シリーズ: 
  1. 文藝

雑誌

ブンゲイ2019ネントウキゴウ

文藝 2019年冬季号

雑誌 A5 ● 536ページ
ISBN:978-4-309-97985-4 ● Cコード:
発売日:2019.10.07(予定)

予価1,458円(本体1,350円)

※未刊

  • 第56回文藝賞発表。受賞作:宇佐見りん「かか」、遠野遥「改良」/特集「詩(うた)・ラップ・ことば」対談:いとうせいこう×町田康





    第56回文藝賞発表
    選考委員:磯崎憲一郎、斎藤美奈子、町田康、村田沙耶香

    〈受賞作〉

    ◎宇佐見りん「かか」

    かか、かか、憎いくらいかあいそうなかか。
    うーちゃんが救ってあげるかんね。


    19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになってしまった。脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位――自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある祈りを抱え、熊野へと旅立つ――。

    20歳の野性味あふれる感性が生み出す、独特の語り。
    人が人として生まれ生きることの核心に立ち向かった、痛切な愛と自立の物語。

    ◎「改良」遠野遥

    どうして、私は美しくないのだろう。
    女の格好をして、私はなぜ美しくなりたいのだろう。


    お気に入りのウイッグ、ニット、スカートを身につけ、「美しく」なるためのメイクに勤しむ大学生の私。メイクが上達してゆくにつれ、ある欲望が芽生える。このまま外に出ても男だとわからないのではないか? コールセンターのバイト仲間のつくねと、いつも指名するデリヘル嬢のカオリ――希薄な人間関係にすがりながら、美への執着心の果てにもたらされた暴力とは……。

    冷徹な文体で、現代を生きる個人の孤独の淵を描き出す。
    男であること、そして女であることを決めるのは何か? 新世代のダーク・ロマン、誕生。


    〈特集〉
    詩(うた)・ラップ・ことば
    対談:いとうせいこう×町田康

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