単行本 保育からはじまる子どもの自由 心の発達をていねいに考える

保育からはじまる子どもの自由

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内容紹介

子どもが「自由に生きる」とはどういうことか? 子どもの心をケアするとはどういうことか? 保育の現場のエピソードに耳を傾けながら、子どもの発達についてそもそもからていねいに考えてみた。

【そだちの本質を、「そもそも」から――】
保育は何のためにある? 共感するには何が必要? 子どもが安心できる場所とは? 他人とともにあるとは? 心をケアするとは?
保育現場のエピソードの数々をイラスト入りで紹介しながら、保育士の方々の生の声に耳を傾けつつ、子どもの発達についてそもそもからていねいに考える。
子どもたちがほんとうに「自由に生きる」ために、大人たちができることとは?

目次・収録作品

■目次より■

【序章 保育は何のためにあるのか】
はじめての保育園/保育園に落ちた経験/子育てとは何か?……

【1章 自由に生きるには何が必要なのか――「自由の主体」になるための条件】
何が本当に「したい」のか?/自由に必要な三つの主体/あるがままを認められること/子どもへの共感はなぜ大事なのか/「したい」の抑圧は心を蝕む/保育士の共感と受容……

【2章 子どもの不安と共感――不安から生じる行動への理解】
不安を解消しようとする子ども/エピソード「ちょっと泣いちゃったけど」/こだわり行動はなぜ起きるのか?/子どもはなぜ困っている子を助けるのか?/エピソード「おそと行こうか」/子ども同士の共感と成長……

【3章 感情に気づき、調整する子ども――共感から生まれる「感情の主体」】
不安がなければ行動できる/エピソード「先生、気づいて」/共感するには何が必要?/子どもと心を通わせる方法/エピソード「先生、手つなごう」/「感情の主体」になること……

【4章 「したい」ことを夢中でする――安心感から生まれる「欲望の主体」】
エピソード「ぱらぱらー」/不安から遊びへ/「したい」欲望が生じるとき/エピソード「Rちゃんの友だちへの思い」/遊びに集中できるための条件/「行為の承認」というよろこび……

【5章 友だちとの対立、葛藤、協調――考えることで「理性の主体」は育つ】
「したい」と「しなければならない」/「みんなでしたい」という思い/エピソード「Kちゃんのスープ」/「したい」のぶつかりあいと譲りあい/エピソード「駐車場付きの富士山」……

【終章 現代社会における保育の役割】
保育のエピソードから見えるもの/協力し合って子どもをケアする/保育士とカウンセラーの共通性/保育と学校教育の連携/多様な人々と共生するために/民主主義の社会を生きる子ども……

著者紹介

山竹 伸二 (ヤマタケ シンジ)

1965年、広島県生まれ。著述家。学術系出版社の編集者を経て、哲学・心理学の分野で批評活動を展開。『「本当の自分」の現象学』『「認められたい」の正体』『不安時代を生きる哲学』『子育ての哲学』など。

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