シリーズ: 
  1. 文藝

雑誌

ブンゲイ2014ネンカキゴウ

文藝 2014年夏季号

特集:人文書入門

雑誌 A5 ● 384ページ
発売日:2014.04.07

定価1,416円(本体1,287円)

×品切・重版未定

  • 【特集:人文書入門】いとうせいこう、千葉雅也、大澤真幸、小林康夫他【小説】青木淳悟、藤谷治、田口ランディ、中村文則他

  • 【特集】人文書入門

    【対談】
    小林康夫×大澤真幸
    世界と出会うための読書案内
    いとうせいこう×千葉雅也
    装置としての人文書
     ——文学と哲学の生成変化論

    【アンケート】
    わたしのオススメ「人文書」3冊
    赤坂真理/池澤春菜/絲山秋子/大橋仁/鈴木涼美/長野まゆみ/平野啓一郎/ミカエル・フェリエ/真鍋大度/水戸部功

       *  *  *

    【小説】
    青木淳悟 男一代之改革
    →松平定信——将軍になりそこねた男。そして生涯に七度も全巻を書写した源氏趣味の男

    園子温 毛深い闇
    →目が見えるようになった途端、世界は闇になった…角膜移植をした少女の夜の終わりに迫る傑作

    柳美里 サンタのおうち
    →あの日、ひかると正樹はそれぞれ、捨て猫を家族に迎えることになったのだが…

    大鋸一正 ドーナツ
    →ジュンは、女の子にも男の子にも見えた…ちょっと奇妙な〈わたしたち〉の環

    中村文則 A
    →私は戦争を、殺さず殺されもせず、やり過ごすはずだった…

    平野純 スッピヤの新しい月
    →満月の夜、人を殺し記憶を失ったスッピヤは、ブッダに出会った

    藤谷治 黙過
    →考えない、考える必要を感じない。目覚めぬまま動き回る、それが生活だ

    【新連載】
    田口ランディ 逆さに吊るされた男
    →Yさん。私は明日、Yさんが証人に立つ法廷に傍聴に行きます…今再びオウム真理教事件を問う衝撃作

    【連載小説】
    恩田陸 灰の劇場 第二回
    →もはやこの世に存在しない場所の話をしよう——

    田中康夫 33年後のなんとなく、クリスタル 第三回
    →50代になった「なんクリ」の主人公・由利たちの目に映る現代の日本とは!?

    町田康 ギケイキ 第五回
    →はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪。私の名は……町田節炸裂の新『義経記』

    岸本佐知子=編・訳
    コドモノセカイ 第二回 ラモーナ・オースベル「引き出し」
    →子供にまつわる、誰も読んだことのない暗くて奇妙な小説を紹介する翻訳シリーズ

       *  *  *

    【連載】
    生命と言葉の根源へと向かう新たなる思考
    若松英輔
    [評論]愛しみの哲学
    ——第三章 隠された悲しみ

    あの時の出来事は、我々に何を刻印したのか?「本」を巡る新たなる考察
    神山修一
    [書評カレンダー]あの日からのこと
    ——第十一回 穢れのまっただ中で生きるぼくらの…

    【BOOK REVIEW】
    池澤夏樹『アトミック・ボックス』野崎歓
    中原清一郎『カノン』中条省平
    辻原登『寂しい丘で狩りをする』藤野可織
    仙田学『盗まれた遺書』雪舟えま
    向井豊昭『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』池田雄一

著者

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