河出書房新社
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2008.11.20更新
長野まゆみ デビュー20周年特集
『改造版 少年アリス』特設ページ http://www.kawade.co.jp/shonen-alice//
文庫・新書
新学期
長野 まゆみ 著
定価495円(本体450円)
○在庫あり
三日月少年の秘密
夏の夜届いた《少年電気曲馬団》への招待状に誘われ、ぼくは遊覧船でお台場へ。船は知らぬまに“日付変更線”を超え、出会った少年と二人、時をスリップしてしまう……空中電氣式人形の秘密が今明らかに!
△3週間~
コドモノクニ
きっとあしたはもっといいことがある、みんながそう信じていた時代の子どもの日常です(長野まゆみ)。――二十一世紀になるまであと三十一年。その年、マボちゃんは十一歳。懐かしさあふれる連作小説集。
猫道楽
定価605円(本体550円)
新世界 5th
定価429円(本体390円)
新世界 4th
新世界 3rd
新世界 2nd
政府からの指令を受け、ミンクを収容施設から連れ出そうと試みるシュイ。謎の物質ゼルをめぐる争いは、ますます混迷を深めていくが……? 本格的に動き出す物語。巻末にロング・インタヴュー(前篇)付。
新世界 1st
兄さん、ぼくはいつから独りなんだろう。太陽から二億三千万キロ離れた夏星(シアシン)。謎の物質“ゼル”をめぐる闘いのなか、“永い眠り人”はふたたび目醒めるか。全五巻で贈る巨篇ファンタジー!
×品切
天球儀文庫
星の名前を教えてくれる宵里は、いつもアビを魅了する。秋の新学期から夏期休暇まで、二人が過ごした美しい日々と、不思議な出来事の数々。幻の初期作品四篇が一冊になった!
賢治先生
少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇のなかを疾ります……ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。旅の途中で二人と乗り合わせた宮沢賢治。少年たちとの蒼白い銀河交流の行方は?
×品切・重版未定
兄弟天気図
ぼくは三人兄弟の末っ子。ちィ坊と呼んでぼくをからかう姉さんと兄さんの間には、六歳で死んだ、もう一人の兄さんが居た。キリリンコロンの音とともに現れる兄さんそっくりの少年は誰?
夏帽子
先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね……紺野先生は臨時の理科教師。白い夏帽子に旅行鞄。行く先々の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、不思議な世界をかいま見る。傑作、文庫化!
定価484円(本体440円)
雨更紗
夏越しの雨に濡れる児手山の屋敷。哉と伶という二人の人格を揺れ動く少年をめぐって明滅する百鬼夜行。徘徊するのは幽霊か、それとも狂者たちの妄想なのか? 揺れ動く魂の交流を描いた珠玉作。
定価440円(本体400円)
夏至南風
海から吹いてくる夏至南風は、少年の死体を運んでくるのか? 〈海岸ホテル〉に、岷浮の街にうごめくみだらな少年たちのネットワーク。その夏、碧夏はどこに連れ去られ彼の身に何が起こったのか?
行ってみたいな、童話の国
銀木犀
銀木犀の茂みの中には、ちょうど少年ひとりが身を屈めて休むことができる隠れ処があった――樹木におおわれた古い庭に通う燈水のまえに現れた少年は誰? 『カンパネルラ』の別バージョン!
定価407円(本体370円)
テレヴィジョン・シティ 上
パパとママが住むという〈碧い惑星〉を信じ、ビルディングからの脱出を夢みるアナナス人。美しいすみれ色の眼をもつ同室のイーイーは何者なのか? 出口をもとめ、広大な迷路をひた走る二人が見たものは?
