読者の声一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

該当商品 963件中 4160件を表示

近現代詩歌

2024.07.16

近現代詩歌

池澤 夏樹/穂村 弘/小澤 實 選

帯に「むずかしいという先入観を一掃する」。読んでみると、日夏耿之介、吉岡実、入沢康夫…「むずかしい」ものは、理解できる(なかなか理解できなくても、いつか理解できる)現実の科学であるとすれば、ここにある詩は、いつまでも人間には理解できない永遠の謎である。おそろしい呪文だ。「むずかしい」のではなく、わかることは不可能なのだ、と発見すれば、のめりこんで読めるけれど、他の人に推奨できるものなのか。詩の読者は少ないほうがいいらしい。怪異の喜びが過激すぎる…

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あの夏が飽和する。 ―全文朗読付き完全版―

2024.07.16

あの夏が飽和する。 ―全文朗読付き完全版―

カンザキ イオリ 著

文庫化する前から楽しみにしてました!こんな有名な声優さん方が朗読しているのに6300円って安すぎます!クソ大事にします!

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ジョン・レノン 失われた週末

2024.07.15

ジョン・レノン 失われた週末

メイ・パン 写真・文 山川 真理 訳

旧版も買いましたが、映画公開に合わせての新装版となれば、買わないわけにいきません。本書は、いわゆるアイドルやスターの写真集ではなくて、発表されることを意識していない、言わば「素顔のジョン・レノン」に触れられるプライベート・アルバムみたいなものなのでしょう。私はつい先日、『マインド・ゲームス』の再発盤も買いましたが、個人の想いを吐露した楽曲が多く、その意味では本書と対をなしたアルバムと言えます。「人間、ジョン・レノン」は、やはり、どこまでも深く魅力的ですね。

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5分後に幸せなハッピーエンド

2024.07.10

5分後に幸せなハッピーエンド

エブリスタ 編

どの話にも感動してしまい、涙が止まりませんでした。家族の愛や、友情、大切な人を思い出すことが出来る作品だと思います。

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くもをさがす

2024.07.03

くもをさがす

西 加奈子 著

はじめまして
この本は、私が高熱でなかなか退院できずにいたとき、友人が持ってきてくれました。
去年の9月に卵巣がんの告知を受け、ステージ4bで手術、抗がん剤治療中になります。
免疫力が落ちて、感染し今は抗がん剤を一時やめざるをえない状況です。

本を読み進めるにつれて、驚くことばかり
西さんのお誕生日は私と1日違い
バンクーバーに住んでいたこと。
子育てしていたこと。
母の名が同じだったこと。
何か運命を感じました。
バンクーバーの印象は私とは違った印象でしたが、よくも悪くもやはり自分できり開いていくものだと思いました。
西さんの考え方や周囲の人たちとの関係、感謝。
共感と感心を致しました。
これからつきまとってくるであろう再発に対しても心の持ちよう
勇ましく楽しく歩んで行こうと思いました!

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あの夏が飽和する。

2024.07.01

あの夏が飽和する。

カンザキ イオリ 著

「あの夏が飽和する」は学校の図書室で知ってすぐに借りました。現在中学生の私にはすごく刺激的な物語でした。セリフ、というか言葉がひとつひとつ突き刺さりました。武命くんの言葉が特に辛さ、悲しさ、憎しみなどが伝わってきて泣いてしまいそうでした。曲もこの作品も何度も聞いています。本を読んでから曲を聴くとより泣けてきます。歌詞の「君は何も悪くないよ」は千尋さんが言っていたセリフなのでつながっていてなんか感動しました。情景描写もすごくて、感動しかないです。とても楽しく面白く読まさせていただきました。ありがとうございました。

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5分後に泣き笑いのラスト

2024.06.28

5分後に泣き笑いのラスト

エブリスタ 編

どの作品も心にグッとくるものがありましたが、中でも思わず涙がこぼれたのは、青のキカさんの書かれた「鳩羽色の憂鬱」でした。読んでいく内に中学生だった頃の娘と私を思い出して涙が自然にこぼれていました。この作品は子供目線でも親目線でも心に響くと思います。是非オススメしたい作品です。

