単行本 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

植物はそこまで知っている

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内容紹介

植物は世界をどう感じているのか。視覚、嗅覚、触覚、聴覚、位置感覚、そして記憶。遺伝学など最新の科学的な発見で解き明かされる植物の内的な世界! 植物生態学者の多田多恵子氏推薦。

外界を見きわめながら植物は生きる ——多田多恵子氏

問うべきは、植物に知能があるかどうかではない。「植物は知っているのか?」であり、その答えならイエスだ。植物は光や色の微妙な違いを知っており、それぞれに反応する。植物は周囲に漂う香りを知っており、空中にある微量の揮発性物質に反応する。植物は何かに接触したときそれを知り、感触の違いを区別できる。重力の方向も知っていて、芽を上に、根を下に伸ばすよう姿勢を変えることができる。過去のことも知っている。以前に感染した病気や耐え忍んだ気候を憶えていて、それをもとに現在の生理作用を修正する。もし植物が「知っている」のなら、私たちは植物とどうかかわり合えばいいのだろう?(本書「エピローグ」より)

目次・収録作品

◆ 1章 植物は見ている
植物学者ダーウィン/生長をやめないタバコ/日の長さを測る/分子遺伝学から見た植物の視覚/概日リズムの進化的な起源

◆ 2章 植物は匂いを嗅いでいる
エチレンの信号/食の好みにうるさい寄生植物/葉は盗み聞きするのか?/植物はコミュニケーションしているのか?

◆ 3章 植物は接触を感じている
ハエトリグサの罠/水圧で葉を動かす/接触によって活性化する遺伝子/植物とヒトの「感じ方」

◆ 4章 植物は聞いている
音楽と植物の疑似科学的な関係/植物にもある「難聴」遺伝子/植物の進化に聴覚は必要か?

◆ 5章 植物は位置を感じている
上か下かを知る遺伝子を探せ/ヒトの耳石、植物の平衡石/宇宙での実験/釣り合いをとりながら育つ

◆ 6章 植物は憶えている
ハエトリグサの短期記憶/長期記憶、またはトラウマ/エピジェネティクス/世代を超えて伝わる記憶/知能をともなう記憶?

◆ エピローグ 植物は知っている

謝辞
訳者あとがき
図版出典
原注

著者紹介

ダニエル・チャモヴィッツ (チャモヴィッツ,D)

遺伝学者。イスラエルのテルアヴィヴ大学の植物学の教授、同大学のマンナ植物バイオ科学センター所長。米国のイェール大学のポスドク当時、COP9シグナロソーム遺伝子群を発見、世界的に注目されている。

矢野 真千子 (ヤノ マチコ)

翻訳家。訳書に『植物はそこまで知っている』、『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』、『感染地図』、『あなたの体は9割が細菌』、『ヒトはなぜ「がん」になるのか』、『遺伝子医療革命』など多数。

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