読者の声一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

該当商品 972件中 861880件を表示

あられもない祈り

2010.05.19

あられもない祈り

島本 理生 著

自分を傷つけることでしか生きている実感を得られない悲しさと切なさが冷たい刃となって読む者の心に突き刺さる。
いつの日か、彼女の心と身体の傷が「単純な愛」というものによってふさがれることを祈らずにはいられません。
彼女と同じように傷つきながらも愛を求めずにはいられない、世界中の悲しい人にそっと読んで欲しいと思いました。

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あられもない祈り

2010.05.19

あられもない祈り

島本 理生 著

女性が普段抱えているあらわしがたい感情を、こんなに綺麗な言葉で描き出してしまう島本さんって、本当にスゴイ。

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あられもない祈り

2010.05.19

あられもない祈り

島本 理生 著

かつてないほど濃密な“島本恋愛小説”。 艶っぽくて熱っぽいのに、少女のようにあやうい作品世界にドキドキしました。

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奥さま敬語 話し方&マナーのコツ

2010.04.20

奥さま敬語 話し方&マナーのコツ

下平 久美子 監修

漫画でとても分かりやすく、読み終えてから、結婚式前にこの本がほしかった!とつくづく思いました。今、結婚して1年半です。夫の両親とのコミュニケーションや、言動に悩むことも多くなってきました。そんなときに、この本と出会って、「ああ、こうすればいいんだ」という答えが明確にわかり、もっとコミュニケーションを取って、仲良くしていきたいなと自然に思えるようになりました!これから結婚する人、した人など、女性の人には絶対おすすめです!男性バージョンもでればいいのになーって思いました!

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最後の卒業生

2010.04.10

最後の卒業生

本田 有明 著

 私は中学3年生の女子です。
もうすぐ中学校を卒業します。最近は少し、卒業式を面倒くさいなぁと思っていました。でも、この本を読み、思いは変わりました。当たり前のように挙げてもらえる卒業式。皆の「思い」をとても有難く感じ、今までの自分が恥ずかしくなりました。
卒業するまで残りわずかですが、先生、後輩、皆に感謝して一日一日を大切に過ごしていきたいです。

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映像メディアのプロになる!

2010.03.26

映像メディアのプロになる!

藤原 道夫 監修 奥村 健太/藤本 貴之 著

マスコミ業界を目指す後輩にお勧めの本を聞かれて、関連本を読み比べていた際にこの本を手にとりました。読んだ中で一番良かったです。
マスコミ、メディア業界入門にお勧め。可能なら新入社員に全員これを読んでき欲しい…と思うくらい、基本がしっかり掲載されていて、情報も正確。きちんと業界の第一線で活躍している人が書いてるんだなという印象を受けました。

映像撮影編集入門としても良い一冊なので、プロを目指す人だけではなく、YOU TUBEなどの動画投稿サイトに動画をアップしている人や、これから子どものホームビデオを撮影編集していこうと考えているお父さんお母さんにもお勧めだと思います。

あと、すでに業界で働いている人も読むと良いかもしれません。「業界内の知ってるつもりで知らなかったこと」を再確認出来る一冊です。

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圓生の落語2 雪の瀬川

2010.03.21

圓生の落語2 雪の瀬川

三遊亭 圓生 著 宇野 信夫 監修

 昔の物語というのは登場人物も多く予想もしない様な展開をするので、変な言い方だが何回読んでも話の全貌が覚えられない。逆に言えば圓生の掛けるような古典落語は何度聞いても飽きが来ないということである。この巻では花魁や人妻などとの情事といった男女の心の機微を扱ったものが多いが、その人妻や娘を男がくどく時の臨場感といったらない。これを高座でやられたら本当に聞き入ってしまうであろう。廓のしきたりなどの他、大阪と東京の文化の違いを扱った話も入っていてとても興味深い。

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わらしこの昭和

2010.01.26

わらしこの昭和

小野 幹 著

 書店で立ち読みしただけで懐かしさでいっぱいになり、すぐ買い求めました。
 山村で育った団塊の世代ですが、当時は周りにカメラを持つ人も無く、子供時代の写真がほとんど残っていないのが残念でした。
 この写真集がその代わりになってくれ、子供たちにも父の子供時代の生活ぶりを伝えられると感謝しています。

