「世界史」についての私たちの理解を塗りかえる、斬新で画期的な大図鑑。人類の歴史を形作ってきたものとは何か。

本書は、私たちの過去と歴史に対する見方を大きく変え、世界史の認識を新たにさせてくれる。それは、私たち自身の認識を塗りかえることでもある。
また本書には、450万年前の人類の出現からまさに現在まで、あらゆる角度から見た人類の発展と進歩が浮き彫りにされている。たとえばそれは、重要な事件や出来事、決定的な思想、政治的な権力、中心的な人物、科学技術の画期的な進歩などであり、それらは人類の物語を形づくってきたものである。
本書ではこうしたものを、驚嘆すべきヴィジュアル写真の迫力と充実した最新知識によって、わかりやすく役立つように編集し、かつてない素晴らしさで魅了してくれる決定版である。

特集ページ●アインシュタイン

特集ページ●9.11アメリカ合衆国同時多発テロ

「1テーマごとの見開きページ展開」を基本とした、シンプルでわかりやすい構成。

基本レイアウト●シルクロード0102030405

拡大図版1

拡大図版2

「BEFORE(それまで)」と「AFTER(その後)」の欄により、各テーマの背景と結果、影響を歴史の流れとして有機的に把握。

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各テーマごとに内容を分かりやすく要約したリード文

拡大図版

絵画、彫刻、建築、工芸品、加工品などで人類の偉大な業績をヴィジュアル的に堪能。

拡大図版

図版と一体化した説明文によって、視覚的に理解可能

拡大図版

世界に重要な「中心的人物」を写真・図版や名言も交えて紹介。

8大特色

●現代からの視点が活きる新しい内容

人類の起源から世界の歴史をたどりつつも、とくに現代史を重視し、9.11アメリカ同時多発テロ事件からグローバリゼーションや気候変動などの最新のテーマも取り上げる。

●これまでになく鮮やかな迫力のレイアウト

ダイナミックかつ的確なグラフィックによって、貴重な写真や珍しい図版、資料、統計数値などを展開。理解を視覚的にフォロー。

●歴史の転換点を【決定的瞬間】として解説

コロンブスの新大陸発見、フランス革命を招いたバスティーユの襲撃、ベルリンの壁崩壊などの衝撃的な一瞬、注目すべき瞬間を詳述。

●豊富な参照項目を紹介

テーマに関連する参照項目を豊富に示すとともに、「BEFORE(それまで)」と「AFTER(その後)」を同時に知ることで、背景と結果、その後の影響を歴史全体の流れの中で把握。

●衝撃と影響を与えた【中心人物】を詳述

ラムセス2世からアインシュタインまで、歴史上最も影響を与えた人物の横顔や経歴、歴史的な位置づけなどを解説。

●【発明、発見/思想、信仰】を重視した内容

火の発明からDNAの発見まで、人類の生活を変えた重要な科学革命と技術革新を紹介。また、さまざまな権力に力を与えた宗教制度、人間存在に疑問を投げかけた思想家や哲学者、変革のために闘った政治運動など、すべてを解説。

●便利な【世界各国の年表とおもな出来事】

全世界178ヵ国を網羅。便利な年表とともに写真や図版、関連する主要な人物や決定的事件などの記事を掲載。

●豪華な監修者陣

日本語版は、斯界の第一人者・樺山紘一先生(東京大学名誉教授)に総監修いただいた。原書は、歴史から科学まで幅広い知識を持ちながら、BBC放送などでプロデューサー・キャスター経験もあるアダム・ハート=デイヴィス博士が総監修を務め、卓越した構成力で、理解しやすくかつ芸術的なまでの本文レイアウトを実現した。全7章は、世界を代表する気鋭の学者7名がそれぞれ1章ずつ監修した。

目次

※各章の冒頭には「年表─この時代の動き」巻末に「各国の歴史」と索引が入ります。

★印=特集ページ(「決定的瞬間」「重要な人物」「思想、信仰、政治」「人類の業績、発明」など、ヴィジュアルを駆使して詳述。)

●人類と歴史の起源
450万年前―紀元前3000年

・私たちの遠い祖先
・コミュニケーションの技術
・氷河時代
・アフリカを離れて
・狩猟民と採集民
・霊魂の世界
★初期の社会
・収穫の始まり
・集落の生活
・儀式と祭祀
・貴金属
・町の計画

●文明のあけぼの
紀元前3000―紀元前700年

・病気と健康
・文明のゆりかご
・神聖なるファラオ
・インダスの謎
・青銅器時代の中国
・壁に刻まれた文字
・秩序と混乱のエジプト
★ラムセス2世
・オシリスの国
★エジプトの工芸品
・永遠のための建築
・ジャガーの民
・ヨーロッパの最初の文明
・青銅器時代の崩壊
・鉄器時代の支配者
・海や砂漠を越えて

●古代世界の底流
紀元前700―紀元600年

・大国の辺境
・ペルシア帝国
・ギリシアの都市国家
★アレクサンドロス大王
・アジアの中のギリシア文化
・民主政の誕生
・神話から歴史へ
・ギリシア科学の功績
・ローマの台頭
★ユリウス・カエサル
・共和政から帝政へ
・ローマの軍隊
・古典美術
・グレコ・ロマン時代のエジプト
★クレオパトラ
・ペルシアの復活
・インド最初の帝国
・中国の統一
・中央集権国家
・西洋古典思想
・広がる世界
・ケルトの戦士たち
★ケルト人の金属細工
・ステップの遊牧民
・アメリカの古代文明
・多神教の世界
・信仰の広がり
★ミルウィウス橋の戦い
・ローマ帝国は「衰亡」したのか

