西さんありがとう。
ちゃめこさん さん/59歳 女性
西加奈子という人のことが、もっと好きになった。
実直な人だ。

体に限らず、私のボスは私であること。
余計な雑音に囲まれて生活してること。
知らぬ間に、他人にどう見られるかを意識して生活していること。
「じゃかましいわ!それいらん!」
町中で叫びたいのは私もだ。

そんな色々なことに気づかされた本でした。

もう一度読み返したいと、いま思っています。

内表紙がステキなので、カバーを外して電車の中で読みました。
「見て見て!かわいやろ!」という感じ(笑)。
那珂(なか) さん/49歳 女性
読みました!!本当に読んで良かった!
noteに掲載しています。
良かったら読んでください!
この本を世に出していただき、感謝です。ありがとうございます

https://note.com/naonakano/n/n8d55c62b9793
S.I さん/53歳 女性
未読の時には、「あなたに、これを読んでほしいと思った」という帯の文章が、「セールストーク」に思えました。読後、これは「本当に、私の(私たちの)ための本だ。」と涙が出て、帯の言葉が心に響きました。

今年2月に「がん」が見つかって、手術、抗がん剤治療、という嵐の真っ只中にいます。
必死にもがきながら、平常心を装って仕事を続けている自分に、しんどくなってきたところでした。

「分かるで!」
「せやんな!」
「怖いよな!」
西さんの言葉が、わたしの手を繋いでくれました。

がんを告知された日の、夜の暗闇を私も経験しました。
「キャンサーシスターフッドやな!」
この言葉に大きくうなづき、勇気をもらえました。この本を世に出してくださって、本当にありがとうございます。
とこ さん/21歳 女性
芯も持ちつつも優しさとユーモアがあり、そっと心に近づいてくるような言葉選び。明らかにそこにはぬくもりがありました。
コロナ禍という激動時代の中、海を渡った遠い地で重みある時間を乗り越えて西さんがご健在であること、そして「今」こうしてこの本を手に取って苦しくも美しい瞬間を目の当たりにしていることを、噛み締めながら読み進める自分がいました。
西さんの「息」「生」を、直に感じました。そして、西さんが創り上げられた作品ひとつひとつを読み返す:西さんの歩みの軌跡に触れる旅にまた出たくなりました。
『サラバ!』での初めての出会いから時を経たこの本は間違いなく、私にとっての忘れられない作品、人生の岐路に立った時に何度でも手に取りたい言葉たち、何度もでも向き合いたい西さんの存在の証です。
まぁぶる さん/48歳 女性
私は先日、舌ガンを宣告されました。
今は怒涛の検査ウィークです。もうすぐ治療方針の説明があります。私は持病に慢性骨髄性白血病があります。この薬の副作用で肺高血圧症にもなりました。病気だらけなのにまたかと思ったときに、立ち寄った本屋でこの本を手にとりました。
がんは自分の細胞であるということ。だからやっつけるとは言わないというところはわたしも、そう思います。怖くても、怖さと一緒にゆっくり進んでいくという強さ。
わたしも、もう一度がんばってみます!
美々福 さん/女性
1ヶ月前、乳がんが見つかり、直後にこの本に出会いました。先週、手術が終わってから最後の30ページを読んでいる時に、病気がわかってから初めて涙が流れました。この本にずっと背中をさすってもらっていたような気がしています。
ありがとうございました。
きいろいさかな。 さん/25歳 女性
「類は友を呼ぶ」とは良く言ったもので
この本はまさに、類友だった。
西さんが素敵だから西さんのように素敵な友人が集まってくる。
そして、その友人たちの思いやりは全て形が違っている。
人って 欲しい思いやり以外を、ありがた迷惑として受け取ったりするのに、西さんは、全てそれを行ってくれた人のそれぞれの形に想いを傾けて、心を動かす。
だから、すごくいろんな人の愛を受け取ることが出来るのだと思った。
カナダという国の、大きくて愛を持った人々に触れてみたいと思った。
異国の地で過ごす経験をしていない私は、「みんな」の範囲がとても狭いのではないかと思う。
もっと色んな人の視点に立って考えられる人間になりたい。

私は弱い。とても弱い。
それでも1人ではないのだ。
ゆず さん/55歳 女性
私の父は血液のがん(白血病)で亡くなりました。
どんなに健康に気をつけていても誰にでも起こりうる病の体験を
こんなに痛快!で心を揺さぶる文章で綴ってくださったことに深く感謝いたします。

これからも思う存分人生を楽しんで
書き続けて頂ければ
こんなに嬉しいことはありません。

西さんの言葉たちが大好きです!
すんぜんしゃくま さん/56歳 女性
「お名前と生年月日をおっしゃってください」
そうね、入院中は何度も聞かれ、そのたびに、貴女同様私も、べつの「私」の存在ように感じていたわ。

