KAWADEムック

ケンドリックラマー

ケンドリック・ラマー

世界が熱狂する、ヒップホップの到達点

河出書房新社編集部

ムック A5 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-98004-1 ● Cコード:9473
発売日:2020.03.27

定価1,430円(本体1,300円)

×品切

  • インナー・シティの矛盾と救済を複雑に織り込んだリリックや、ジャズやファンクなどを積極的に摂取した革新的な楽曲で全世界から圧倒的な支持を集める稀代のラッパーに迫る総特集。

    日本で活躍するラッパーは、ケンドリック・ラマーをどのように聴き、何を感じているのか?
    日本語ラップ・シーンで活躍する8名のラッパー――Awich、C.O.S.A.、Kamui、OMSB、Moment Joon、DyyPRIDE、KOJOE、仙人掌――へのインタビューを掲載!

  • 【目次】

    [日本語ラップとの交差点/Interview]
    Awich  自分を掘り下げた先にある、調和の響き
    C.O.S.A.  “善良さ”をラップする
    Kamui  拠り所なき時代と、生を肯定する音楽
    OMSB  ケンドリはすごいからすごい
    Moment Joon  断絶したルーツの先で響く歌
    DyyPRIDE  資本主義世界を生きる奴隷の、新たな霊歌
    KOJOE  ブラインドスポットを多彩に掴む、パーフェクトなハーモニー
    仙人掌  世界の“声”に寄り添うヒップホップの力
    ――取材・構成=二木信、彫真悟、渡辺志保

    [ラップ・ミュージックの現場/Live And Direct]
    渡辺志保  USラップ、2020年の現在地
    奥田翔  ケンドリック・ラマーの半径5メートル
    ヨシダアカネ  ラップ・ファンタジーの新たな地平

    [ケンドリック・ラマーのエレメンツ/Elements of Kendrick Lamar]
    塚田桂子  ギャングスタ・ラップとは何か?――その系譜と精神性
    imdkm  フロウとペルソナ――ケンドリック・ラマーにおける(複数の)フロウ
    長澤唯史  ケンドリック・ラマーと内省のアメリカ文学

    [人物評伝/Biography]
    African American Cutural Legends
    ――押野素子、木村久、Jeremy Harley、塚田桂子、冨永有里

    [サウンドの軌跡/Disc Guide]
    Genaktion  Section.80
    塚田桂子  good kid, m.A.A.d city
    吉田雅史  To Pimp A Butterfiy
    Kaz Skellington(渡邉航光)  untitled unmastered.
    押野素子  DAMN.

    [ブックガイド/Book Guide]
    Riverside Reading Club  BOOK GIVES YOU CHOICES

    [論考/Critique]
    野田努  2015年という記念すべき年、その光と闇
    磯部涼  彼は誰を「ぶっ殺し」たのか――ケンドリック・ラマーのラップ・シーンにおける立ち位置
    山下壮起  ギャングスタ・コンシャスネス――解放された世界へのアナムネーシス
    マニュエル・ヤン キング・クンタのたましいとはいったいなにか?

    ディスコグラフィ/Discgraphy
    ――小林雅明

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