単行本 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

不道徳お母さん講座

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内容紹介

お母さんライターが、日本の「道徳」のタブーに踏み込み、軽やかに解体! 歴史をさかのぼり、母性幻想と自己犠牲への感動に満ちた「道徳観」がいかにつくられたか明らかにする。

2018年、小学校で道徳が正式教科に……!

歴史を遡り、日本の「道徳」がつくられた過程と、
母性幻想と自己犠牲に感動を強いる「道徳教育」の問題点をあぶり出す。
『女の子は本当にピンクが好きなのか』著者最新刊、
いま誰もが読んでおくべき、日本の「道徳」解体論!

「なんで今、私たちの社会はこんなことになっているのか。敵は大きすぎて、丸腰で立ち向かってはゆるふわ感動ワードに流されかねない。近代史の山に分け入って知識を蓄え、人文知という棍棒を手に「道徳」に抗ってみたい。お母さんだからってなめるなよ。それが本書の主旨だ」
(「まえがきに代えて」より)

目次・収録作品

【目次】
まえがきに代えて
第1章 読書と「道徳」
 道徳教育のための読書
 かつて小説は有害メディアだった――明治二〇年代までの小説観
 バイオレンス上等! 日本児童文学の夜明け 
 少年雑誌で作られた男らしさ規範
 婦徳から「愛され」道徳へ
 文学で「堕落」した若者たち――自我のめざめと修身
 俗悪バッシングと推薦図書の誕生

第2章 「道徳」としての母
 自己犠牲する母はなぜ「泣ける」のか
 母性幻想の誕生
 母性による女性解放
 母性と愛国

第3章 感動する「道徳」
 二分の一成人式とママへの感謝が育むもの
 巨大組体操は誰のため?
 ありのままは本当にありのままか
 ごんぎつねは二度死ぬ――国語教科書が悲しい理由
 おわりに
 あとがき/参考文献

著者紹介

堀越 英美 (ホリコシ ヒデミ)

1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒。著書に『女の子は本当にピンクが好きなのか』『不道徳お母さん講座』『スゴ母列伝』『モヤモヤしている女の子のための読書案内』など、訳書に『世界と科学を変えた52人の女性たち』『ガール・コード』『ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる』など。

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