河出文庫
最新刊
編集者のことば
「読み継げば、どこへだって行ける」。
知的好奇心に満ちた電車に乗り、ジャンルを超えてどこまでも旅を続けられる――そんな河出文庫。
皆さんもぜひ河出文庫という切符を手に、新しい旅に出かけてみてください。
これから出る本
2025.07.18発売予定
帝国海軍の最後
駆逐艦天津風、巡洋艦矢矧を指揮した歴戦の艦長・原為一大佐が見た帝国海軍の栄光と終焉。英米仏伊でも翻訳され反響を呼んだ名戦記がついに文庫化。解説・秦郁彦(現代史家)。
2025.07.18発売予定
大日本帝国最後の四か月
鈴木貫太郎内閣発足、対ソ和平工作、徹底抗戦派の反発、ポツダム宣言受諾、そして終戦の詔勅草案作成…終戦へと至る天皇、閣僚、軍人らの動向を、時の内閣書記官長が克明に記した昭和史の一級資料。新装版
2025.07.28発売予定
江戸の二十四時間
長屋の住民、吉原通いの町人、岡っ引、旗本、老中、将軍など、大江戸八百八町に生きた、あらゆる階層の人びとの、息遣いまでが聞こえるような昼と夜、時々刻々の生態を、時代考証家が活写。
2025.08.06発売予定
不思議の国のアリス 完全読本
ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を完全ガイド。アリス研究の第一人者によるわかりやすい解説とテニエルの美しい挿絵で物語の魅力に楽しく迫る、決定版入門書。新装版。
2025.08.06発売予定
私小説
作家は真実の言葉で嘘をつく――。現実の私をめぐり、真実の言葉をつむぐ。第一線の表現者たちによるむき出しの物語。文庫版限定で高瀬隼子の書き下ろし短篇を収録! 解説=水上文
2025.08.06発売予定
嫌いなら呼ぶなよ
妻の親友の家に招かれた僕。バーベキューを楽しんでいると急に離婚裁判が始まり……怖すぎるのに笑えてくる〈ブラック綿矢りさ〉全開! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。解説=ふかわりょう
2025.08.06発売予定
ミーのいない朝
愛猫ミーとの出逢いと別れを通し、深い絆を描いた感涙のエッセイ。初版刊行から26年を経て、海外メディアの注目が高まり世界的なベストセラーに!不朽の名作、待望の新装版。巻末に新たなエッセイ収録。
2025.08.06発売予定
僕の私的音楽史
音楽もファッションも衝撃的だったビートルズ、映画音楽の天才バカラック、声を聴いているだけで悲しくなるニール・ヤングなど、自身の来歴と重ねながら語り尽くした珠玉のポップ・ミュージック・ガイド。
2025.08.06発売予定
H・P・ラヴクラフト
『服従』『滅ぼす』など数々の問題作を放つ《世界一センセーショナルな作家》ウエルベックが、「クトゥルフ神話」創造者であるホラー作家ラヴクラフトの生涯と作品を熱烈な偏愛で語る、衝撃のデビュー作!
2025.08.06発売予定
ニーチェ入門 永遠の言葉
永遠の哲学の巨人、ドゥルーズを始め構造主義以降の思想界への影響も絶大なニーチェの思想の核心をまとめたアンソロジー。H・マンの充実したガイドを伏し、達意の名訳で、ニヒリズムを克服する。
2025.09.08発売予定
完全版 ブラック・マシン・ミュージック 上
ポスト・フォーディズム以降のブラック・ミュージックの歴史を辿る歴史的名著。上巻はニューヨークで生まれたでディスコから、シカゴ・ハウスの隆盛までを描く。大幅な増補加筆を施した決定版。
2025.09.08発売予定
完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下
ポスト・フォーディズム以降のブラック・ミュージック史。下巻はいよいよデトロイト・テクノの誕生へ。荒廃したモータウンに響く絶望と抵抗の音楽。未来を切り開くアフロフューチャリズムの世界。
2025.09.08発売予定
洗礼ダイアリー
社会の一員として生きていくうえでの通過儀礼……そうした様々な〈洗礼〉とぶつかり合うことで生まれた衝撃が、言葉を通して胸を揺さぶる。最年少で中原中也賞を受賞した詩人がおくる初エッセイ集。
2025.09.08発売予定
ねねと秀吉 上
出世街道をひた走る豊臣秀吉を支え続け、ついには天下一の女性となる北政所・ねね。加藤清正、福島正則ら多くの武将に母と慕われたゴッドマザーの生涯を、NHK大河ドラマの脚本家が描く!
2025.09.08発売予定
ねねと秀吉 下
夫・秀吉に最期の時が迫る。信長・秀吉・家康、3人の英傑たちに天下泰平の夢を重ね、多くの子たちの「母」として戦乱の世を生きた北政所・ねねの生涯を、NHK大河ドラマの脚本家が描く!
2025.09.08発売予定
まず牛を球とします。
「私は人類を幸福にするのが仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間に気軽にめくれて味わい濃厚。サクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。文庫オリジナル・ボーナストラック付き。解説:小川哲。
2025.09.08発売予定
人類進化(仮)
私たちはいかにしてヒトになったか? 「ダンバー数」で世界的に有名な進化心理学者ロビン・ダンバーの代表作、待望の文庫化。生物学、神経科学、遺伝学…多彩な視点から人類進化の謎に迫る。
2025.09.24発売予定
雪の怪談・冬の怪
例の少ない、雪の夜、冬にまつわる怪談アンソロジー。「鳥取の蒲団の話」「眉かくしの霊」など、小泉八雲を中心に、鏡花、綺堂の文学作品から、山の遭難、実話系の話まで網羅。きっとあの話も入ってる?