河出書房新社
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2008.11.20更新
長野まゆみ デビュー20周年特集
『改造版 少年アリス』特設ページ http://www.kawade.co.jp/shonen-alice//
日本文学
ことばのブリキ罐
長野 まゆみ 著
螢星、サルトリイバラ、鯨山、十字石、鉱石ラヂオ……ことばの万華鏡・長野まゆみワールドのエッセンスとなる美しい単語を、著者が厳選して解説し、イラストをつけた、究極のことば辞典!
定価1,320円(本体1,200円)
×品切・重版未定
夜啼く鳥は夢を見た
少年は夢見るように微笑みながら沼の中へと消えた……従兄の草一を訪ねた紅於と頬白鳥の兄弟。彼らの瑠璃色の愛を描いた初期傑作! カラーイラスト入りオリジナル単行本を、新装版で復刻。
お菓子手帖
金花糖、動物ヨーチ、クリーム玉、地球モナカ……時代を彩る駄菓子から、エキゾチックな洋菓子、伝統の和菓子まで、ナガノマユミの自伝小説にもなっている、お菓子でできた甘く懐かしい物語。
定価1,430円(本体1,300円)
△3週間~
改造版 少年アリス
夜の学校へ行ってごらん。今夜も少年たちが、夜空に星をぬいつけているよ……。あの名作が、ラストを含め全篇改造され、新たに生まれ変わった! 自筆イラスト入りで読むアリスと蜜蜂の物語。
×品切
時の旅人
日付変更線を超えて、ぼくたちは出会う……ぼくの名前は千束真帆。明治43年生まれの13歳。長野まゆみが贈る時空活劇浪漫!
定価1,100円(本体1,000円)
三日月少年の秘密
空中電氣式人形諸君。架空線の上を疾走し、世界一のタワアに登れ! 勝鬨橋から遊船に乗り込んだぼくは、工事中の東京タワーを目撃する。時を超え、帝都の夜を駆ける、発火式ファンタジー。
コドモノクニ
逃げ出した小鳥のピッピ。迷い込んできた九官鳥のQちゃん。冬じゅう詰め襟の袖口から濃緑色のセーターをのぞかせていた同級生の浦くん……。記憶の宝石箱からとりだした“わたし”の物語。
定価1,210円(本体1,100円)
猫道楽
<猫飼亭>という風変わりな屋号。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を遣う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、<猫>にされてしまう……。極楽へ誘う傑作!
千年王子
ワールドツアー後の新学期。教官の人気ランキングの最下位は今年もおなじ人物。ぼくらは彼をシンヤと呼び捨てにする。あやまって彼のプログラムをヒットしたぼくは……。
超少年
「きみは王子なんだ」ピエロと名乗る3人の少年はこう言った。スワンの兄はハイパーフットボールのスター選手。兄の留守中、行方不明の王子と間違えられたのはなぜ? 待望のファンタジー!
○在庫あり
新世界 5th.
シュイが躰の中へチュウブをさしこまれ目を醒ました頃ジャウは拘束されていた。ゼルは何処に?ラシートの真の後継者は? 最期の闘いの中、今“永い眠り人”が目を醒ます。感動の完結篇!
新世界 4th.
もう二度とこの躰を、医療局(オス)に使わせたりしない――マザーワートの支配を目論む“その女”とは誰か? シュイの身代わりとなったジャウの運命は? 待望の巨編クライマックス突入。
定価1,045円(本体950円)
水迷宮 瀧の巻
その因果、私に引き受けさせてください――水天女の怒りにふれ、異形の身となった者たち。受け継がれゆく因果を絶ち切ることはできるのか? 少年たちが織なす転生の物語。シリーズ完結編!
水迷宮 汪の巻
16になったばかりの少年是清は、千潮姫を追って、水天宮のある浮島へ向かう。閉ざされた闇の中、姫と枕をかわし、妻にすると誓うのだが――宿世に沈みゆく少年の物語。
新世界 3rd.
イオの放った紡錘(スピン)の直撃を受けて意識を失ったシュイが目を醒ました時、彼は何も覚えていなかった。死を望むシュイに、なぜ死を選ぶことは許されないのか? 衝撃の第3部。
新世界 2nd.
ソレンセンの一方的な指示にしたがい、シュイはミンクを収容施設から連れ出そうと試みるが、失敗に終わる。消えたミンクと謎の物質ゼルをめぐる種族間の争いは、いよいよ混迷を深める――。
定価1,046円(本体951円)
児童書
ものがたりうむ
兄弟天気図
ぼくは3人兄弟の末っ子。ちィ坊と呼んでぼくをからかう姉さんと兄さんの間には、6歳で死んだ、もう1人の兄さんが居た。キリリンコロンの音とともに現れる兄さんそっくりの少年は誰?
定価939円(本体854円)
新世界 1st.
“永い眠り人”であった彼らがふたたび目醒める時が訪れようとしていた――イオの手に残された謎の固まり“ゼル”。ゼルを狙う少年ハルとイオの兄シュイは、いったい何の目的で争うのか?
