全集・シリーズ

エーエスディーアスペルガーショウコウグンエーディーエイチディーエルディーオンナノコノハッタツショウガイ

ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 女の子の発達障害

思春期の心と行動の変化に気づいてサポートする本

宮尾 益知

単行本 B5 ● 112ページ
ISBN:978-4-309-24786-1 ● Cコード:0037
発売日:2016.10.27

定価1,595円(本体1,450円)

×品切・重版未定

  • 女の子が発達障害が少ないというのは誤りだ。女の子に多い、素直で大人しい「受動型」の生きがたさ、成長とともに抱える特有の心と体の問題に向き合う類書のない待望の一冊。

    女の子の発達障害の特性は、男の子とはあらわれ方が違うことも多く、
    なかなか周囲に気づいてもらえないことがあります。
    体調や環境の変化にとまどい、大きなストレスを抱えている思春期前後。
    保護者や周囲の理解と適切なサポートが何よりも必要になります。

    これまでは、発達障害の女の子は男の子よりも少ないという誤解がありましたが、近年、その割合はほとんど変わらないということがわかってきました。

    ではなぜ、発達障害の女の子が少ないという誤解が生まれたのでしょうか? それは、発達障害の女の子の場合、幼児期から問題行動を起こすことが少なく、周囲から素直でおとなしい子どもと見られるケースが多いためだと考えられます。

    しかし、発達障害の女の子は、成長とともに男の子とは違う多くの“生きづらさ”や“周囲とのズレ”を抱えている場合も多いのです。また、思春期前後に生じる女の子特有の心と体の変化に対応できずに悩み苦しんでいる場合もあるのです。

    この本は、発達障害の子どもの多くの臨床例を持つ宮尾益知先生が、親子で読んで理解を深めるために、思春期を迎える発達障害/ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LDの女の子を理解し、家庭や学校での対応策や適切な支援から将来の進路の考え方までやさしく解説しています。思春期の女の子の特性を理解し適切な支援を行うことができれば、子どもたちはさらに大きく成長していきます。

  • 第1章:これだけは知っておきたい基礎知識、発達障害とは?
    発達障害の確立は、ほぼ男女同率
    第2章:発達障害には男女の違いがある!?
    第3章:“おしゃべりが止まらない”のはADHDかも?-ADHDとの併存が多いLD
    第4章:“素直過ぎる”のはアスペルガー症候群かも?
    第5章:思春期に感じる人間関係の悩み―成長とともに変わる人間関係にとまどう
    第6章:性の問題としっかり向き合う
    第7章:どんぐり発達クリニック「診察室」から―宮尾益知

著者

宮尾 益知 (ミヤオ マストモ)

東京生まれ。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て2014年にどんぐり発達クリニックを開院

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