全集・シリーズ 【現代思想の現在】 レヴィナス 壊れものとしての人間

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内容紹介

「人間はそもそも壊れるものである」ととらえたレヴィナスの哲学を、精神病理学から読み直す。介護ケアや自閉症研究の現場でも応用され、今、新たに注目すべき思想の全容に迫る入門書。

目次・収録作品

まえがき
第1章 レヴィナスの生涯と作品
 1 生涯 
 2 作品

第2章 外傷の哲学――レヴィナスの核
 1 レヴィナスにおけるトラウマ
 2 二十年の沈黙
 3 病理の哲学へ

第3章 逆流する創造――初期の世界論と他者論
 1 出発点としての無意味
 2 逆流する創造
 3 死体から女性へ――初期レヴィナスの転倒した他者論
 4 レヴィナスの芸術論

第4章 暴力批判論――第一の主著『全体性と無限』
 1 『全体性と無限』の骨組み
 2 『全体性と無限』の成立過程

第5章 後期思想『存在の彼方へ』
 1 後期思想の骨組み
 2 後期の基本概念

第6章 外傷としての主体――レヴィナス思想の深淵
 1 睡眠としての主体
 2 安全地帯としての主体――『全体性と無限』
 3 壊れる主体――『存在の彼方へ』
 4 他者性としての「ある」――レヴィナス哲学の最深部
 5 超越論的な狂気と現実化した狂気

第7章 メシアニズムを捨てて――信仰なき宗教について
 1 「メシア的テキスト」と一九六一年の転回
 2 信仰なき宗教

第8章 レヴィナスの歴史哲学
 1 歴史記述への批判
 2 意味の増殖としての聖史

終章 死者の復活――治癒論としての歴史
 1 歴史意識としてのメシアニズム
 2 思い出を超える歴史
 3 世界の反転
 4 死者の復活――結論に代えて

文献一覧
あとがき

著者紹介

村上 靖彦 (ムラカミ ヤスヒコ)

1970年生まれ。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第7大学)。大阪大学大学院人間科学研究科教授。著書に『在宅無限大』『ケアとは何か』『「ヤングケアラー」とは誰か』『客観性の落とし穴』など多数。

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