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くもをさがす

2024.06.06

くもをさがす

西 加奈子 著

西さんの新刊だ!と読み進めてる途中私にも西さんと同じ癌が見つかりました。神様に世の中の端っこへ、静かにおかれてしまったような気持ちになり、病気になってしまった自分のことが、許せなく嫌になったしまいました。でも、
読み進めていくうちに、手術、再建、治療の不安が解消されていきました。また、世の中に戻って来れたような気持ちでした。再建はしない選択を自分で決め、全摘の傷跡もがんばった証としてかっこいい自分と思えるようになりました。それでも、気持ちがもたなくなった時、読み返して元気をもらっています。
西さん、ありがとうございます!

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白い薔薇の淵まで

2024.06.04

白い薔薇の淵まで

中山 可穂 著

久しぶりに中山可穂さんを読みましたが、やっぱりいいです。狂おしい恋愛を書かせたら天下一品! 
昔、「花伽藍」「弱法師」なども大好きでした。ぜひ全作品、文庫で復刊させてください。エッセイもすばらしいですよ。

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あなたの体は9割が細菌

2024.06.02

あなたの体は9割が細菌

アランナ・コリン 著 矢野 真千子 訳

本書で21世紀病としてとりあげらている各種自己免疫疾患、自閉症、肥満や糖尿病に腸内細菌叢が大きな影響を与えていることを知り、自分の食生活や人生を見直す契機になりました。
歯科治療で、患者さんに抗生物質を投与する際に、本当にそれが必要かどうかを考え、マイクロバイオ―タの多様性を維持するための食物摂取の注意点を書いたリーフレットを同時に手渡すようになりました。
このような貴重な書籍を新書版で読めるようにしてくれた御社に感謝します。
出張先でなにげなく購入した本書が、これほど強い影響を自分に与えるとは思いませんでした。

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佐藤史生 傑作短編集 夢喰い

2024.06.02

佐藤史生 傑作短編集 夢喰い

佐藤 史生 著

A5判の美しい印刷で、佐藤史生さんの作品を読めるなんて。総特集出版、原画展開催、関係された方々にお礼を申し上げます。初めて出会った作品『金星樹』どの場面も覚えています。展覧会で原画も見られました。巻末の同人誌時代の作品収録も嬉しいです。

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総特集 佐藤史生

2024.06.02

総特集 佐藤史生

佐藤 史生 著

佐藤史生さんの特集本が読めるなんて、夢のようです。貴重な企画に感謝します。吉祥寺で開催の原画展では、描かれた時間や思いがとどまっていると思わせる、美しい原画も見ました。次の世代に伝えたい作品群です。

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あいうえオノマトペ

2024.05.27

あいうえオノマトペ

石上 志保 著 赤池 佳江子 絵

3語文を話し始めたので、
この本をみた時、あっこれでまた語彙が広がるかも。と考え、オノマトペの本も見せてみようかと思い図書館で手に取りました。
1歳8ヶ月なのですが、とても興味を示し、
1日に何度も見ています。
その中のイラストも大きく、パッと見て意味が娘にもわかりやすい様です。
復唱して音も楽しんでおり、この本凄いなぁと感心しました。普通の本では最初からは復唱しないので、やはりオノマトペの音が面白いのではないでしょうか。
気に入っている様なので返却した後買ってあげたくなっています。
素敵な本ありがとうございます!