私の場合は、四人に一人は即死するといわれるくも膜下出血。
たいした後遺症障害もなく、これからは自分の体を楽しもうなんて考えていた。

最近、抗核抗体検査の結果、治療方法も確立していない自己免疫疾患だと判明した。
徳を積めば良いことがあるなんて嘘…なのか、どれだけ徳を積めと言うのだよ…、と思っている。

しかし、未だ息をしているし、はたから見れば健康そうに見えるようだし、森山直太朗の歌詞にあるように「くたばる喜びとっておけ」なのかも。

本の出会いは偶然なのか必然なのか。
とにかく、私はあなたの本に出会えてよかった。

ありがとう。
おとうふ さん/40歳 女性
乳がんの告知、全摘手術からちょうど5年が経ったこのタイミングで、出会えて本当に良かったと思える一冊でした。術後、初めて傷痕を見たときに、格好いい!と思ったことを思い出しました。
今、5年前の自分を強くハグしたい気持ちです。

バンクーバーの関西弁の仲間たちも最高でした。
本にしてくださり、本当ありがとうございます。
しーちゃん さん/38歳 女性
母はわたしが10歳のときに、子宮ガンで亡くなりました。正直読むのを躊躇っていたのですが、西さんのファンなのでこれは今読むしかないと思い購入しました。あの日の母にこの本をプレゼントしてあげられたらなぁと思う程、命への言葉が溢れていました。わたしの中にいる母も一緒に抱きしめてもらった気持ちで読了しました。西さん、作品にしてくれてありがとうございます。これからも作品楽しみに待ってます。
ゆい さん/35歳 女性
子育ての合間に少しずつ少しずつ読みました。西さんの作品は、いつも早く先に進みたいのに、終わってしまうのが寂しくて。今回の作品では西さんの周りに溢れている愛を真っ直ぐに感じました。すぐ手に取れるところに置いておきたい大切な本になりました。
やまちゃん さん/54歳 女性
新聞の書籍広告を見て私と同じ右胸に癌が見つかったと書いてあったのですぐに書店で購入し読みました。
こちらのサイトで昨年とあったので、またも私と一緒だったのか、、と。昨年1年闘ったのね。と。日本医療とカナダ医療がこんなにも違うのかとビックリしました。日本もコロナ禍で入院時色々制限がありましたが、カナダは日帰りとは!!嘘でしょ、、ってまたもやビックリ!
今は3ヶ月起きの通院で薬の副作用と更年期も重なり体重増加に悩んでおり食事と運動はかかせません!
同じような体験を書いていただき私だけじゃないんだって心強く感じました!
skkg さん/34歳 女性
私も去年、右の乳房で乳癌(ステージゼロの非浸潤癌)と診断され、全摘手術と自家組織を使って同時再建手術を受けました。
西さんのカナダでのオペは日本では考えられない環境で、(日帰りオペなんて考えられない!ドレーンも自分で?と白目になりました)日本で治療を出来た私は恵まれているなぁと思ったけど、カナダ人たちの明るさやリラックスしている姿はどこか羨ましく感じました。
最初は治療前に読みたかったなぁって思いましたが、治療完了と言われて5ヶ月。
最近感じていた、喪失感だったり、不安、悲しみ、そんな気持ちを包み込んでくれた
【まって、まだ怖いねん!】からの一文。
私の心の中に寄り添って言語化してもらえた気持ちです。
最後は西さんに暖かくハグされた気持ちになれて、涙が止まりませんでした。
"わたしへ向けての本"ありがとうございます。
マトリンカ さん/64歳 女性
2月に亡くなった友達に読ませてあげたかった
と思いました。
山本文緒さんの本を読んでもっと心理状態とかを知りたかったと話していたので。
西さんは治って良かったです!
うめはらゆうこ さん/52歳 女性
美しい瞬間をたくさん感じて少しだけお裾分け。
西さんのそんな気持ちに共感しますし、
それだけで充分伝わってきました。
辛いこと、しんどいこと、逃げたいことの中で
見つけた宝物は自分の生きる力に私もしたいです。
おふとん さん/27歳 女性
西さんがこれを読んでほしいと思ったという、その「あなた」になれて私はうれしくて幸せです。この文章を書き綴ってくださった西さんも、それを受け取った私も、「最高や!!」そんなふうに思えて、今太陽に照らされるまぶしい緑を見ながらこの事実を噛み締めています。こんな瞬間を積み重ねてそれらを大切にできるよう生きていきたいと思いました。西加奈子さん、本当にありがとうございます。
こえみ さん/43歳 女性
読ませていただいて思ったのは、西さんはとても人に恵まれてると思います。とても治療は辛く、私の想像を遥かに超えるものだと思いますが、読んでて、こんなにいい人ばかりいるんだなと感じました。これも西さんの人徳のなせる技なのだろうなと思います。逆にこういった方々がいない中で、頑張っている方もいると思います。そういう方々にも届くメッセージとして、これからも書き続けて下さい。