賢治先生
きみは、どこから来たの? これからどこへ行くの? やうく思ひだしてごらん――。白くけぶる銀河のはじまり。凍った星の降る教室。ジョバンナとカムパネッラと少年たちの、発光する物語。
新学期
今宵、ぼくだけの兄になって呉れますか――兄の都合で転校した少年史生が、転校先で出会った2人の不思議な少年との出会いと交流を、過ぎてゆく季節を背景に美しく描いた傑作書き下ろし中篇。
八月六日上々天氣
昭和20年8月6日。広島の空は、雲ひとつない快晴だった――。暗い時代に運ばれゆく女学生珠貴とその従弟の史郎の運命と、生活を色どるささやかな幸福を描く中篇力作。
銀河電燈譜
妹・としの魂を求め花巻駅を旅立った賢治の心の旅を降霊感覚で描く。賢治と妹の魂、死者たちの兄妹の因果を、銀河鉄道に同乗した一人の少年にチャネリングした、異色最高作!
定価1,282円(本体1,165円)
雪花草子
鬼が哄い、女狐が笑う怪異の夜々。姫が乱れ、法師が嬲る幽玄の舞い。少年たちのみだらな行為が淫靡に光る、大人のための残酷おとぎ草子! 「白薇童子」「鬼茨」「蛍火夜話」の3篇収録。
雨更紗
夏越しの雨に濡れる児手山の屋敷。哉と伶という二人の人格を揺れ動く少年をめぐって明滅する百鬼夜行。徘徊するのは幽霊か、それとも狂者たちの妄想なのか?
定価1,175円(本体1,068円)
都づくし旅物語 京都・大阪・神戸の旅
いつか旅立つ妖しのニッポンへ、かつて旅した懐かしの三都へ――。JR西日本の「三都物語」の広報誌、Hanakoの広告に連載された、旅に新たな魅力を発見する短篇小説集。
行ってみたいな、童話の国
この物語、本当は子どもたちに聞かせるような話ではないのです……。「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」の世界を残酷に旅する、笑いと官能の、大人のための童話集。
夏至南風
海から吹いてくる夏至南風は、少年の死体を運んでくるのか? 《海岸ホテル》に、岷浮の街にうごめくみだらな少年たちのネットワーク。孤独な夏の終わりまでを官能的に描く。
三月うさぎのグリーティング・コレクション
クリスマスの朝に
クリスマス休暇を前にした女の子マティの悩みは、黒うさぎを旅行に連れて行けないこと――。不思議なおじさんと家族の肖像を描くかわいいイラストたくさんのクリスマス絵本。
テレヴィジョン・シティ 上
〈環の星〉の巨大なビルディング。パパとママが住む碧い惑星に憧れるアナナスは、立入禁止のゾーン・ブルゥからの脱出を試みるのだが――。終末へ向かう世界を描く衝撃の長篇。
定価1,602円(本体1,456円)
テレヴィジョン・シティ 下
長野まゆみワールドにちりばめられた言葉の宝石たち。乗り物、食べ物、鉱物、植物など、とっておきのコトバたちの秘密を明かす長野ファン必読の不思議の国の辞典。
少年アリス三月うさぎのお茶会へ行く
白うさぎを追って迷い込んだ森で、アリスは不思議なお茶会に出会う物語&あのL・キャロルの不思議の国で少年アリスが大活躍。イラストで出来たギフト・ブック。
定価1,068円(本体971円)
仔犬の気持ち
パパがもらって来てくれた仔犬は、ぼくのお気に入り。でも兄さんは――。仔犬をめぐる心暖まる愛の物語と、美しいイラストが織りなすギフト・ブック。
星降る夜のクリスマス
降りしきる星とともに、サンタが降りてきそうな聖夜。ミランは百貨店の前でママを待つ間に出会った少年と、夜の移動遊園地へ迷い込む――。夢見るようなクリスマス・ストーリー。
天体議会 プラネット・ブルー
自動人形(オートマータ)と噂される謎の少年との出会いと別れ。彼方にきらめく南の光を求め旅立ってゆこうとする少年たちの孤独を描いた、人気作家のスペース・ファンタジー。
魚たちの離宮
迎え火は兄さんのために、送り火はぼくらのために――。池の畔に幽霊が出ると噂される古めかしい屋敷を訪れた市郎の見たものは。不可思議なイメージで描き出す新感覚怪談。
この美しい沼には子供たちが沈んでいる――。畏るべき少年たちを水紅色の愛へ誘う夜の世界を、著者自筆のカラーイラスト入りで、より幻想的に描いた、メルヘン新世界。
野ばら
少年の夢が匂う白い野ばら咲く庭、そこには銀色と黒蜜糖――2匹の猫が住んでいた。文藝賞作家が、『少年アリス』に続いて贈る真夏の夜のフェアリー・テール。
少年アリス
夜の学校に現れた迷いの園。季節の交代を象徴する銀の実をめぐり、鳥と人とが不可思議な幻想劇を繰り広げる。メルヘンの時代の到来を予感させるロングセラー。