読者の声一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

該当商品 1030件中 6180件を表示

脳科学者の母が、認知症になる

2025.05.30

脳科学者の母が、認知症になる

恩蔵 絢子 著

妻がアルツハイマー型認知症を患い、日々記憶を失っていく姿に、私はどのように向き合えばよいのか、深い葛藤の中にいました。
そんな折に出会ったのが本書です。読み進める中で、ただ対処法を学んだという以上に、人間とは何かという本質的な問いを突きつけられた気がしました。
記憶や言葉が失われても、人間性は失われない。むしろ、感情や反応の豊かさに、その人らしさが残り続けている。その視点を得て、私は妻の姿をあらためて見つめ直すことができました。

続きを読む
総特集 星野之宣 大増補新版

2025.05.23

総特集 星野之宣 大増補新版

星野 之宣 著

大増補新版の刊行ありがとうございます。50年の画業の重みを実感します。
最新インタビュー、驚きの内容もありましたが、創作と向き合い続ける姿が伝わってきて嬉しい限りです。漫勉neoへの出演、ファンの一人として、改めてお礼を申し上げます。
萩尾望都先生との合作、楽しかったです。萩尾先生・星野先生の原点である、"漫画の神様"とのコラボは必然ですよね。ハレルヤ!
瀬名秀明さんの寄稿、特に『ヤマタイカ』誕生秘話に驚きました。
星野先生、これからも創作の翼を、思う存分広げてください。応援しています。

続きを読む
星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒

2025.05.23

星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒

星野 之宣 著

星野先生、画業50周年おめでとうございます。収録作品は、1975年の手塚賞受賞作「はるかなる朝」から2014年「雷鳴」まで、40年にわたります。絵柄は変化していますが、SFの魅力であるセンス・オブ・ワンダーの着想や意表を突くストーリー展開は一貫しています。
あとがきで「月夢」をSF指向と歴史指向が微妙にバランスした作品と書かれています。50年の画業の中で、ある時はSFに、ある時は歴史に軸足を移しながらも、科学的思考で作品に向かう姿勢は変わりませんね。
1980年代、SFでは『2001夜物語』、歴史では『ヤマトの火』『ヤマタイカ』で確立したスタイルを駆使して、恐竜の世界から宇宙の果てまで、数々の作品を我々読者に届けてくれています。
これからも、未知の世界へ連れていって下さい。応援しています。

続きを読む
くもをさがす

2025.05.18

くもをさがす

西 加奈子 著

関西弁で書かしてください。
ワタシはコロナの前も(喘息だから)コロナ渦中もコロナ後の今も布マスク。渦中の時、近くの100キンのマスクは不織布やけど○国製の鼻ムズムズのんしかなかったんで貧乏もあって自作しました。地元大阪で売ってるのは布、不織布半々でしたね。東京に住んでたらメンタルやられてたかも。違いますね東京と。ワタシDVやらパワハラやらセクハラですっかり対人恐怖持ちですねん。行きたいなあバンクーバー、多様性オッケーていいな。障がいやしアセクシャルやし。PSTDの悪夢見て不眠症がキツイ時、露地を挟んでおっちゃんのいびきが聞こえます。それぐらいの狭さですねん。けど夢やないてわかってほっとしますねん。(日本には情はあるけど愛はないって)て友達にいうたら、わからんて。ワタシも分かりません。ほな‼️いち「あなた」より。

続きを読む
1秒24コマのぼくの人生

2025.05.17

1秒24コマのぼくの人生

りんたろう 著

りんたろう監督の劇場アニメ作品は好きなものが多く、これまでもそのお名前は意識していたのですが、あまりどういう方なのか分からなかったです。
このマンガを読むと、少年期~日本動画の黎明期における立ち位置と自意識、そしてアニメ監督としてヒットメーカーになるあたりがよくわかり、そしてりんたろう作品がなぜ魅力的なものかもよくわかりました。

そして失礼ながら、こんなに絵が上手な方とは知らず、人物やコマから、とくに「幻魔大戦」に通ずる表情や間を感じて、あれはりんたろう監督の演出力だったんだ・・、と感激しました。

なお、このマンガにはでてきませんが、映画「火の鳥 鳳凰編」は短い尺ながらも大傑作だと思っています(手塚先生と関係がある作品なので、このマンガでも取り上げていただきたかった!)