ちかぽん さん/65歳 女性
書評に心動かされ読み終えた。
昨年、私は夫を白血病で亡くした。花も緑も美しいこの季節に。
異国の地で病に倒れ心優しい友人、家族のささえのもと
つらい治療も
のりこえふたたび元気に、
なにもできなくてもよい、
祈りのきもちがほしい のことばになみだが流れた。
つつ さん/48歳 女性
2022年10月、乳がん告知されました。ステージも高く、腋窩リンパ節に複数転移もありました。その3日後からバンクーバーに留学中の娘のところへ遊びに行きました。あの時行ったバンクーバーでの景色や街の雰囲気、人々の振る舞い、ウィスラーのこと、UBCのこと、病院のこと、そして乳がん治療のこと、全てあまりにも身近に感じられてとても不思議な感覚のまま最後まで読み進めました。
今、私は術前化学療法8クールを経て、右胸全摘、腋窩リンパ節レベルⅢまで郭清、再建なし(自分の意思です)の手術後3日目の病室でこれを書いています。
このあと、放射線治療とホルモン治療が10年続きます。
再発・転移の確率が高い乳がん、いつまで経っても不安ですが、起こってもいないことに怯えながら生きるのはバカらしい。私は今を生きるのだ。仕事も趣味も楽しんで続けるのだとぐっと後押ししてもらえました。
ふじいろ さん/47歳 女性
 私は今、乳がん治療のため2週に1回の抗がん剤治療を受けています。NHKの番組で西さんが乳がんサバイバーだと知り、衝撃を受けました。この作品は、「今」の私が読んでも大丈夫なのかどうか、下調べをしてから恐る恐る購入しました。何とか平常心を保とうとしている私の感情を大きく揺さぶられるのは嫌だったからです。
 結論から言うと読んでよかったです。西さんの小説を愛読してきましたが、「小説の方がよっぽど泣けるやん」と。この作品は、ただそばにいてくれて、くすりと笑わせてくれて、痛みを分かち合ってくれる存在でした。
 蛇足ですが、抗がん剤を点滴しながら本作を読んでいる最中、口腔内の不快を和らげようと「梅ガム味ラムネ」を食べていた私は、計らずもカナコが泣きながら噛んだガムの味が口いっぱいに広がり、「こんなこと、ある?」とひとりごちた次第です。
ぴたごら さん/55歳 女性
あさイチで西加奈子さんを知ったすぐ後 友人の乳がんステージ2の罹患を知りました…
彼女が私に乳がんを告白したのは カフェめぐり(私達の趣味)の移動中の車の中でした 私は驚いて不覚にも悲鳴のような声をあげてしまったようです きっと 悲しまれたくもなかったし ましてや同情もされたくなかったのだろうと思います だから明るい笑い話のようにして 向き合わない車の中で告白してくれたんだろうと思います そんな気遣いのできる素敵な友人です そしてふと 西加奈子さんを思い出したのです 神様がこれから必要になるから前もって知らせてくれたかのように…
こころを言葉にすることが苦手な私から この本を彼女にプレゼント(彼女が望めば)したいと思います この本が彼女の不安や恐怖を少しでも和らげてくれるよう 願っています  西加奈子さんありがとうございました そしてますますのご活躍お祈りしています ぴたごら
しろ さん/39歳 男性
4月下旬に母が乳がんの告知を受けました。タイミング的にドンピシャで、本書を購入し、1日で通読しました。
母にも読んでもらったところ、精神的に大きな変化があり、心が安定したようです。
現在、各種検査の最中で、これから薬物療法に入る予定です。
西さん、これからもお身体に気をつけて、長く作家活動を続けられるよう陰ながら応援しています。
コラプシング さん/56歳 男性
先日アンケート葉書を送ったものです。
本書購入と同時期に妻に癌が見つかりました。当初辛い時を過ごしていましたが、くもをさがすを読み2人で前向きに治療に向かおうと言う気持ちになっています。
パワーいただきました。
幸い妻が入院した病院もフレンドリーで明るい病院で、西さんとちょっと似てるねと話しています。
この気持ちで来週の手術にのぞんできます!
ERi さん/47歳 女性
私も乳がんを罹患し、4月に両胸全摘手術を受けました。やっと、この本を手にし読んでいます。
張り詰めていたものが一気に流れ出し、涙が止まらない…
病理の結果がでるまで正直、怖いです。
ゆっくり読み進めようと思います。
まるちゃん さん/33歳 女性
先程読み終わりました。
驚いたことに、読んでいる時に5/7の日付を跨ぎ、12時39分に読み終えて今はベッドで余韻に浸ってます。
西さん、お誕生日おめでとうございます。

