河出文庫 ● 264ページ
ISBN:978-4-309-40004-4 ● Cコード:0193
発売日:1980.08.04
定価427円(本体388円)
×品切・重版未定
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時は中世、応仁の乱たけなわの頃、人肉を食らい犯した女を殺し悪逆の限りをつくして生きる<鮫>の前に現われた蓮如上人の娘、見玉尼――宗教と政治の相剋を通して、人間の極限を描いた文藝賞受賞の力作!
読者の声
文藝賞受賞作です。
高校生(?)のときに読んで,映画も見て,ずっと気にかかっていました。
最近,Kawade Paperbacks版をAmazonで購入して再読しました。レビューはAmazonに書きました。
作者は高橋和巳と同時代の人ですね。河出書房新社での扱いはずいぶん違いますが。
『鮫』はそんじょそこらの時代小説にない傑作です。続編に『無明』があります。未完の『華厳』もあるようです。著作集を出すのは無理でも,『鮫-無明-華厳』で一冊つくっていただけるとうれしいです。
たぶん,団塊の世代は買うのではないかと思います。できれば少し大きい文字で。
(Peter-John さん/70歳 男性)
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