続きを読む
わたしだけのアイリス

2025.05.15

わたしだけのアイリス

源 孝志 著

元々、源孝志さんの映像作品の大ファンで、『グレースの履歴』もドラマから原作を知り、何度も読み返す程大好きな作品になりました。
『わたしだけのアイリス』は、ドラマより先に読み、ドラマを観、天草の美しさに感動し、先日の連休には、物語の舞台となった本渡、崎津まで行ってきました。あいにくの雨模様で、青い空や勿忘草色の海の色は見られませんでしたが、海咲や晶太郎が見ていた景色を見ることができて、とても感動しました。
源孝志さんの小説が大好きなので、次の作品も切望しています。お忙しいと思いますが、楽しみにお待ちしています。ぜひよろしくお願いします。

続きを読む
あの夏が飽和する。

2025.04.27

あの夏が飽和する。

カンザキ イオリ 著

曲を聞いていても聞いていなくても楽しめる作品で世界観にぐっと引き込まれました。そして感動しました!

続きを読む
くもをさがす

2025.04.01

くもをさがす

西 加奈子 著

今、まさに乳がん摘出手術で入院中です。西加奈子さんは大好きな作家さんですが、本作はご自身の闘病について書かれていると知り読む覚悟ができていませんでした。入院するにあたり本を何冊か持参するといいと言われ、真っ先に思い浮かび手に取りました。そして、ドレーンを下げながら読みました。日本のように手厚くない環境、「術後のあの状態で待合室座らす!?」「ドレーン管理、自分なん!?」と驚きながらも、逞しく愛に包まれ闘病を終えられた姿に希望をもらえた気がします。心強いがんサバイバー先輩たちは、読者をも励ましてくれました。無い胸を張って生きていきます!

続きを読む
わたしだけのアイリス

2025.03.29

わたしだけのアイリス

源 孝志 著

同題のNHKドラマをみて、その映像・音楽・ストーリーに感激し、ぜひ原作を読みたいと思いました。小説を読むのは、実に約45年ぶり。
主要登場人物の会話が、ドラマとほぼ同じだったのは、ある意味で感激です。
故郷島原への帰郷での関わり合いを通し、自身を取り戻していく過程に共感しました。特に恩師の美術教師、幼馴染みの晶太朗との距離の変化も味わい深いです。
最後のフィレンツエのブドウ畑でのシーンが余韻を残しています。自分の中での海外旅行先として、フィレンツエが急浮上です。

続きを読む
約束された移動

2025.03.15

約束された移動

小川 洋子 著

名前の知らない人たちと人生の数々、最後に特別な彩りが残らなくても、彼らは自身のひそかな秘密に満足している。一つ一つの物語では伝わらないかもしれない。読み終えた時、枯れた一輪のリンドウを想う事ができます。私の読んで良かった一冊。私は作者のひそかな移動を想いながら、これからも読んでいきます。

続きを読む
一冊でわかるオランダ史

2025.03.10

一冊でわかるオランダ史

水島 治郎 監修

授業でオランダの事を学んだのと、ヘタリアで外国のことに興味を持ったので読みました。ネーデルラント連邦共和国が出来るまでと、そこからネーデルラント王国が成立するまでの流れが面白かったです。文章も読みやすく、さくさく進みました。

続きを読む
愛ちゃんのモテる人生

2025.03.09

愛ちゃんのモテる人生

宇井 彩野 著

表紙のポップで軽やかな印象と、いい意味でギャップがあり、大切なことがこれでもかとギュッと詰め込まれた密度の濃い一冊でした。
でも、登場人物が魅力的で、それぞれの振る舞いに説得力があり、まったく説教くさくなく、とても楽しく一気に読みました。

