単行本 46 ● 228ページ
ISBN:978-4-309-27907-7 ● Cコード:0075
発売日:2017.12.22
定価1,650円(本体1,500円)
×品切・重版未定
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ワールドカップとチャンピオンズリーグを頂点として一つに統合されてゆくフットボール世界。地球全体を覆う巨大市場と化し、パワーゲームの舞台でもあるその現在と未来を俯瞰的に描く。
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【目次】
プロローグ 「プラネット・フットボール」
第1章 FIFAゲートとワールドカップの未来
1-1 FIFAゲートの勃発
1-2 すべては2010年12月2日に始まった
1-3 なぜプラティニは失脚したのか
1-4 FIFA新会長インファンティーノ
1-5 拡大するワールドカップが担うもの
1-6 グローバル化の最先端はクラブサッカー
第2章 クラブ資本のグローバル化
2-1 ミランとインテル、中国資本の傘下に
2-2 EU外資本がグローバル化を加速する
2-3 北米資本はプレミアリーグとMLSの連合を夢見る
2-4 アブラモヴィッチとリボロフレフ
2-5 ガスプロムとゼニトが担うロシアのエネルギー政策
2-6 カタール、アブダビのソフトパワーを担うPSGとマンC
2-7 習近平が推進する国策としてのサッカー振興
2-8 蘇寧グループの野望
第3章 クラブ市場のグローバル化
3-1 R・マドリーは世界最強のスポーツエンタメ企業
3-2 メガクラブの競争力を左右するグローバル市場
3-3 グローバル市場の鍵を握るテクニカルスポンサー
3-4 ブランド戦略でグローバル市場拡大を目指すユヴェントス
3-5 グローバルとローカルへの二極化
第4章 グローバル化の歪み――膨張する移籍市場と債券化するサッカー選手
4-1 移籍市場混迷の象徴としてのネイマール移籍トラブル
4-2 移籍市場から利益を吸い上げる「第三者」
4-3 投資ファンドの起源と広がり
4-4 代理人ビジネスの変化:エージェントからブローカーへ
4-5 スーパー代理人ジョルジュ・メンデス
4-6 移籍市場そのもののグローバル化
4-7 もうひとつの歪み:オンラインベッティングと八百長
第5章 サポーターの現在と未来
5-1 ゴール裏の数千人とTVの前の数億人
5-2 ウルトラスと暴力、そして極右とのつながり
5-3 ゼニトとアスレティック・ビルバオ、2つの民族主義
5-4 プーチンに政治利用されるロシアのウルトラス
エピローグ
あとがき
著者
片野 道郎 (カタノ ミチオ)
ジャーナリスト、翻訳家。1962年仙台市生まれ。イタリア在住。海外サッカー専門誌等で欧州サッカーの魅力を多角的に伝えている。『モウリーニョの流儀』『それでも世界はサッカーとともに回り続ける』ほか。
読者の声
とても読みごたえがありました! (新井隆之 さん/43歳 男性)
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