明るいって無敵だな!と思いました。
夜更かししたけど、明日はきっちり起きて子供達に温かいご飯を作りたくなりました。
りな さん/30歳 女性
この本に出会うことができて本当に良かった、という思いを噛み締めながら、大切に読み進めました。自分の日常を大切にするため気付かされることが詰まっていて、すごくすごく感謝の気持ちと、西加奈子さんって最高じゃん!って気持ちでいっぱいになりました。はっとさせられたのは、自分の心も身体も自分だけのもの、それは当たり前なのに気づけてこなかったことで、それに気づけたことで自分もパワーアップしたような気がします。ありがとうございます。 
かお さん/57歳 女性
著者の世の中で目にする事象について、共感したことが多かった。1人じゃないんだな。
様々な本の素敵な言葉をさらに知りたいという、好奇心が生まれました。他者からの様々な恵みから、生きることの深さを知り得る作品でした。
ゆい さん/31歳 女性
「西加奈子、もう日本に住んでないんだー・・・」という気持ちを初め持ちました。日本から国外に自分の意思で住むって人がなんか羨ましくて羨ましくして、取り残された様な、裏切られたような気持ちになるんです。
その「羨ましい、ずるい」って私の気持ちの答えがこの本にのっていたと思います。
それでも、西加奈子さん、ずるい。
日本で一緒に戦ってくださいって思ってしまいます。
tt さん/54歳 男性
ほとんど本を読まなかった自分がこの本を手にして読み終えたことと、答えの無さが腑に落ちたこと。

全ては奇跡で、今あることの素晴らしさと人それぞれに生きていることへの肯定感とそれゆえの不安。

著者がこの本を読んで欲しいと思ったあなたに私がなれたことで繋がる奇跡も感じられて、私の世界と視界が大きく拡がる一冊になりました。
ジュンコ さん/48歳 女性
バンクーバー留学時代の友人から、移住先のカナダでガン治療を受けることになったと連絡をもらった直後に、西さんがバンクーバーでガン治療を受けられていたことを知りました。あまりのタイミングに勝手に運命を感じ、すぐに読み始めました。
留学中に私も同じように感じた事に親近感が湧き、実母の乳ガン闘病時の事、今正にカナダで抗がん剤治療を受けている友の事が重なり、読み終わった今も沢山の感情が私の中で渦巻いています。私も友人に寄り添い、出来る限りのことをしていきます。
私たちに西さんの思いを届けてくださり、ありがとうございます。西さんのメッセージは、確かに受け取りました。
これからもずっと、応援しています。大好きです。
minimam さん/52歳 女性
私も今年の2月に右乳房全摘手術と同時再建手術をし現在は抗がん剤治療中です。
退院してすぐに愛猫がご飯を食べなくなり1週間病院に通いましたが亡くなってしまいました。まるで私を待っていたかのように…
本を読みながら何度も泣きましたが、エキが元気になって本当に良かったと自分の猫と重なりました。
癌と告知されてからの何とも言えない心の揺れ、抗がん剤の副作用の辛さ、周りの人達に助けてもらってるという感謝、全てが共感できました。
私は抗がん剤が終わった時どう思うのだろう。
まだ終わりへの道のりは長く、今はただ抗がん剤治療の終わりに向けて副作用に悩まされている所だけど私の思っていた過去の日常はもう戻ってこないと知りました。
新しい日常が待っている事を知ったから。
どんな未来が待っているかわからないが、今を生きようと思いました。
おこめ さん/56歳 女性
西加奈子さんには、一度も会った事はないけれど、読みながら、すごく近くに感じて、体温すら感じるくらいでした。まっすぐに私を見ながら、話してくれているような。
息をしている、のところであなた、つまり私の事を、書いてくれている文章に泣いてしまいました。そう、私に届きました。届けてくれてありがとう。私も、加奈子さんをハグして、背中をトントンしてあげたい。あなたは、生きていて、そして美しい。
みかん さん/33歳 女性
仕事(医療職です)も私生活も何もうまくいかず自分はなんてダメなんだと落ち込んでいた時にこの本に出会いました。
自分のボスは自分で、他人がどう思おうが自分の選択を信じ貫く、それが強さに繋がるのだと思いました。
ご友人たちも愛情深い方ばかりですね。西さんのお人柄がそうさせているのでしょう。
キャンサーフリー!これからの西さんの日々も素晴らしいものでありますよう、そしてこれからも西さんの文章を楽しみにしています。
リョウ さん/44歳 女性
わたしも西さんと同世代で、
同じく乳がんです。
今、抗がん剤治療中で今後手術にです。
西さんのまっすぐな文章に、
とても共感し、癒されました。
告知された日に、
シャワーを浴びながら声を出して泣いたことを思い出しました。
がんになって改めて、
周りの友人に支えてもらっていることを感じました。
まだ治療は続きますが、
今を大切に進んでいきたいです。
西さんの文章に勇気をもらいました。
藤田朋子 さん/55歳 女性
ハグしたいと強烈に思った。
西さんの痛みと私の傷が重なりパズルが完成した気になった。
女性特有の難病に罹患し開胸手術をし卵巣と子宮を手放した。
治療の選択は、私だけのものだ。
不幸だと嘆く暇もなく両親と妹を癌で亡くした。
母も『最期は、自宅で逝きたい』と潔かった。自宅で、尊い人生を見送る中、私は人生と家族を取り戻した。
西さんの本を読み、私も自分のことが好きになった。私も最高だ。
木子 さん/62歳 女性
生きざまを学ばせていただきました。nhkあさいち で知り、即、アマゾンで注文!その日の夕方には読んでました。ドキドキわくわくの連続!病は、健康オタクでも誰でも白羽の矢が当たればなる!明日は我が身。ガンではないにしろ、突然治らない病になった私にとっては、白羽の矢が当たったんだ、と思えるようになりました。人生、思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと、、ホントそう思います。
ありがとうございました。心が暖かく、軽くなりました。
出会えて良かったです。
のりこ さん/65歳 女性
西加奈子さん、ありがとうございます。
私も乳がんの診断を受け、乳房全摘術を予定しています。医師からどのような術式をするか、乳房再建術は希望するかを問われ、「それって私が決めるの?」と戸惑っていましたが、いろいろ考え決めました。
先日、テレビ西さんのインタビューを拝見し、早速その日に書店で「くもをさがす」を購入し、読ませていただきました。「乳首いる?」に笑ってしまいました。私はひそかに「乳首いる!」と思っていたので。「私の体のボスは私や」には納得しました。勇気をいただきました。
やはり手術は痛そうでイヤだし、がんは怖いというのが正直な気持ちですが、西さんのお陰で、前向きになれそうです。「くもをさがす」にあった関西弁の言葉たちが、これからもわたしの頭や心に響き続けることでしょう。
ほんま、ありがとうございます。
西さんのご活躍、これからも楽しみにしております。
旨近(しこん) さん/68歳 女性
病がやって来たら、
まず「どうして?私?なぜ?」とふり返ってしまう。そこから治療に向かうまでの不毛な暗い時間。
一足跳びの西加奈子。西さんの見え方が軽快爽やか過ぎて…。