●中世に生きる
600―1450年

・知識の伝播
・中国の黄金時代―唐王朝
・宋王朝
★チンギス・ハーン
・明王朝
・武士の台頭
・中世の朝鮮
・失われた王国
・イスラムの興隆
★イスラムの至宝
・デリー・スルタン朝
・サハラ砂漠の南
・シルクロード
・黒死病
・中世のヨーロッパ
★ヘースティングズの戦い
・権力と栄光
・ビザンティン帝国
・十字軍
・襲撃者にして大商人
★アイン・ジャールートの戦い
・オスマン帝国の台頭
・都市と貿易
・プレ・コロンビア時代のアメリカ
★アステカからインカまで
・ポリネシア人の広がり

●近代への胎動
1450―1750年

・発見の航海
★カスティーリャのイサベル
★コロンブスの上陸
・アメリカ大陸との遭遇
・大交易
・スペインの銀
・ピルグリム・ファーザーズ
・貿易と帝国
・3人の皇帝
・日本の太平
・ムガル帝国
・オスマン帝国
★レパントの海戦
・ルネサンス
★レオナルド・ダ・ヴィンチ
・宗教改革
★エリザベス1世
・三十年戦争
・ピューリタン革命
・科学革命
★リスボン大地震
・啓蒙思想
・戦術の進化
★武器と甲冑
・資本主義の登場
★ルイ14世
・奴隷貿易
・太平洋の探険

●産業と革命の時代
1750―1914年

・農業革命
・産業革命
・世界規模での最初の戦争
・アメリカ独立宣言
★バスティーユ襲撃
・フランス革命
★ナポレオン・ボナパルト
・ナポレオン戦争
★ウィリアム・ウィルバーフォース
・開拓の最前線
★アメリカ先住民の文化
・南北戦争
★エイブラハム・リンカーン
・ラテンアメリカの解放
・地図の完成
・都市の暮らし
・細菌との戦い
・我が祖国
・ヨーロッパの再定義
★カール・マルクス
・労働者の団結
・ロマン主義運動
・種の起源
・科学と神
・独創的な発明
・帝国主義の時代
★ヴィクトリア女王
・植民地の抵抗
・イギリスのインド統治
・アヘン戦争
・日出ずる国
・青年トルコ革命
・アフリカ争奪戦

●現代の世界
1914年―現在

★サライェヴォ事件
・第1次世界大戦
・ロシア革命
★ヨシフ・スターリン
・槌と鎌
★ソ連のプロパガンダ
・大恐慌
・ファシズム
・スペイン内戦
★アドルフ・ヒトラー
・電撃戦
★スターリングラード攻防戦
・北アフリカとヨーロッパの戦線
★Dデイ
・ホロコースト
・太平洋戦争
★広島
・冷戦
★マハトマ・ガンディー
・インドの分離独立
・植民地時代の終焉
・約束の地
★アルベルト・アインシュタイン
・アメリカン・ドリーム
★ケネディ大統領の死
・革命万歳
・中国の長い道のり
★ベルリンの壁
・1960年代
・ヴェトナム戦争
★マーティン・ルーサー・キング
・人権
・北アイルランド紛争
・独裁と民主主義
・石油危機
・イラン革命
・ソ連のアフガニスタン侵攻
・ペレストロイカ
・鉄のカーテンの消滅
・ユーゴスラヴィア紛争
・ヨーロッパの統合
・アパルトヘイト
・アジアの経済新興国
・現代の科学技術
・世界の食糧問題
・世界の健康問題
★9.11アメリカ同時多発テロ事件
・湾岸戦争
・グローバリゼーション
・大国中国
・人口動態
・気候の変動
・狭まる世界

世界の歴史 大図鑑

B4変(301×252ミリ)/上製
総612頁(カラー480頁+2色132頁)

定価:14,490円 (本体:13,800円)

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「日本語版序文」より 東京大学名誉教授 樺山紘一 [日本語版総監修]

歴史という対象は、だれかがそれぞれの自己を観察の中心主体にして考えるものです。課題は、そのうえでどれだけ公平さと的確さを保証できるかという点にあり、本書は、この難しい問題を、じつに真摯に解決しようとする、傑出した事例のひとつです。
みごとな「世界史」が、ここに展開されています。

[総監修]アダム・ハート=デイヴィス (Adam Hart-Davis)

1943年生まれ。英国の著名なテレビ・キャスター、ライター、写真家。オックスフォード大学で修士号、ヨーク大学で博士号を取得。テレビ・プロデューサーとして活躍後、BBC放送のシリーズ番組「古代ローマ人の遺産」「ヴィクトリア朝の遺産」「チューダー朝とスチュワート朝の遺産」のために同名書籍をタイアップで企画執筆した。『ヴィクトリア朝時代の英雄』『宇宙への招待』『科学を語る』など、歴史から科学まで20冊以上の幅広い分野の著書がある。

[日本語版総監修]樺山紘一 (かばやま・こういち)

1941年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学文学部教授、同文学部長を経て、現在、東京大学名誉教授。2001年より国立西洋美術館長。2005年より印刷博物館長。主な著書に『ゴシック世界の思想像』『西洋学事始』『世界の歴史(16)ルネサンスと地中海』など、共編著に『クロニック世界全史』などがある。

関連本情報

戦争の世界史 大図鑑

戦争の世界史 大図鑑

[編著]
R・G・グラント

[日本語版総監修]
樺山紘一

人類史は戦争史でもある。
負の面からではなく原因や意味、歴史的影響、さらには武器の発達や戦術の歴史など、あらゆる角度から戦争を解説する初めての本格図鑑。豊富な写真、地図、図解など、オールカラーで分かりやすく迫力ある決定版。

B4変(301×252ミリ)/上製/オールカラー360頁

定価:14,490円 (本体:13,800円)

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大型ビジュアル本シリーズ

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