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5000年以上にわたるファッションの変遷を、写真・図版を駆使して魅力的に紹介する世界初のヴィジュアル大図鑑!

クリノリン

特色

美しいオリジナル制作の図版、貴重な歴史的図版や写真などをふんだんに使用した、衣服やその流行にまつわるヴィジュアル・ヒストリーの決定版。
包括的で信頼に値するファッションのヴィジュアルブックとして、他に類をみない。世界中より、1500の衣服を取り上げて解説。
それぞれの時代の傑作といわれる衣服についてスポットライトをあて、構造や素材など、細部を詳細に解説。
ファッション・アイコン(マリー・アントワネット、ココ・シャネル、ツイッギーなど)がいかに革新的だったか、またその時代の流行に及ぼした影響などを紹介。
エジプトのファラオのファッションからイギリスのキャサリン妃まで、それぞれの時代のファッションをすべて網羅。
巻末にイラスト入りの用語解説付きで、専門的なファッション用語もわかりやすい。

目次より

第1章
先史時代〜紀元600年
古代世界

機能からアイデンティティへ
古代エジプト
人物紹介:ネフェルティティ王妃
ミノア文化
青の婦人たち
古典ギリシア
流れるドレーパリー
武勇と防衛
東洋のスタイル
エトルリア人
ローマ帝国
ビザンツ・スタイル
染料と顔料
細部を見る:ショート・チュニック

第2章
600 〜1449年
中世のロマンスと交易

移住の時代
中世初期
チュニックのトレンド
騎士道と十字軍
人物紹介:エレアノール・ダキテーヌ
聖職者と俗人
西洋の中の東洋
装いの社会的表明
細部を見る:コタルディ
身体にフィットさせる
優雅に裾を引く
騎士の甲冑
細部を見る:ダブレットとホーズ
地域的なおしゃれ
目新しさと贅沢

第3章
1450〜1624年
華麗なるルネサンス

ファッションの分割
豪華な盛装
ルネサンスの男たち
襞から形へ
新しい世界の新しい男たち
細部を見る:ザクセンのアンサンブル
オーダーメイドの甲冑
優雅な形式性
人物紹介:エリザベス一世
幾何学的に装う女性たち
新しいスーツ
宮廷での馬鹿騒ぎ
男の贅沢
稀少品の交易
象徴とファンタジー
実用的な服
オスマン風の華美

第4章
1625〜1789年
バロックとロココ

レースをつけた男たち
柔らかなシルエット
ダブレットとブリーチズ
タフタとレース
人物紹介:ヘンリエッタ・マリア
よみがえった絢爛さ
ボーンド・ボディスからマンチュアへ
ファッションの復興
スーツへの道のり
マンチュアとペティコート
細部を見る:ブロケード・シルクのマンチュア
マンチュアとオープン・ローブ
細部を見る:サック・バック・ドレス
フレンチ・ア・ラ・モード
人物紹介:マリー=アントワネット
バロックから新古典主義へ
マカローニからダンディーへ
細部を見る:優美な曲線の宮廷用スーツ
スタイルの簡素化
マスカレード
トルコ風の歓び
スポーツ着

第5章
1790〜1900年
革命から日常へ

新古典主義
エンパイア・ライン
摂政時代の社交界
摂政時代の美しい女性たち
細部を見る:摂政時代のペリース
細部を飾る楽しみ
砂時計型のイブニング・ドレス
人物紹介:洒落者ブランメル
ダンディの時代
摂政時代のスポーツウェア
プリントと模様
ターバンときつく締めたコルセット
慎み深い時代のドレス
華麗な帝政期
クリノリン
人物紹介:シャルル・ウォルト
ソフト・バッスルとフィッシュテール
細部を見る:バッスル・スカート
バッスルの盛衰
高いラフとスズメバチのウエスト
細部を見る:レセプション・ドレス
紳士のフォーマル・ウェア
美の崇拝
新しい女性のスポーツ着
活動する男たち
ファンシー・ドレスの謎解き

第6章
1901〜1928年
ベル・エポックとジャズ・エイジ

都会の紳士スーツ
スポーツとカントリー
シルエットの単純化
活動的な女性たち
夜会服とティー・ガウン
有閑階級の暮らし
反ファッション
戦時中の女性たち
新しい女性へ
人物紹介:ポール・ポワレ
オリエンタリズム
ローブ・ド・スティル
人物紹介:ココ・シャネル
新しいニットウェア
裾が上がる
ジャズ・エイジへ
狂騒の20年代
細部を見る:ダンスドレス
ビーチ・スタイル
標準を定める
万能のスーツ
モダニズム