あらゆるNGの喧騒の街、東京の只中に居て、幾度も瞑想をtryするだろう。
東京がバンクーバーのような矜持を持った街に変わるまで、一呼吸、
一呼吸内側に入って行こう。
ゆかり さん/38歳 女性
現在トリプルネガティブ乳がんの治療中です。今後抗がん剤治療が始まる身としては、これから自分の身体に起こること、未知への恐怖を少しでも和らげたいと、この本を手に取りました。
手術直前の医師、看護師と西さんとのやり取りに涙が出るほど爆笑してしまい、帯に書いてある、あなたに読んでほしいとはこのことだったのか!と思えてしまうほど、悲壮な中にも明るさがあり、、というか、人間どうにもならないときには笑えてしまうんですよね、すごく共感しました。
全体を通して「あなた」=今の私に、西さんが語りかけてくれているようで、嬉しかったです。治療が終わっても、恐れとは一生付き合っていかなくてはいけない、その中でも子供達とはたくさんハグしたいなと改めて思った次第です。大切な人を、大切に。
とうじょうまき さん/46歳 女性
「くもをさがす」を読んでから,心の中で西加奈子さんと対話しているような感覚が芽生えた。

あったこともない西さんに,カナコありがとう,これわたしのために書いてくれたんやな。届いたでほんまに。ほんでありがとう,私も(めちゃくちゃ嫌やけど)手術するから,どういう風になっても,ぎりぎりまで,最後まで,ちゃんと自分のこころと身体のボスでい続けられるようにするから。応援しててな,やってみるわな。

と話しかけている。
とうじょうまき さん/46歳 女性
わたしは診察室では,なんだか従順に振る舞おうとしている(ドクターからするとどこが従順なんだよと思うかもしらんけど)。このまま手術受けたら,わたし数年後に自分と大喧嘩するか,鬱になってしまうような気がする。それは困る。私は話をしなくてはならない,自分を黙らせてはいけない。オフになりそうな心のなかのスイッチをオフにしちゃいけない。私のことを真剣に,がんを排除するためだけではなく,私の人間としての幸福についても,共に考えてくれる人と。
とうじょうまき さん/46歳 女性
(二日後くらい)5時に目がさめて電気をつけた。6時まで読書。お風呂にお湯をためて,結局7時34分まで読書をした。「くもをさがす」読了。

