単行本 編集の砦 平凡出版とマガジンハウスの一万二〇〇〇日

編集の砦

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編集とは少年時代の体験と記憶の追求である。

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内容紹介

大衆娯楽雑誌の編集とはどういう仕事なのか。編集者とはどういった人間なのか。著者が在籍した平凡出版=マガジンハウスの雑誌づくりを具体的に活写し、木滑良久の編集思想に迫る。

木滑良久はこういっている。「自分が面白いと思ったことをやるんだよ。自分が面白いと思うことが読者にもぜったい面白いんだっていう確信がなくてはいけないんだよ。僕等自身が読者そのものなんだ。自分が面白いと思うことだけが信ずるべきものなんだ。それだけがホンモノだから他人に通用するんだよ。」

平凡=マガジンハウスには、昔三大ダーティワークがあった。
● 月刊「平凡」アイドルお付き
● 「週刊平凡」スキャンダル担当
● 「平凡パンチ」ヌード頁の担当

社員編集者たちのほとんどがこのうちのどれかに携わった。
しかし三つの汚れ仕事全部で律儀に一生懸命働いた人間はなにをかくそうわたしだけだ。(著者の言葉)

著者紹介

塩澤 幸登 (シオザワ ユキト)

早大文学部西洋史学科卒業後、平凡出版(現・マガジンハウス)に就職。雑誌編集記者、書籍編集者として勤務したあと、独立し作家活動。『KUROSAWA』、『平凡パンチの時代』などを執筆。

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