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カラー図解 楽器から見る吹奏楽の世界

2009.12.14

カラー図解 楽器から見る吹奏楽の世界

佐伯 茂樹 著

前作「楽器の歴史」と併せて何度も読み返していますが、私自身吹奏楽経験者として、まさに最高の本だと思います。ビジュアル的な要素は勿論のこと、歴史を知る上でも貴重な本ではないでしょうか。あまりに素晴しい本なので、かつての楽器仲間にも紹介しましたが、その反響たるや凄まじいものがありました。
DVD化して頂けると尚嬉しいです。

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働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント

2009.11.28

働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント

錦戸 かおり 著

35歳にかかわらず、働く女性への応援歌。
「こんな時あなたはどうしますか?」上司と合わない、後輩の方が仕事ができる、転職したはいいけど前の会社の方が良かった等々、ふさぎ込んだ心に「こんな考え方もありなんじゃない?」と語りかけてくれる。
そして、最後に「あなたはどう思いますか?」の問いかけ。決して「こんな時はこうすべき!これが答えです!」ではない著者の姿勢が「女性達よ、たくさん悩め!」という応援歌に聞こえます。
42色の悩めるストーリーを読み終わった時には、なんとなく心が軽くなる、そして、壁にぶつかった時には再度読み返したくなる一冊です。

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卵・乳製品・砂糖を使わない やさしい玄米のお菓子

2009.11.17

卵・乳製品・砂糖を使わない やさしい玄米のお菓子

きむら かよ 著

久し振りに見かけたマクロビのスイーツレシピ本に魅かれて購入。買ってみて大満足。身近な食材で、しかも面倒な工程が少なく、甘味も油も少なく作れるところが気に入っています。何冊か卵・乳を使わないレシピ本を持っていますが、簡単に作れてタルトやパウンドケーキのようなオシャレなお菓子が作れる本はなかなかないと思います。中でも、話題の生キャラメルがまさかまさかのマクロビで作れるだなんて感激です。玄米のお菓子と銘打ってますが、玄米粉や薄力粉も混ぜたレシピになっています。それにより、もちもちして団子っぽいお菓子になりがちなところを、薄力粉などで問題解決できるよう、食感にまで気を配られているんだと感じました。

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くまとやまねこ

2009.11.04

くまとやまねこ

湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵

本屋さんで何気なく手に取ったこの絵本。読み進めるうちに本屋さんでボロボロ泣いてしまいました。こんなことは初めてです。
くまの心象風景のように、ずっとモノクロだった挿絵が、少しずつ色づいていくのが印象的でした。
くまも、やまねこも、ことりも大好きです。
くまとやまねこの音楽団がわが町に巡業に来る日を待ちわびています。

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洋梨形の男

2009.10.18

洋梨形の男

ジョージ・R・R・マーティン 著 中村 融 編訳

誰の心の中にも潜む陥穽を執拗に描くジョージ・R・R・マーティンのサイコホラー集大成といった趣の短編集。中でも表題作「洋梨形の男」は秀逸。主人公の女性が越して行ったアパートのごみ溜めの様な地下室に醜怪な洋梨形の男が住んでおり、その男に延々と付きまとわれるという話。ヒッチコックのホラーもそうだが、それが現実なのか主人公の妄想なのか分からないところが怖い。それが夢の中や仕事にまで侵入してくるしつこさに至ってはもはや嫌悪感を通り越して読者は読むことを止められなくなるという仕掛けになっている。それにしてもお菓子のチーズ・カールがこんなに怖かったなんて考えたこともなかった。他にも自分の妻や娘の精神をズタズタに傷つけながらも彼女たちのことを書かずにいられない狂気の小説家の話など、一度読み始めたらやめられなくなるものばかり。

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くまとやまねこ

2009.04.16

くまとやまねこ

湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵

読み終わって書名が「くまとやまねこ」と再認識したとき、本書の内容の奥行きの深さを感じました。「くまとことり:生と死」は別れは辛いが、心の中に生き続けるものであって「くまとやまねこ:生と生」は現実の世界で生き続ける…悲しみを乗り越えて日々の生活を送りながら、心の中に生き続ける思い出と共に『今』を充実させて行きたいとおもいました。

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空に唄う

2009.04.02

空に唄う

白岩 玄 著

若い坊主が出会ってしまった女性の幽霊…この世に未練を残す“彼女”の手助けをするうちに縮まりゆく“二人”の距離…叶わぬと知るがゆえのあまりにもやさしくせつない恋物語。一点の曇りもない青空のような清らかな透明感と、まったく音を感じさせない静寂さが印象的です。
『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞し、華々しく文壇にデビューししたのは、2004年。あれからの4年半が、いかに実りの多かった時間だったことは、この新作が証明しています!