これ本当に私のために書いてくれたんだとわかった。いま生きてる,右胸に4.1centimeterのがんを持ってる,はだかでひとりでいる,よくぼんやりする,自信をなくす,いきいきする瞬間もある,歌を歌う,歩く,ごはんを食べる,泣く,笑う,部屋を散らかし片付ける,本を読む,思い悩む,テレビを見て時間をごまかす,なんということもない私のために書かれた。私が生きているから,生きてて大切だから,なのだろうと思った。
とうじょうまき さん/46歳 女性
紀伊國屋書店でかった「くもをさがす」,ほんまは,闘病エッセイなんて,たとえ西加奈子さんの作でも読みたくない気分だとおもってたんだけど,本屋でポスターみたいのに「右胸に癌」って書いてるのみて,一緒やんと思って,読むことにした。

紀伊國屋で買ったら,だるまのカードがついてて
「今,あなたに読まれるのを待っている。そこにいるあなた,今,間違いなく息をしている,生きているあなたに。」って書いてる。

なんの涙かしらんけど涙が出て来る。
生きてる限りことばはでてくる,
なんにもまとめずにかっこもつけずに,日記書いてみようと思った。
TMK さん/女性
ほぼ同時期に乳がんになりました。治療や経過は人それぞれ、しかも外国での治療ということで、自分の体験を思い出しながら、重なったり全く違ったりするところを興味深く読み、また自分の体と乖離する感覚、というところには共感を覚えました。自分よりも過酷な状況の人も、そうでない人もいる中で、この怖さ、不安は自分だけのもので、それに関してだけは相対的に測ったりしないでよいんだ、と改めて思うことができました。
もぐ さん/52歳 女性
久しぶりに文に惹き込まれて一気に読んでしまいました。
私もがんサバイバーです。読みながら診断を受けた時の気持ちなど鮮明に思い出していました。お風呂の水を出しながら泣いたのも物凄くわかります。
強く「教えたくない」と思っていた気持ちを本にしてくれてありがとう。
癌と告知された事があるだけで、病名を話すと皆一歩引くのが分かる。それが凄く嫌で、人に病気の話をしなくなりました。
でも入院していた事を知ってる人に労わられると心の中で「私は元気に今を生きていますけど!?特別でもなんでも無いですけど!」と叫んでる時がある。
加奈子さんにこうして語って頂けた事で、変な表現ですが、肩身の狭い思いをしないで済む人が増えると思います。
癌であろうとも私は私で今をしっかりと生きたいです。文に出てくる加奈子さんに出会った皆様にも感謝です。
ニシ さん/40歳 女性
私も西さんと同時期2023年の6月に宣告をうけました。手術は8月にうけ
私は3センチ弱の非浸潤がんで摘出手術と放射線治療のみでした。宣告受けて沢山ある選択から治療を選びあってるか間違ってるのかわからんまま不安やけどやるしかなくて怖くてと沢山の感情が溢れる中 入院中 西さんの小説を読み返していました。その時は 白いしるしと、きりこについてと、ふくわらい でしたが、今回くもをさがす を読んであの時、読みたかった。と思いながら読んでいます。あの時よんでたら、もっと心を軽くできた気がします。
私はがんを経験して いつ何があるかわからんと思って ずっと気になってた人を誘ってその人とお付き合いし今では結婚しました。
人生悪いことばかりじゃないなと、思います。
今後も西さんの作品楽しみにしてます。
Kei さん/39歳 男性
西さんが、ご自身を取り巻く環境を見つめ直す機会と、その全てに対する感謝の文であった。

しかし一見個人的な内容、手記のように思えるが、実は西さんが私を含めた全ての「あなた」に向けて贈る普遍的な意味を持つメッセージで溢れており、他ならぬ私自身の暮らしや人生にもぴったりと寄り添う、温かな一冊となってくれた。