定価660円(本体600円)
テレヴィジョン・シティ 下
遊覧旅行
月の船、流星のささやき、楽園の島――旅の途上で出逢った、街、人、夢の数々。空想の船に乗って、京都・大阪・神戸をゆく、魅惑の幻想旅行記。JR西日本「三都物語」キャンペーン連載。
定価427円(本体388円)
学校ともだち
第六学級B組でのあたらしい学年を記念して、オヅ先生の提案で始められた学級日誌。終わりゆく世界のなかで、たがいに傷つけあい、いやしあう学校ともだちの一年間を、彼ら自身のことばで綴る珠玉作。
定価481円(本体437円)
夜間飛行
月はもう沈み、夜空には満天の星が燦めき、海には星の光が静かに映っていたのだけれど、突然、ぼくたちの眼の前で、海面がせり上がり、檸檬色の潜水艇が現れた。ぼくたちはそれに乗り込んだが……。
定価470円(本体427円)
綺羅星波止場
定価473円(本体430円)
螺子式少年
行方不明の野茨を探して、百合彦と葡萄丸は《仔犬座サーカス団》を訪ねた。そこには野茨そっくりの少年はいたが……。近未来世界にくり広げられる、サスペンス・ファンタジーの傑作。
宇宙百貨活劇
ぼくとロビンの二人は双子。青い鳥郵便公社の角をまがってぼくたちがやってきたのは、ラヂオ星探偵社。ぼくたちが探してもらいたいものは……。文庫オリジナル作品。「ことばのブリキ罐」併録。
聖月夜
あのL・キャロルの不思議の国で、少年アリスが活躍する「少年アリス三月うさぎのお茶会へ行く」の他、珠玉のクリスマス・ストーリー三篇を収録した、聖夜の夢を美しく奏でる忘れられない物語集!
天体議会
自動人形(オートマータ)と噂される謎の少年との出会いと別れ。彼方にきらめく南の光を求め、旅立ってゆこうとする星の少年たちの孤独を描いた、長野まゆみの“星の王子さま”――。
定価528円(本体480円)
夏至祭
ぼくはどうしても失くした羅針盤を探し出したいのさ――。半夏生の夜まで、あと二週間、集会はその夜に開かれるのに、会場の入口を見つけるための羅針盤を落としてしまった――。好評の文庫オリジナル。
夏期休暇
「きっと、兄はあの帽子を持って来てくれる」 千波矢が初めて兄の幻影と出逢ったのは、一羽の鳶の比翼が岬の空家の庭から帽子を舞い上げた夏の一日だった。空家に住み始めた少年や仔犬との交流を描く。
定価517円(本体470円)
カンパネルラ
「兄さん、あの署名、――あれはどう云う意味。自分の名前を記せばいゝのに」。緑に深く埋もれた祖父の家で、ひとり療養する兄の夏織。気怠い夏の空気の中、弟の柊一は兄の隠れ処を探して川を遡っていく。
定価418円(本体380円)
魚たちの離宮
夏のはじめから寝ついている友人の夏宿を、市郎は見舞いに訪れた。夏宿を愛する弟の弥彦。謎のピアノ教師・諒。盂蘭盆の四日間、幽霊が出ると噂される古い屋敷にさまよう魂と少年たちとの交感を描く。
夜啼く鳥は夢を見た
子供たちが沈んでいる、と云われる美しい沼のほとりに建つ一軒の家。そこで祖母と二人きりで暮らしている従兄の草一を、紅於と頬白鳥の兄弟が訪れる。沼の底へ消えた少年たちの愛を描く水紅色の物語。
三日月少年漂流記
博物館に展示されていた三日月少年が消えた。精巧な自動人形は盗まれたのか、自ら逃亡したのか? 三日月少年を探しに始発電車に乗り込んだ水蓮と銅貨の不思議な冒険を描く、幻の文庫オリジナル作品。
野ばら
少年の夢が匂う、白い野ばら咲く庭。そこには銀色と黒蜜糖という二匹の美しい猫がすんでいた。その猫たちと同じ名前を持つ二人の少年をめぐって繰り広げられる、真夏の夜のフェアリー・テール。
少年アリス
定価616円(本体560円)