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空に唄う

2009.03.28

空に唄う

白岩 玄 著

薄く、白い、靄がかかったような表紙は、この作品全体に広がる静けさと優しさをあらわしています。

この静かで優しい物語は、最後まで静かに、優しく終わっていきます。
この終わり方には賛否両論があるのではないでしょうか。

思えば著者の前作「野ブタ。をプロデュース」もとても後味の悪い終わり方でした。

しかし、一見よくある爽やかな青春小説である「野ブタ。」が、芥川賞候補に選ばれた理由は、最後に物語を爽やかから、ゾクッへと一変させたあの終わり方にあると思います。

そして、今作「空に唄う」にも終わり方に特徴があります。

最後の静かさがこの作品を単なるエンターテイメントではなく、純文学とさせているのではないかと。

大ヒットの前作を知らなくても、
この作品だけで、名作と感じられる作品だと思います。

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空に唄う

2009.03.18

空に唄う

白岩 玄 著

静かな感動。ひと言ひと言の“やさしい感じ”に共感した。きっと、一文一文を丁寧に書きあげていったのだろう。
こんな時代だからか、他人に合わせようとしすぎてなかなか本当の自分を表に出せない海生さんに好感がもてた。碕沢さんが望むことを考え、喜んでもらいたいのだけど、死んだことがない海生さんは自分の感覚でしか考えられない。だからこそ、海生さんのせつなさが際だち、碕沢さんの孤独が強調される。
人との関わりとは何か、自分の気持ちとは何か。
この本を売りたい。多くの人に、読んでほしいから。

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精霊たちの家

2009.03.13

精霊たちの家

イサベル・アジェンデ 著 木村 榮一 訳

チリを舞台に、一世紀にも及ぶ家族の歴史と当時の世相を描き、間然するところがない。まさに本書は、傑作です。本書では、三代にも及ぶ女性の人生が描かれていくのですが、そこはラテンアメリカ、登場人物も、出来事も普通にはいかない。なにせマジックリアリズムのお国ですから。物語は数々の魅力的なエピソードに溢れています。ここは天性のストーリーテラーといわれるアジェンデの独壇場、巧みな語りに翻弄され、投げ出され、思わずうれしい悲鳴をあげてしまいます。
ぼくは、この一作で完全にこの作家の虜になってしまいました。
これまで、彼女の作品は何作か翻訳出版されているのですが、その中でも本書はダントツのおもしろさ。
小説を読んできて、ほんとに良かったと思える作品でした。
本書を読んでいる間、至福の時間が訪れるということは、保証いたします。

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空に唄う

2009.03.11

空に唄う

白岩 玄 著

「死んだはずの女の子が目の前に現れる」 …TVドラマやコミックではありがちな設定なのに、惹き込まれるように読み進めました。それは、じいちゃんをはじめとした個性豊かな脇役や、まるで我が事のように不器用な青年坊主の主人公・海生と、亡くなっているはずなのに魅力的な碕沢さんのおかげでしょう。
海生が碕沢さんに対して抱く思いの変化や、自分の思いを上手く伝えられずに親切ばかりが先に立つ様子は、三十路を過ぎた男子なら必ず共感してしまう極上の恋愛小説です。
でも僕にとってもう一つ大事なテーマがありました。それは、「死んだ人にしてあげられることってなんだろう?」海生がじいちゃんに問いかけるやりとりを読んで、僕も亡父を思い出しました。本当に心底に響き、心に残る作品でした。

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空に唄う

2009.02.22

空に唄う

白岩 玄 著

主人公の海生みたいな人と結婚できたら 毎日穏やかに生きられそうな気がする。個人的には じいちゃんが一番好きかも。日常の描写が良いなぁ。ユーモアたっぷり。1回目はストーリーが気になって一晩で読んじゃいましたが 今は表現のおもしろさをゆっくり楽しんでます。

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