この作品を読み、何を感じるか、何を学ぶのか。人それぞれであるとは思うが、私の場合は生きることへの不安を解消してくれるお薬のような本であった。

ありがとうございました。
うぃん さん/30歳 女性
私は救急の看護師であり、一児の母です。救急の場という事もあり、患者様やご家族様にとって辛い場面がたくさんあります。自分も一緒に辛くなって、何と声をかけたらいいか、とても悩みました。でも一緒にその場に居る事、寄り添える事が私だからこそできる事!「ハグ」ができたら、もっと力になれる?そんな事も思いました。カナダの看護師の寄り添い方は日本とはまた違う寄り添い方かもしれないけど、常に西さんを救っていました。私にもできるだろうか?いや、私も救いたい。看護師だからといって、別に強がる必要はなくて、怖いものは怖い。辛いものは辛い。自分にもシンプルに患者さんや、そのご家族と、その瞬間の傷みを共有していきたいです。正解をいつも探していたけれど、別に正解が必要なわけじゃなかったです。カナダの看護師らの言葉や行動はユーモアがあって、とても大好きになりました!
プリマ さん/59歳 女性
私もガンサバイバーです。
ひとつの目安と言われる5年が過ぎ、定期検診の度に何も異常が見つかっていないにも関わらず、ずっと言葉にできない"恐怖"を、
ふとした瞬間に襲ってくる"恐怖"を感じて過ごしていました。
でも、この本を読んで『キャンサーフリー』という言葉に出会って、そして自分は自分の身体のボスであるという西加奈子さんの言葉で、
憑き物が落ちたようなスッとした気持ちになりました。
何も恐れることはない! 
私の周りにも感謝すべき素晴らしい人たちや
物事がある。 大きな安心と安堵をもらえた本でした。 西加奈子さん、ありがとう。
西さんの癌の事だけでなく、この世にコロナ禍という大変な時代があったんだという事実と状況が書き記されていた事も大きいと思います。
読み終わった本はすぐに手放して来ましたが、
この本は久しぶりに絶対手元に置いておきたいと思っています。
津組富子 さん/66歳 女性
私は現在とても健康ですし、自由です。
約10年前に離婚して、4年前に前職を辞めて、息ができるようになり、心身ともに健康になり自由になりました。
でも、加奈子さんが感じられた恐怖、悲しみ、苦しみ、そして、治療後に感じられた自由と、だからこその恐怖…を、何故か手に取るように理解でき、感じ、身体中と脳内をいろんなものが駆け巡りました。
そして、私もつい最近辿り着いた、その全てをひっくるめて私は私であり、それは他人も同じだということ、その心境に辿り着けた歓びを共に味わえていることに、感動し、感謝し、自然と涙が溢れました。
心より…ありがとう❤️
あゆみ さん/41歳 女性
昨年、乳がんが見つかり仕事の調整をして入院、手術しました。当時の上司に「不幸だ」と言われました。がんという病名にインパクトはあるけれど、それが不幸か?と問われたら違うと思います。幸か不幸かを決めるのは自分。
乳房再建を決め、やっと今がんと向き合っていると思います。
うさぎ さん/46歳 女性
一気に読みました。トロントの近くのピーターボロで留学していたこともあり、カナダ生活を懐かしく思いながら。
ずっと心の奥にあって、口に出せないもやもやの気持ちがやっと分かりました。治療が終わってもやっぱり、どこか怖いんだと。それで、その気持ちは正直でいいんだとカナコさんに教えてもらえました。よかった。ありがとうございました。
さやかママ さん/55歳 女性
今年の2月が卵巣癌が見つかり、その1週間に緊急手術となった。左右の卵巣は林檎の様なサイズと巨大化していた為にかなり苦労して取れたらしい。一緒に取るはずだった子宮はカリフラワーの様になってしまいあちこちに癒着してしまい残っている。一度退院し、3日後には、イレウス疑いで再入院。やっと退院した所で、西さんが朝イチに出演されてる姿を見てとにかく読みたくなった。TVで涙を堪えている西さんの姿も忘れられない。
共感する部分も多く私の心を元気にしてくれた。同じ様に私も沢山の人に助けられ支えられている。その中にこの西さんの本も入っている。良かった出会えて、沢山の人に読んで欲しい。元気にしてくれてありがとう。
朱音 さん/25歳 女性
本を読んでこんなにぼろぼろ泣いたのは初めてでした。生身の西加奈子さんが、私のことを思って書いてくれた手紙みたいな文章。やさしくてまっすぐな言葉たちに、怖さを抱えながら生きる勇気をもらいました。
あやぴちゅう さん/54歳 女性
ありがとうございました。いい本でした。西さんの文章は言葉はサラッと入ってきて気持ちの良いものでした。
今回も世界とは日本とは私とは、静かに考える時間を下さいました。涙はちょちょぎれたけれど、自分ととことん向き合って深く深く掘り下げてみようと思えました。
大好きです。
じゅん さん/49歳 女性
西さん、あなたの言葉、読ませていただきました。抗がん剤治療が終わったばかりで疲れた私の心身に沁み渡りました。まるで漢方薬のように。書いてくれてありがとう。
虎の尾 さん/72歳 女性
朝イチを見て、図書館の蔵書を検索。無かったので直ぐに購入しました。その時点では、メルカリで売る事を想定。
(ごめんなさい)一気に読後。私の娘に先ずは、是非読んでもらいたい。そう思うのと同時に、作家である西加奈子さんをリスペクトする意味でも、売ってはならないと強く思いました。大切に持ち続け、大事な人の何かの折には、救いになる役目を果たしてくれる本だと確信しています。
しのじゅん さん/56歳 女性
あさイチ見ました。ただ純粋に異国で大病した時どのようにされたのだろうと気になりました。
ほぼ一気に読んでしまいました。私には珍しいし、
このように感想を送ろうと思ったのも初めてです。
本当に生死にかかわる大変な体験記です。
西さんが仰るように闘病記ではなくて。
カナダでの生活やご家族のこと、お友達やご近所との関係性は実に生活感があり素敵だと思いました。もちろん、カナダの医療事情や実際に受けられた治療の様子は時に厳しい状態を克明に丁寧に書かれていますが、関西弁がなんかよかったです。
実は西さんの作品はまだ読んでないので、これを機に読んでみようと思います。今更でごめんなさんね。
しん さん/46歳 女性
西さんと同じ誕生日の同世代です。
娘が産まれて間もなく、母が乳癌で他界しました。抗がん剤治療はたったの2ヶ月で、あっという間に生活全てが変わりました。
残された父と幼い娘の世話に追われ、人に頼ることの苦手な私は、自分で自分に我慢と忍耐を課して意固地になっていました。
本を読んで、狭い価値観の中で縛っていたのも生きづらさを選んでいるのも、自分自身なんだと気付かされたようです。
愛ある人になりたいのならば、まず自分と対峙するのが先なのだと感じました。
タゴ ミチヨ さん/47歳 女性
同病の経験があります。
赤裸々に正直に書いて下さったと感じます。
特に治療を終えられてからの「待って、まだ怖いねん」という言葉には本を前に激しく頷いてしまいました。「そやねん。怖いねん。分かるわー」と。
西さんの強さ、大らかさ、優しさ、繊細さ、深い洞察力、賢さ、色んなものが文章から溢れて、面白く読み進める事ができました。

