単行本 フィネガンズ・ウェイク Ⅰ・Ⅱ/Ⅲ・Ⅳ セット

フィネガンズ・ウェイク Ⅰ・Ⅱ/Ⅲ・Ⅳ セット

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内容紹介

ジョイスが17年をかけて書きあげた究極の小説、世界初の完訳! 日本語表現の可能性を最大限に切り開いた渾身の訳業として大きな話題を呼んだ。30周年記念復刊。セット函入・分売不可。

【復刊記念限定セットケース入り】
『フィネガンズ・ウェイクⅠ・Ⅱ』(定価6930円)
『フィネガンズ・ウェイクⅢ・Ⅳ』(定価5390円)を
それぞれ購入するよりもお買い得!

文学史上に燦然と輝く金字塔初の完訳単行本版、待望の復刊!
翻訳不可能とされた不滅の奇書に挑んだ画期的訳業!

僕は夜の本を書こうとした。曖昧になるのはあたりまえだ
──ジェイムズ・ジョイス

名訳者と言える人は何人もいるが、
化け物と呼べるのは柳瀬尚紀だけだ。
──柴田元幸

柳瀬さんの翻訳は、日本語の表記の多様性をじつにダイナミックに利用しています。はじめ意味において不連続に感じられた文章が、それでもひとつごとの言葉に向けての楽しみにみちた集中のおかげで、そのうち意味のしっかりした脈絡がつかめてきます。
──大江健三郎(「門前の構造」『フィネガンズ・ウェイク Ⅰ』文庫版序文より)

原書雑誌掲載 100周年!
日本語全訳完結 30周年!

◎世界文学最大の迷宮的奇書を完全翻訳
◎数千年の人類の全歴史を酒場の家族の一夜の夢に
 圧縮した抱腹絶倒、複雑怪奇な傑作
◎『ユリシーズ』著者が最後に遺した夢言語の小宇宙
◎文学のみならず現代の芸術に影響を与え続けている
◎60数か国語で書かれたとされる原典を日本語で表現
◎漢字・ひらがな・カタカナ・ルビという日本語の特長を駆使
◎注を一切使わず、全編総ルビを施す

●装丁、セットケースデザイン=鈴木成一デザイン室
●装丁イラスト:山本容子

著者紹介

ジェイムズ・ジョイス (ジョイス,J)

1882年アイルランド生まれ。20世紀最高の小説家の一人。意識の流れ、神話、パロディ、造語といった小説技巧を駆使して、ダブリンの人々を描いた。本書のほか、『ユリシーズ』『ダブリナーズ』など。

柳瀬 尚紀 (ヤナセ ナオキ)

1943年根室生まれ。翻訳家・英文学者。著書に『日本語は天才である』『ユリシーズ航海記』など。訳書に、ジョイス『ユリシーズ 1-12』、ダール『チョコレート工場の秘密』、ボルヘス『幻獣辞典』など。

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