単行本 さらば、ベイルート ジョスリーンは何と闘ったのか

さらば、ベイルート

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内容紹介

中東戦争を撮り続けた知られざる巨匠ジョスリーン・サアブ。世界史的悲劇が凝縮する土地と時代を生きた彼女の生涯を通じて、自由を希求する人間の輝きを描く感動のノンフィクション。

レバノンの名家に生まれ、
パリで客死したある女性映画作家の生涯。
驚異と感動のノンフィクション

  *  *  *

遠い鏡に映った他人を映画に撮ろうとするのは、
死が目の前まできているから――。
ここ数年読みたかった本が実際に存在した。
――多和田葉子(作家)

永遠を横切りながら、切り裂きながら撮る女。
移動の情熱、零れ落ちる命、そしてフィルムは生き延びる。
――斎藤真理子(翻訳家)

  *  *  *

中東から西サハラヘ、さらにヴェトナムへ、瓦礫のなかで女性たちの人生を見つめ、歴史の証言者たろうとしたドキュメンタリスト、ジョスリーン・サアブ。骨髄を癌で犯され余命いくばくもない彼女から、わたしは最後の作品への協力を依頼される。それは元日本赤軍幹部・重信房子と娘メイの、母娘の絆の物語だった。だが、そんなことがはたして可能なのだろうか……。歴史は無慈悲に進行し、記憶は両手から零れ落ちる砂のように消えていく。死の直前まで彼女が見つめていたものは何だったのか? 知られざる女性映画作家の足跡をベイルートに辿り、その生涯を凝視する珠玉のノンフィクション。

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)

1953年生まれ。あらゆるジャンルを横断する批評家。著書『映画史への招待』、『モロッコ流謫』、『日本のマラーノ文学』、『ルイス・ブニュエル』、『詩の約束』、『さらば、ベイルート』など。

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