私もBRCA2の変異を持っております。
時にデリケートすぎる扱いを受ける事に居心地の悪さを感じる事もしばしばです。
西さんがご公表下さった事はとても嬉しく、心強く思います。感謝申し上げます。

生きてこの本に巡り逢えた、それは本当に素晴らしい奇跡ですね。
ふーちゃん さん/53歳 女性
西さんは 抜群に素敵だ。
テレビで よくぞ 言ってくれた!! と涙ながらに拍手をした。
わたしも、私であることに 自信をもちたい。
知らぬ人からの ジャッジを恐れず
「うるさい。知らんわ。じゃかぁしい!!」と
笑って ハツラツと歳を重ねよう。
まだまだ やりたい事は山ほどある。
再発があったら また治療すればいい。
この本があれば、前を向いていける。
西さん、本当に ありがとう。
やさぐれ さん/64歳 女性
2009年に左全摘、リンパ節も切除しました。抗がん剤と放射線治療ののち翌年、胸壁に再発、ふたたび抗がん剤治療。ぼろぼろになりましたが、14年たって再発は今のところなしです。『くもをさがす』関西弁が力強くて最高でした。西さんもきっと大丈夫!新しい西加奈子として存分に飛翔してください。
A.D さん/27歳 女性
がんの怖さを知るだけでなく、カナダの人々の人間性にとても感動しました。特に、医療従事者の方々の接し方。日本では絶対にありえない接し方。けれど、素敵な接し方。
他にも、病気のことだけではなく、西加奈子さんの周りにいらっしゃる方々が印象的です。
「日本人は『情』を、カナダ人は『愛』を大切にする」という言葉から、日本の良い面もあるけれど、カナダの良い面もしっかりあって、「日本はいろんな意味で狭い」ということにとても共感しました。
また、「身体が健康なら、精神も安定する」という言葉に勇気をもらいました。
長谷川名 さん/24歳 女性
日々、自分の肉体、精神と向き合う西さんは
孤独や痛み、弱さ、恐れと同じか、それ以上の喜び、ときめき、そして周囲の人の力、言葉を抱いている。まっすぐに自分と、自分を取り巻く世界を見つめて、自分の人生を、そして世界を祝福する西さんの文章に私は何度も胸が熱くなりました。
ままならなさや弱さも全部抱きしめて、
生きることを肯定してくれる西さんのこの本が
沢山の人に届きますように。
渡部彩翔 さん/34歳 女性
私も同じように癌の疑いを医師に告げられたこと、渡米中にまた別の病気を患ってしまった経験があり(現在も治療中)、西さんの書くことへの想いと本から漲る愛とパワーにただただ圧倒されています。
自分がもらった愛情のバトンを、自分にとどめることなくすぐに誰かへと繋げる強さがすごい。
この本は誰かの生きる希望にもなるし、挫けそうな気持ちに共感し、励ましてくれる力があると思う。
書店員として、このバトン(くもをさがす)を誰かに繋げる役割を担えるのが誇らしいです。

他人に自分を委ねる決定も、自分の生き方を自分で切り拓くという選択も、結局ひとは自分で自分のことを選択するしかないという大切なことを再認識。

自分らしく生きて良いんだと強く思えました。
T.K さん/56歳 男性
「私はキャンサーフリーだ!」という言葉に心から祝福したいと思いました。書籍の販売に携わる者として、この本を多くの人に読んで欲しい。病を患っている人、その家族や友人たち、そしてもちろん健康な人達にも。読んだ全ての人が勇気と優しさをもらえる一冊です。

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