河出文庫
最新刊
編集者のことば
「読み継げば、どこへだって行ける」。
知的好奇心に満ちた電車に乗り、ジャンルを超えてどこまでも旅を続けられる――そんな河出文庫。
皆さんもぜひ河出文庫という切符を手に、新しい旅に出かけてみてください。
これから出る本
2023.12.06発売予定
百人一首
恋に歓び、別れを嘆き、花鳥風月を愛で、人生の無常を憂う……歌人百人の秀歌を一首ずつ選び編まれた「百人一首」。小池昌代による現代詩訳と鑑賞で、今、新たに、百人の「言葉」と「心」を味わう。
2023.12.06発売予定
源氏物語 3
須磨・明石から京に戻った光源氏は勢力を取り戻し、栄華の頂点へ上ってゆく。藤壺の宮との不義の子が冷泉帝となり、明石の女君が女の子を出産し、上洛。六条院が落成する。「澪標」から「玉鬘」までを収録
2023.12.06発売予定
平家物語 3
平家は都を落ち果て西へさすらい、京には源氏の白旗が満ちる。しかし木曾義仲もまた義経に追われ、最期を迎える。宇治川先陣、ひよどり越え……盛者必衰の物語はいよいよ佳境を迎える。
2023.12.06発売予定
仮名手本忠臣蔵
赤穂浪士ドラマの原点であり、大星由良之助(=大石内蔵助)の忠義やお軽勘平の悲恋などでおなじみの浄瑠璃、忠臣蔵。文楽や歌舞伎で上演され続けている名作を松井今朝子の全訳で贈る、決定版現代語訳。
2023.12.06発売予定
等々力座殺人事件
歌舞伎界の名優・中村雅楽が殺人事件の謎に挑む。江戸川乱歩に見いだされた著者によるミステリ史に名を残す名推理の数々。精選の8編に加えデビュー作「車引殺人事件」原型版を書籍初収録。
2023.12.06発売予定
言の葉さやげ
『倚りかからず』の詩人・茨木のり子の代表的エッセイ集の文庫化。ことばや詩に対するみずみずしい感受性が光る。「はてなマーク」「推敲の成果」「内省」の貴重な3本を新たに増補。
2023.12.06発売予定
山窩奇談〈増補版〉
サンカの実態に最も精通した三角寛が、警視庁刑事の下で諜者を務めた小束国八からの聞き書きをまとめたもの。追加は、国八聞き書きの「元祖洋傘直し」に、法務省での貴重な講演「山窩の話」を大増補。
2023.12.06発売予定
江戸っ子の身の上
江戸っ子代表の意外な出自を語った「助六の身の上話」、明治の東京の正月の思い出話、従軍記者として赴いた日露戦争の記憶……確かな江戸の知識のもとに語る傑作随筆選。
2024.01.10発売予定
平家物語 4
破竹の勢いで平家を追う義経。屋島を落とし、壇の浦の海上を赤く染める。那須与一の扇の的、で最後の合戦が始まる。那須与一の扇の的、安徳天皇と三種の神器の行方やいかに。屈指の名作の大団円。
2024.01.10発売予定
小林一茶
誰にでもわかる言葉、細やかな心理描写……近代俳句は一茶からはじまる。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が解説を付す。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる「新しい一茶」像。
2024.01.10発売予定
江戸に欠かせぬ創作ばなし
岡本綺堂は江戸のことばとどのように向き合ったのか? 今も古びない創作論に、怪談話、貴重な寄席と芝居の記録などを収録した、綺堂の魅力満載のベストエッセイ集! 『綺堂随筆 江戸のことば』改題。
2024.01.10発売予定
楽屋の蟹
歌舞伎界の名優にして名探偵、中村雅楽が日常の謎に挑む。江戸川乱歩に見いだされた著者による味わい深い名推理の数々。直木賞受賞作「團十郎切腹事件」はじめ精選の11編を収録。
2024.01.10発売予定
ナイン・ストーリーズ
砂浜で男が少女に語る、ある魚の悲しい生態(『バナナフィッシュ日和』)、客船で天才少年に起きた出来事(『テディ』)。不確かな現実を綱渡りで生きる人々を描いた、アメリカ文学史に燦然と輝く九篇。
2024.01.10発売予定
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ
おもてに出るときは手をつないで、はなればなれにならないようにすること――人間はどう生き、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか。100か国以上で読み継がれる、珠玉のエッセイ集。