いろんなことにこまやかに配慮されていることが伝わってきて、朝ドラ『虎に翼』を観たときに似た読後感がありました。

こんな本を、10代で読めてたらすごく幸せだっただろうなー、と今の若い人たちがうらましくなる一冊でした。

続きを読む
美しき人生

2025.03.06

美しき人生

蓮見 圭一 著

「水曜の…」で蓮見先生に出会って、次に読んだ一冊。冒頭から惹き込まれて一泣き。そこから、何度となく泣かされました。育ての祖母との最後の面会、両親の住まいの大家との話、そして須貝家での夜会も。私にとってはムダな言葉が一つも無い傑作でした。どんなに過酷でも「美しき人生」。そのタイトルに込められた意味は、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」や野沢尚先生の「素晴らしきかな人生」に通じるものを感じました。

続きを読む
もやもや、ごちゃごちゃがスッキリする 手書きノート&メモ術

2025.02.20

もやもや、ごちゃごちゃがスッキリする 手書きノート&メモ術

奥野 宣之 著

そうだよね。夢を実現させるとか、成功に導くためじゃなくても、「生きづらさをやり過ごす」ためにも書いたっていいんだ。元気になったら、自然と夢は描けます。

続きを読む
マイ・ディア

2025.02.18

マイ・ディア

氷室 冴子 著

これはたいへんな名著だと思います。氷室冴子さんの少女小説を愛する気持ちに、心打たれずにいられません。復刊を、心から歓迎します。

続きを読む
推し、燃ゆ

2025.02.13

推し、燃ゆ

宇佐見 りん 著

自分らしさが何か、も分からない位、推しにのめり込んでしまう気持ち。私も同じ年頃だったら理解しようとしたでしょう。一言一言に含蓄があり、人間の堪らなさが、ひしひしと伝わってきました。

続きを読む
愛ちゃんのモテる人生

2025.01.15

愛ちゃんのモテる人生

宇井 彩野 著

愛ちゃんのことが大好きになりました。今まで、ふわっとしか認識していなかったジェンダーについて、フラットに知ることができた。いろんな考えがあって、いろんな受け止め方があって、それはジェンダーだからどうとかではなく、結局は「一個人を尊重する」ということなんだとわかった。あの人はゲイだからではなく、愛ちゃんだからと考えて接するということなんだよね。ハッピーで、かつ冷静で、言語化しながら生きていく愛ちゃん、素敵です。

続きを読む
真訳 シェイクスピア傑作選

2025.01.12

真訳 シェイクスピア傑作選

ウィリアム・シェイクスピア 著 石井 美樹子 訳

シェイクスピアは作品ごとに単行本で安く買えるが、今回は思い切って喜劇中心の分厚いものを買った。喜劇5作品だがその前にロミオとジュリエットがついていた。
これまでロミオは何回も読んでいたが、これほどすっきりした訳は初めてである。読みやすい。この感じなら今までの翻訳ではわかりにく買った喜劇が楽しく読めるかもしれない。
本書は、翻訳文が一般にもわかりやすいとはいえ、非常にアカデミックな解説がされているので、色々と学ぶことがありそうだ。

続きを読む
まるごとわかる! 海の科学大図鑑

2025.01.10

まるごとわかる! 海の科学大図鑑

DK社 編 黒輪 篤嗣 訳

波の成り立ちなどの海に関することや
熱帯低気圧などの気候に関することまで分かりやすく説明されていて良かった。

続きを読む
愛らしい未来

2024.12.27

愛らしい未来

高原 英理 著

ぬいぐるみから中綿を引きずり出し、その綿を頭に詰め込まれていくような感じがしました。ふわふわしてるのに、何かが崩されていくような文章でした。

続きを読む