第7章
1929〜1946年
華麗さから有用性へ

緊縮の時代
きらめきを放つドレス
古典主義
生きている彫刻
簡素に、スポーティに
ルールの緩和
細部を見る:プラス・フォアーズ・ スーツ
人物紹介:エドワード8世
エレガントな男たち
ベルリンのシック
ロマンティックな郷愁
夢とドレス
人物紹介:スキャパレッリ
戦時中の女性たち
細部を見る:婦人在郷軍人会
平服の男性ファッション
配給ファッション
ハリウッド発のスタイル
アメリカの既製服
競争するクチュール

第8章
1947〜1963年
楽天性と若さ

ニュー・ルック
人物紹介:クリスチャン・ディオール
細部を見る:ウェディング・ドレス
カクテル・アワー
戦後そして完全なる美
クチュール・ガウン
人物紹介:バレンシアガ
女性的なかたち
最適なコート
主婦の装い
リゾートウェア
カジュアルな洗練
ヒップスターとテディ・ボーイ
若者たちの革命
ティーンエージャーの誕生
スポーツ・スタイル

第9章
1964〜1979年
スウィンギング・シックスティーズからグラム・ロックへ

ミニ・マジック
人物紹介:ツイッギー
ミニコートとスカート
何でもあり
宇宙時代へ
夜会服セレクション
人物紹介:ビバ
大衆化した紳士服
ニュー・ダンディ
人物紹介:イヴ・サンローラン
ズボンをはいた女性たち
フラワー・パワー
プリント柄のロング・ドレス
細部を見る:ジーン・ミュアー・クラシック
スマート・カジュアル
ステージ、ダンス、パーティ

第10章
1980年 以降
デザイナーの時代

フィットネス・ファッション
人物紹介:ヴィヴィアン・ウエストウッド
必須アイテムのブランド服
ジャン=ポール・ゴルチエ
力強いメッセージ
細部を見る:パワー・スーツ
日本のスタイル
人物紹介:川久保玲(コム・デ・ギャルソン)
ストリート・ファッション
ダンス文化とクラブ
ランウェイのスーパースターたち
ミニマルとコンセプチュアル
ボーホー・シックとヴィンテージ服
世界に与える影響
レッド・カーペットを彩るイヴニング・ドレス
人物紹介:アレキサンダー・マックイーン
新しい世代

参考

女性の服装
男性の服装
婦人靴
女性用帽子
ハンドバッグ
補正下着
用語解説
索引と出典

写真・図版:2500点以上
用語解説:約840項目
索引:3500項目以上

推薦 山本寛斎氏 「人類の生き方を知る上で極めて重要な一冊」

私が知る限り、この深い造詣でファッションの記録をまとめたものは、この本が一番と言っても過言ではない。それにしても人間がメイクをし、ヘアスタイルを整え、衣服を身に纏う、その欲求は、ここまで強いエネルギーを生むのか、と驚嘆せざるを得ない。ファッションに関係のある人ならば、そのアイデアに迷った時、この一冊の存在は、強い味方になるものと思われる。この本は、人類の生き方を知る上で極めて重要な一冊である。

序文より 深井晃子氏 「ファッションへの理解を一層深めてくれる」

本書は、古代から現代までの世界のファッションを通観し、その包括的な内容は他に類を見ない。西欧絵画や有名写真の人物の服装についての様々な疑問、たとえば、どのようなテキスタイルが使われたのか、何の染料で染められた色なのか、服のディテールの構成がどうなっているのかといったものに対して明快に答えてくれる。ファッションへの興味、絵画への興味、そして広く着ることへの理解を、一層深めてくれるに違いないでしょう。

FASHION 世界服飾大図鑑

B5変形(301x252ミリ)/上製本
480ページ/オールカラー
ISBN:978-4-309-25550-7

定価:18,900円 (本体:18,000円)

一般のファッション愛好家、高校・大学・公共図書館はもちろん、ファッションデザイナー、アパレル関係者、デザイン系学生、映画・映像関係者、作家・漫画家、キャラクターデザイナー、アニメーター、歴史愛好家等、幅広くおすすめできる総合大図鑑。

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[日本語版監修者プロフィール]深井晃子 (ふかい・あきこ)

京都服飾文化研究財団理事、チーフ・キュレーター
お茶の水女子大学、同大学院修士課程修了。パリ第4大学に留 学。専攻は服飾文化論、美術史。京都服飾文化研究財団理事、チーフ キュレーター。ファッション展「モードのジャポニスム」、「Future Beauty:日本ファッ ションの未来性」展などを国内外で開催。 元静岡文化芸術大学大学院教授。著書に「ジャポニスム・インファッ ション」平凡社1994、「ファッションの世紀」平凡社 2006、「ファッションから名画を読む」PHP研究所2009ほ か、2008年文化庁長官表彰。

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8ページ、オールカラーカタログをご用意しております。
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TEL:03-3404-1201
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