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くもをさがす

2024.05.26

くもをさがす

西 加奈子 著

忘れられない一冊になった。
闘病のことだけではなく、様々なことが書かれていて、そのどれもが心に残る。
なぜか看護士は全員関西弁なのも深刻になりすぎなくてよい気がした。
周囲の人々がみな優しい人ばかりで、人に恵まれているな、と思ったが、それはきっと本人の受け止め方と描き方による部分もあるのだろう。良い面を受け、それを引き出せる、というか。本人の人柄の良さが垣間見えた気がした。
手元に残して、時折読み返したくなる本。

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意味が分かると怖い話

2024.05.22

意味が分かると怖い話

藤白 圭 著

誕生日にもらいました。とても面白かったです。

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FPママの親と子で学ぶお金のABC

2024.05.19

FPママの親と子で学ぶお金のABC

山内 真由美 著

子供には、お金のことで苦労してほしくないと親であれば誰でも切に願うもの。
ただ、親としてどう子供とお金の事で接したら良いのがよく分からず、子供まかせというか、子供を信じる事しかできていない。
この本は、お金の基本、リスク、そして運用についての様々なテーマを、子供の視点、親の視点から解説されているので、ニュースや会話等をきっかけに、親と子供でお金の事を気軽に考える際のお手本だと感じた。
お金に振り回されない、お金を味方に出来る、そんな子供に育ってもらうためには、親と子供の日々のコミュニケーションが大切だと考えさせられた。

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あの夏が飽和する。

2024.05.17

あの夏が飽和する。

カンザキ イオリ 著

すごく悲しくて辛くて、幸せで楽しい物語だなぁと思いました。もう何回も曲も本もループして読んでいます。最後PVで梶裕貴さんの「人生はコメディだ!」を聞いた時、ゾワッと背筋が震えました。武命の今までの辛さ、恨みをを全部詰め込んだような声に泣いてしまいました。茅野芽衣さんの瑠花の声も生き生きとした女の子では無い表現が凄い好きです。入野自由さんの優しさに溢れた「君は何も悪くないよ。」が心に響きました。
文庫版化おめでとうございます。
絶対買います。

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くもをさがす

2024.05.04

くもをさがす

西 加奈子 著

親を介護しています。今年、愛猫を14歳で看取りました。愛するものを失うことの衝撃を少しずつ実感しています。
自分が先に死ぬことへの恐怖はどこから来るのかと考えたら、愛する人と一緒にいられなくなる恐怖なのだろうと思います。
わたしを考えると、子はおらず、夫は8歳年上、年齢順なら自分のしまい方はどうしようかと考える日々です。自分が先に死ぬことには恐怖ではなく、順番守れなくて申し訳ないという気持ちです。愛する人を全員見送るのはつらい。けれどもそれができないならもっとつらいのかもしれないと思います。

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くもをさがす

2024.04.23

くもをさがす

西 加奈子 著

まずはじめに、この本を書いてくださったことに感謝の思いをお伝えしたいです。自分の読書体験のなかに、幸せな瞬間が増えました。ありがとうございます。西さんが書く文章が纏っている温かい空気感がとても好きです。今後、自分が生きていく中で行き詰まった時、「くもをさがす」に帰ってくると思います。本を開いて、バンクーバーのおおらかな空気をいっぱいに吸い込み、そこにいる人たちのしなやかな生き方を思い出して、愛のある人間でいたいと思っています。
この本を書いてくださって本当にありがとうございました。読み終わった直後から感動をお伝えしたい気持ちが止まず、読後数日経ってこのサイトに辿りつくことが出来ました。これからの作品も大変楽しみにしています。お身体に気をつけて頑張ってください!

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くもをさがす

2024.04.05

くもをさがす

西 加奈子 著

昨年乳がんの診断を受けたタイミングで、テレビ本書が特集されていて存在を知った。西さんと同じサブタイプであることもあり、治療の際の心のバイブルにしていた。だから、読み終わると心の拠り所がなくなってしまう気がして、最後は週に1ページずつ、一語一語を噛み締めるようにゆっくり読み進めた。
結局抗がん剤治療の半ばで読み終えてしまったが、怖くても辛くても当たり前なんだということを認めてもらえてとても気が楽になった。
私も、寄り添ってくれる家族や友人に感謝しながら自身の人生に向き合って行きたい。

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