河出文庫 は1-30 完本 チャンバラ時代劇講座 2

完本 チャンバラ時代劇講座 2

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内容紹介

原稿枚数千四百枚に及ぶ渾身の大著が遂に文庫化! 文学、メディア、芸能等の歴史を横断する、橋本治にしか書けないアクロバティックなチャンバラ映画論にして、優れた近代日本大衆史。

目次・収録作品

第四講 チャンバラ映画の流れと、青年の研究
1 「手前ェ達のやることは危っかしくて見ていられねェや」と椿三十郎は言った
2 鞘のない刀と、残酷への道
3 『用心棒』と残酷時代劇
4 走りたい、男の動きとチャンバラ映画
5 裾の抑圧
6 青年と理想と――チャンバラの生みの親・沢田正二郎の半歩前進主義
7 純情青年の妄想『雄呂血』 
8 男性世界の限界――日活と松竹
9 個人的な世界――永田雅一と大映の映画
10 独特な世界――京都時代劇
11 内田吐夢の情念世界
12 非論理が、突然後を追いかけて来る
13 そこを、片岡千恵蔵はズルズルと、歩く
14 大正二年、中里介山『大菩薩峠』に於ける、机龍之助の不可解
15 そこには確かに〝何か〟がある
16 悪気を孕んで男は笑う
17 男の領域・女の領域
18 どうして男は女を殺すか
19 再び、それが時代劇である理由
20 とんでもない大衆芸能リアリズムの終着駅
21 そして誰も見なくなった
22 どうしておばさん達は「まァ……」と言って驚くのか?
23 そして、そこに堅気はいなくなった
24 結婚して引退して行く最後のヒーロー、緋牡丹お竜は女だった
25 慕情の研究

終講 あの笑顔、そしてその笑顔
1 子供の登場と立川文庫の真骨頂
2 沢島忠監督と全盛期ゴッタ煮東映チャンバラ映画
3 走る、走る――その為の要諦、鍋とゴッタ煮
4 大職人監督マキノ雅弘は、あの阪妻をこう走らせた
5 東映版〝ローマの休日〟で美空ひばりは走り出し、そのことによって時代劇は役目を終える
6 他人のドラマを見る作法――加藤泰監督の横長ローアングル長回しの世界
7 「夢じゃ、夢じゃ」と言う前に、知っておかなければならない、阪東妻三郎の研究

あとがき

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)

1948年、東京生まれ。イラストレーターを経て、77年小説『桃尻娘』を発表。『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。2019年没。

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