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単行本 解き放たれた無 啓蒙と絶滅

解き放たれた無

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内容紹介

ニヒリズムは思弁の好機であり、哲学は絶滅の思考機関だ。思弁的実在論から生まれた最大の問題作にして、ニーチェ、ドゥルーズ、バディウらを越える俊英の21世紀最大の哲学書、ついに邦訳。

思弁的実在論が生み出した空前の問題作が、ついに刊行。ドゥルーズ、バディウ、アドルノ、メイヤスー、ラリュエル、セラーズらをパノラミックに横断し、カタストロフィックに破壊する。

**************
千葉雅也氏、推薦!
自然科学と情報がすべてだという今、哲学を「無化する」ぎりぎりまで追い詰めていくのだから、この本は難しい。その難しさが、面白い。
**************

ニヒリズムは思弁の好機であり、哲学は絶滅の思考機関だ。
世界を脱魔術化し、「空虚」を解き放ちながら「絶滅の真理」へと赴く──。

思弁的実在論が生み出した空前の問題作であると同時に、
その並外れたスタイル、深遠な哲学的ヴィジョン、硬質な批評性が、
現在にいたるまで世界中の読者を知的に惹きつけてやまない
現代の最重要哲学書が、ついに刊行!





正誤表(2026年8月)

*変更前と変更後に当たる箇所を下線によって示した。変更ではなく追加が行われたものについても、便宜上変更前と変更後の箇所として示した。
*訂正箇所内の省略は「【中略】」として示した。


・26頁、4行目
誤:第七章の第三節と第四節に含まれた素材は
正:第七章の第三節と第五節に含まれた素材は

・96頁、1-3行目
誤:ある不気味な遠隔造形[teleplacity]【中略】この昆虫が行う遠隔成形の並外れた精密さが、
正:ある不気味な遠隔造形[teleplasty]【中略】この昆虫が行う遠隔造形の並外れた精密さが、

・142頁、5行目
誤:主体によって遡及的に措定するものだという
正:主体によって遡及的に措定されるものだという

・153頁(註20)、7行目
誤:私たちは、帰納の原理──この帰納の原理は、
正:私たちは、ある帰納の原理なしには成立しないような知識の理論を構築することによって、経験主義〔経験論〕の原理がいかにして侵害されうるのかを見てきた。──この帰納の原理は、

・162頁、17−18行目
誤:それは隅運を偶然性と取り違えているのだ。【中略】それが隅運によって支配されていると述べることではない。隅運と偶然性のこのような混同がいったん暴露されてしまえば
正:それは偶運を偶然性と取り違えているのだ。【中略】それが偶運によって支配されていると述べることではない。偶運と偶然性のこのような混同がいったん暴露されてしまえば

・211頁(註15)、12行目
誤:継起〔後
正:継起〔後

・211頁(註15)、13行目
誤:この没度性を
正:この没度性を

・213頁、4行目
誤:非存在論的状況における現前化の現存を否定することの不可能
正:非存在論的状況における現前化の現存を否定することの不可能性

・216頁、11行目
誤:対象が示す諸性質が、現前化の理念的〔観念的〕な諸法則から
正:対象が示す因果的諸性質が、現前化の理念的〔観念的〕な諸法則から

・229頁、4-5行目
誤:「転回する」[pivots back](Kehre)ところの運動を
正:「転回する」[pivots back](Kehre)ところの運動を

・321頁、2-3行目
誤:強度的な思考者によって担われる個体化する差異として思考を規定すること
正:強度的な思考者によって担われる個体化する差異としての思考の規定〔規定作用〕

・373頁(註19)、21行目
誤:ニーチェが因果性に対する彼の諸批判および原因の概念を論理化された感覚の領域に制限していることを踏まえるなら、
正:ニーチェによる因果性への諸批判、および彼が原因の概念を論理化された感覚の領域に制限していることを踏まえるなら、

・376頁、8-9行目
誤:しかしいずれの選択肢も、ニーチェ価値転換の明言された狙い、すなわち
正:しかしいずれの選択肢も、ニーチェによる価値転換の明言された狙い、すなわち

・vii頁、26-7行目
誤:Churchland, P. M. (1989) A Neurocomputational Perspective : The Nature of Mind and the Structure of Science (London : MIT Press).
正:Churchland, P. M. (1989) A Neurocomputational Perspective : The Nature of Mind and the Structure of Science (London : MIT Press). 〔ポール・M・チャーチランド「消去的唯物論と命題的態度」、前掲書。〕

著者紹介

レイ・ブラシエ (ブラシエ,レイ)

1965年イギリス生まれ。ベイルート・アメリカン大学で教える。メイヤスー、ハーマン、グラントとともに思弁的実在論の中心とみなされる。その動向が最も注目される哲学者。

仲山 ひふみ (ナカヤマ ヒフミ)

1991年生まれ。論文「聴くことの絶滅に向かって レイ・ブラシエ論」、「ラリュエル的ホラーの言語」など。

小林 卓也 (コバヤシ タクヤ)

1981年生。ソトのガクエン代表。京都産業大学ほか非常勤講師。著書に『ドゥルーズの自然哲学-断絶と変遷』(共訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』ほか。

島田 貴史 (シマダ タカフミ)

1986年生まれ。訳書、M・ヘグルンド『ラディカル無神論 デリダと生の時間』、R・ガシェ『脱構築の力』など。

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