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単行本

ドワスレヲチャンスニカエルオモイダスチカラ

ど忘れをチャンスに変える思い出す力

記憶脳からアウトプット脳へ!

茂木 健一郎

単行本 46 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-24918-6 ● Cコード:0030
発売日:2019.07.12

定価1,430円(本体1,300円)

×品切・重版未定

  • 記憶力がいい=頭がいい、IQが高い=長期記憶の量が多いは間違いだった! 情報過多の現代、脳の記憶回路と創造性に不可欠なパワー「思い出す力」のすべて。著者実践の新しい脳の使い方。

    僕が実践している、新しい脳活用法です!
                            −—茂木健一郎

    「うーん。あれだよ、あれ」
    人の名前や商品のネーミングなど、知っているはずなのに出てこない。こんな「ど忘れ」を経験したことはありませんか。
    ど忘れするたび、「記憶力が悪いから……」「老化が始まった……」などと落ち込む人もいるかもしれません。
    でも、安心してください。ど忘れはよくあること。決してネガティブなことではありません。むしろ、ど忘れは“チャンス”なのです。

    この本のテーマは、「思い出す力」を取り戻し、強化すること。
    「思い出す力」を鍛えれば、ど忘れしたとしても「そうだ、あれだ!」と思い出せるようになります。でもこの本は、そんな脳の健康維持だけを目指しているのではありません。
    AI(人工知能)が本格的に普及していく今、「思い出す力」を強化することは、あなた自身が結果を出すために必要な「新しい脳の使い方」なのです。

    もともと人間の記憶には、「覚える」「保存する」「思い出す」という3つのプロセスがあります。従来の知識偏重社会では、このうちの「覚える」「保存する」に特化する傾向にあり、インプット重視で、知識量が多い人が「頭がいい」と言われ、各方面で重宝されていました。しかしそれは、AI以前の話。
    情報や知識をインプットする量では、人間はもはやAIに太刀打ちすることができません。「覚える」「保存する」だけでは限界があり、「思い出す」ことを取り入れてこそ、あなたの個性を発揮して、仕事や勉強、そして人生を充実させることができるようになるのです。
    意外に思うかもしれませんが、思い出すことは「アウトプット」です。
    「インプット」するだけでは、情報は単なる情報のままですが、何度も思い出して、自分の生活の中で役立てることにより、情報は「知恵」に変わります。
    また脳が思い出そうとしている時に使う回路は、脳が新しいものを創造する時に使う回路と共通しています。思い出す回路を強化することにより、クリエイティブになれるのです。
    本書は、思い出すという行為が、過去をなつかしんだり、ノスタルジーに浸るためのものではなく、非常に創造的な行為であること。そして従来の「暗記・記憶=インプット」偏重の脳から「アウトプット脳」に変えることが、これからの時代を生きるために必要なことを明らかにしていきます。
    思い出す力を強化するのは、そんなに難しいことではありません。毎日の生活の中でほんの少しの時間、意識するだけで十分です。もっと言えば、ボーッとするだけでも効果があります。
    本書では、ほかにも思い出す力を高めるための効果的な方法や、誰もがすぐにできるアクションをふんだんに紹介しています。
    あなたの脳を、「アウトプット脳」に変えていきましょう!

著者

茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)

脳科学者。著書に『脳と仮想』(小林秀雄賞)『今、 ここからすへ?ての場所へ』(桑原武夫学芸賞) 『最高の結果を引き出す質問力』『脳リミットのはす?し方』『ど忘れをチャンスに変える思い出す力』など。

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